LCC

これからの介護では
ＬＣＣ（Low Cost Care）が増えると考えています

先述の通り、
LCCといえばローコストキャリアのことで
低価格飛行機会社の総称です

飛行機に求めるものは多種多様だった時代から
「移動」と言う目的が絞られることで
居住環境やアメニテイ、付帯サービスが
オプションまたは削減されているというもんです

特に介護施設で求められるもの…
これを絞り込めばＬＣＣは可能なのでは無いでしょうか？
介護保険制度となり選択と契約という「自立型」という中で
動くべき制度が「依存型」になってる部分も意識を変えなくては
ならないのではないでしょうか

”在宅介護は難しい、だから介護施設”

その施設のケア全般の特徴なんか全く気にしないというケースも
増えています
であればＬＣＣというものが誕生しても良いかと思います

個室特養から多床室への振り返し
本人が共同生活が嫌でないなら多床室も良いのではないでしょうか
ニュアンスは違うかもしれませんが
飛行機内を全室個室化…無いですよね

飛行機滞在時間と費用を見て選ぶのは利用者
同様に介護施設も滞在期間と費用を見て選べるには
今以上なローコストが求められるからです

当然のことですが
安かろう、悪かろうでは選ばれませんし
最低限な「安全」「人権」を保守さえしていれば
・少々狭い面積な環境でも良いです
・急変時対応は自然に寿命と考え延命は不要です
・最低限ケアなのでリスク対処も必要最低限（≒在宅介護）　などなど

こうした内容できちんと説明同意が行なわれば
ニーズはあると思います
事実、社会的入院が可能な事業所では似たような説明をしているとも
聞きます

ＨＣＣハイコストケアにばかり向いている今の日本のケアの現状
ＬＣＣならどこまで許容できるかというのもアンケートや
意見募集で行なって良い時期ではないでしょうか