万葉集で詠まれた紫草(ムラサキ)。古代から高貴な染料として大切にされてきたが、今や絶滅の危機に瀕しているという。武蔵丘陵森林公園に展示されたムラサキの花。
ここでは30年以上も保護活動が続けられてきた。
ムラサキは今が開花期。お花はとても小さい。
根に紫色の色素を蓄えており、紫根(しこん)と呼ばれているそう。
そして、先月には埼玉伝統工芸館でNPO法人「紫草と万葉の会」による「紫根染め」の作品展示が行われていた。
別々の場所で撮った写真が、初めてここでつながった。最近何かに導かれるようにして撮っていることが多い気がする。
このご縁を「紫の奇跡」と記しておこう。