718年に開山された埼玉県東松山市の岩殿山正法寺。源頼朝の家臣として信任の厚かった比企能員(ひきよしただ)が、頼朝の命を受け復興した古刹でもある。
頼朝は観音信仰に篤く坂東三十三観音霊場の制定にも深く関わり、ここ岩殿観音も第十番の札所として選ばれた。
また、当時傷みの激しかった諸堂を比企能員が頼朝の庇護のもと、北条政子の守り本尊として復興。
↓千手観音さまが祀られている観音堂。
↓拝願できるのは、千手観音座像前立本尊のみ。観世音菩薩は奥の厨子に安置されている。
↓観音堂北側の崖に埋め込まれた石仏の数々。
↓薬師堂(手前)と百地蔵堂(奥)
↓薬師堂の十二神将
↓推定樹齢700年以上の大イチョウ。
↓鐘楼
↓門前町。「鎌倉殿の十三人」番組終了後の東松山市紹介でいきなりここが画面に出てきた。
↓仁王門。
↓仁王像は1808年~1814年の再建。運慶の作との情報は誤りのようだ。焼失で再建とのこと。
一年で最も美しい桜の時期に撮影できて幸運だった。4月6日の撮影。