戦国時代、武田信玄の手によって焼失した秩父神社の社殿。再建したのは徳川家康。家康の生まれは”寅年、寅の日、寅の刻”で寅にまつわるものが多い。彫刻の修復作業の続く中、拝殿正面が見事に完成。
寅の彫刻は4面。向かって右。
向かって左
↓中でも左甚五郎作と言われる「子宝・子育ての寅」。小寅と戯れる親の寅が豹。当時の狩野派では、寅の群れに豹を入れるのがお決まりだったそうで。
↓秩父神社では、このような心得を作品の下に。
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修復された他の彫刻も美しい。
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もうひとつ。西面の三猿。東照宮の三猿とは大きく異なる。秩父神社は”お元気三猿”「よく見・よく聞いて・よく話そう」。
↓日光東照宮は「見ざる・言わざる・聞かざる」。秩父神社と対照的。
今の時代には秩父神社のほうがしっくりする気がするけれど。これって埼玉県人の身びいき??