梅にうぐいす

”うぐいすのさえずり”

選択と集中

2010年10月14日 | さえずり
2012年、同時改定の時期に向けて考え方の代表となり
よく耳にするであろうが「選択と集中」

「地域包括ケア」はサービスの具現性を表す言葉ですが
選択と集中は財源に関するリミットあるシーンで出て来ます

介護予防含めてサービスの裾野を拡げたつけが廻ってきた感である
確かに軽度者へのサービス提供が行なえる国なんて例を見ません
ただ全てに必要かと問われると個人的にはNoです


保険は必要な際に使うものという原点を考えれば整理しやすい

自動車保険や生命保険にも必ず免責と考え方がある
ちょっとしたことまで保険対応、支払していると
その保険会社は破綻します

介護保険にも免責(≒軽度)が必要な気がします
ここで軽度とすると保険制度の認定がすぐに浮かびますが
それとは分けて考えていくものとも思います

ケアマネジャーも
打ち出の小槌のごとくプランにサービスを組み込みますが
その財源は永遠ではありません
利用者の金銭状況を把握すると同様に国における財政を
同じように考えていけば不要なサービスは減るかと思います

選択と集中
これは囲い込みが一番利便性が上がる
分散させるとどうしてもフィーがあがります
商店街が下降線をたどり、大型SPが賑わうのと同じ感覚があります
マンション内に介護施設などが併設
1階は診療所やデイケア、配食サービス、歯科などなどから
スーパー
オフィス棟には警備会社や司法書士などが居る

高齢社会に必要なインフォーマル、フォーマルなサービスを集中させる
選ぶのは利用者である
こうした環境がなぜ造れないのか??
昨日書いた、横出しサービスももっと増えていくべきです

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老健は地域のケアの中心であるために
関係機関と連携を図り
入所、短期、通所のみのサービスで終わらず
他社サービスを組み入れたケアプランを作れるようにしないといけない
退所後は居宅や場合によって地域包括Cだったりしますが
そこへ丸投げするのであれば、入所時と一緒です

セカンドオピニオン的な在宅プランを提案することをしても良いのでは?
カンファレンスや退所時前云々も大切ですが
実行力を有するプラン作成
有言実行なイメージできる提案が求められます

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老健からの訪問
老健を基点にして、訪問リハビリや訪問介護
こうした流れが将来的には増えていかなければと
地域事業を行なってる中で感じます
人員基準以上のスタッフが居る場合は
こうした地域への訪問という事業を行なうことで
本人たちのスキルも上がり、キャリアパスにも適した教材と為り得ます

多忙や人手不足ばかり嘆いていると
他の介護サービスとの差が開くばかりです

施設で働くスタッフが要介護者等といわれる方以外の地域高齢者との交流
まずはこれから始めていければと考えています

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