チャーミングの病気について今思うこと
夫も私も猫を飼うのは
初めてだった
ネットなどで多少の予備知識は
仕入れていたが
チャーミングが肥大型心筋症を
発症するまで
無頓着、知らずにいたことが
たくさんあることに気付いた
肥大型心筋症は
特定の猫種において
若年齢での発症が多く報告されている
スコティッシュフォールドは
好発品種だった
肥大型心筋症は一度発症すると
完治することはない進行性の病気
発症前に発見できれば
投薬や経過観察によって
猫の寿命近くまで生きられることもある
その為には
様子がいつもと違う
何か少しでも違和感を感じたら
すぐ病院へ連れて行く
これに尽きると思う
チャーミングが病気を発症する前に
何か引っかかる出来事があったか、
考えてみるといくつかの
予兆はあったように思う
もう何年も前のことだが
おそらくまだ子猫時代だったか?
結構激しくジャラシで遊んでいた時
突然遊びをやめて口呼吸したことがあった
後にも先にもチャーミングが口呼吸するのを見たのは、その一度きりだったが
やはり元々心臓の動きが良くなかったのかもしれない
その後、カシャブンなど大好きなオモチャでも、ある程度遊ぶとへたりこんで遊ぶのをやめてしまうことが度々あった
スコティッシュフォールドは運動量が少ないという定説がある為
元々あまり運動が好きではないのだ、と過信してしまっていた
心臓が悪いからあまり動きたくないのかも?とは考えなかった
チャーミングが病気を発症する前年の夏、7月から8月にかけて
チャーミングの顎ニキビがなかなか治らなかった
チャーミングは数年前にも顎ニキビになったが、薄めたイソジン液で拭くなどしていたら1週間ほどで治った
しかし、去年の顎ニキビは1か月以上続いた
これはきっと心臓病により免疫力が落ちていたからだと思う
チャーミングは毎年誕生月の1月に健康診断を受けていた
今年も同じように血液検査のみを受けていたが、初めて尿糖がプラスとなった
しかし、医師の見立てでは
ストレスでも起きることなので
様子見でいいでしょう、何か気になることがあれば早めに受診してください、とのことだった
今になって思えば
これが最後通告だったんだと思う
この時、心エコーやレントゲン、詳しい血液検査をしていたら早期のうちに心筋症を発見できたかもしれなかった
今頃まだチャーミングは生きていたのかもしれない
そして亡くなる2カ月くらい前から
ウェットやカリカリご飯を残すようになった
チャーミングは、過去にもずっと同じものを食べさせていると食べ飽きて、食べなくなることが何回かあった
今回もまたワガママが始まった、と思い
フードを少し変えたり創意工夫していたが、変えても余り食べてくれなかった
その割にちゅーるや、おやつ系のカリカリは喜んで食べていたので、単なるワガママだと思ってしまっていた
ご飯を残すようになって体重も少し減っていた
やはりこの時点で病院に連れて行くべきだった
動物がダイエットなど考えるはずもなく原因不明の体重減少は
病気のサインなのだ
チャーミングは、5月の中旬に心筋症と診断されたが、ゴールデンウィークの頃、夫が寝ているチャーミングを見て、
寝ている時にあんなにお腹がペコペコ動いてたっけ?と言っていた
私は動いてなかったっけ?と返答した
毎日見ているとなかなか変化に気付かないが、きっと、以前よりもペコペコ動いていたんだと思う
きっと肺水腫が始まって少し呼吸が苦しかったんだ、、、
本当に鈍感な飼い主でごめんなさい
それから
これも病気が判明する直前くらいだったか
トイレを失敗したことがないチャーミングが2回トイレを失敗した
トイレの枠の外側にオシッコをしてしまったのだ
普段トイレを失敗しない子がトイレを失敗するのは、やはり危険なサインなのだ
今思うと
病気を知らせる僅かなサインは
1年近く前から出されていた
それを警告として受信できなければ
病は進行してしまう
猫飼い初心者だからという言い訳は
許されるものではない
もう同じ過ちは絶対にしたくない
今いる子たちは
少しの違和感でも感じたら
すぐ病院へ連れて行こう
健康診断もただのイベントではないのだ
些細と思われるものでも
違和感を感じたら
精密検査を受けるべきなのだ
もう後悔はしたくない
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