「思ひ出」はベタなので、こいつだ!
鈴木常吉 - 石
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昨晩のチュー太郎での出来事だ。
二夜連続で同級生である校長が来た。
彼が、このままだとホントに危ないと医者に言われ、一大決心をして煙草をやめてから50日余り。
まだ嫌な感じの咳をしている。
どこか寂しげなのが、ちと気に掛かる。
まあ人間、黄昏れてくりゃあ色々あるわな。
最初にかけたフィービー・スノウがその空間にマッチしていた。
軽いタッチのボーカルが気分だ。
Phoebe Snow | |
クリエーター情報なし | |
The Right Stuff |
よし、じゃあ次は鈴木常吉でいくか。
CDをスタンバイして、再生終了を待つ。
これは、過日ご本人から直接買ったもの。
ぜいご | |
クリエーター情報なし | |
しゃぼん玉レコード |
そこへ一見さんがお二人来店。
相前後して校長が帰るという。
校長の為に準備したのだけれど、「聴いて帰れ」というのも変だし、送り出した後、折角だからとそのままかける。
普段は大抵jazzの類いを軽く流しているので、異色のBGMなのだけれど、昨晩は気分だった。
(まあ、それは私だけのことなのだろうけど)
若いのに凄く礼儀正しい感じのその二人の青年は1時間ほどの間にカクテルを2杯ずつ飲んで帰った。
帰りがけに、「この前、貸し切りのときにきた者です」と打ち明けられる。
先月のチューパルのときのことだとすぐに思い出した。
非礼を詫びると、「いえ、でも前からずっとこの店が気になってたもので」と。
最近、ポツリポツリこういう若者がやってくる。
繁華街からかなり離れた辺鄙な住宅地で、頑固に「変わった店」をやってるので、「チュー太郎」は全然流行らない場末のバーなのである。
おまけに店主がそろそろ還暦を視野に入れようかというロートルときたもんだ。
自分が若い頃は、これでもほぼ同年代の個性的な若者がそこそこ集まる店だったんだけど、6年もサボったツケもあり、その頃の常連さんのほとんどは来なくなった。
みんな歳食って家庭に埋没する年代でもあるしね。
ならば、新たな年代のお客さんとロートルバーテンダーの図式に移行してゆく必要があると思っている。
それがどうやら少しずつは進行しているようだ。
うん、この緩やかな流れが好ましい。
若い人向けに次はボブ・ディランだと決めて(全然若者向けじゃないって?)、準備したのがこれ。
欲望 | |
クリエーター情報なし | |
Sony Music Direct |
私が大学の2年か3年の春休み(ちょうど今頃)に繰り返し聴いたアルバムで、最近CDでも買った。
(まあ、昨日はipodを繫いで流したのだけれど)
実はこれも、かける直前にその青年達が帰ったので、独りで聴いたというね、そんな夜さ、昨晩は。
そこへLINEの電話がかかる。
見れば発信主は、昔のガールフレンドだ。
しかし、出ようとすると直ぐ切れた。
今は県外に住んでいるその彼女は、たまに忘れた頃にLINEでとりとめの無いメッセージを送ってくる。
それが昨晩は電話だったのでこちらからかけ直してみた。
出ない。
暫くして、「なあに?」というメッセージが。
「おまえからかけてきたんやろが」
と返す。
すると、「え、そーお」と。
その後なしのつぶて。
それが、自室に帰って暫くするとまたそいつから電話が。
見ると、「直ぐに切断された通話です」みたいな表示が出てる。
酔ってるのか?
確信犯なのは多分間違いない。
酔っ払いは相手にしないことに決めた。
そんな夜さ、昨晩は・・・