ノロウィルスが猛威をふるっている。東京池袋にあるホテルメトロポリタンでも、今月7日に感染騒ぎが起こった。
asahi.comの記事から
>JR東日本系列の日本ホテルは7日、経営するホテルメトロポリタン(東京都豊島区)で、2、3の両日にあった結婚披露宴など15の宴会に出席した154人と従業員36人が下痢、嘔吐(おうと)などの症状を起こしていると発表した。入院している人はいないという。5日に利用客から連絡を受けて発覚した。池袋保健所は、食中毒か感染性胃腸炎の可能性があるとみて調べている。宴会に料理を出した厨房(ちゅうぼう)や宴会場に隣接するレストランは6日から自主的に営業を休んでいる。
結局、調査の結果
宴会の食事や調理関係社員からノロウイルスが検出されていない。食事をしていない利用客にも発症者がいる。・・ことなどから「何らかの原因で外部からホテルメトロポリタンにノロウイルスが持ち込まれたことによる、集団感染性胃腸炎の疑いが濃厚」ということで落ち着いた。
どうやら、利用客の嘔吐物の処理が不適切だったようだ。ノロウィルスの菌が強く、通常の処理では不十分なのだ。
こうした1件、ひとたびマスコミ記事に載るとそれが事実でなくとも、大きなイメージダウンとなる。事実訂正の部分はスペースが小さいか掲載されないことが多い。
そして15日、皮肉なことにこのホテルの近くにある池袋消防署で今度は18人からノロウィルスが検出されたという。
一方で、ノロウィルス関連医薬品需要が急増している。ノロウィルスで悲喜こもごもといったところか?
胃酸でも殺せないほど繁殖力が強く、まだ有効な薬がない。とりあえず、手洗いは励行しておこう!
参考)100度の蒸気で菌が死ぬそうだ。この1件で蒸気の発生する機械を導入したホテルが多数あるらしい。まさに特需?