なんでも情報局

医療従事者を目指す人のお役に立てれば。

医療従事者に求められる資質

2025-01-23 10:18:41 | 資質

医療現場では、医師や看護師、薬剤師、理学療法士などあらゆる医療従事者が集まり、日々患者さんの治療やケアにあたっている。そんな医療従事者たちは、人の命を預かる立場だ。専門スキルのみならず、人としての資質も求められる。


求められる資質として挙げられるのは、冷静な判断力だ。医療現場では、予期せぬ事態が発生することは日常茶飯事である。患者さんの容体が急変した場合、医療従事者は、迅速かつ的確な判断をしなければならない。一刻を争う状況の中で冷静に状況を見据え、適切な処置を行うためには、豊富な知識と経験に加え、冷静な判断力が必要となる。


患者さんやその家族とのコミュニケーションも、医療従事者の大事な仕事の一つだ。患者さんやその家族の多くは、病気や治療に対する不安や疑問を抱えている。医療従事者は、患者さんやその家族の言葉にしっかり耳を傾け、丁寧に説明する必要がある。


よって、医療従事者には高い傾聴力と共感力、そして、分かりやすく説明する能力が求められるといえるだろう。それを体現するためには、相手の気持ちを汲み取り、想像する力が必要不可欠となる。


医療は、常に変化している。新しい治療法や医療機器が開発され、医療技術は日々進歩している。それに伴い、医療従事者も常に新しい情報や知識を学び続けなければならない。


それを踏まえ、変化への対応力や柔軟性も医療従事者には欠かせない資質といえる。臨機応変に対応できる柔軟性があれば、日進月歩で進む最新の医療にも難なくついていくことができるだろう。


看護師における勤務体制の違い

2022-05-25 10:09:58 | 夜勤

看護師として働く場合、夜勤があることが大半であると言える。


夜勤がある勤務体制としては、2交替制と3交替制に分けることができる。2交替制と3交替制では日勤については大差はないが、夜勤の扱いが大きく異なる。


2交替制の夜勤は、夕方から朝までの16時間勤務と通常の2倍の勤務時間となっている。途中、数時間の休憩時間があるが、それを差し引いても長時間勤務になることは変わらない。


一方、3交替制では2交替制の夜勤の時間帯を半分に分け、夕方から深夜までの準夜勤と深夜から朝までの夜勤に分けている。準夜勤も夜勤も8時間勤務としているのが一般的だ。2交替制の医療機関が多い中、3交替制に変えているところが増えてきている。


この3交替制の最大のメリットと言えるのが勤務時間の短さだ。ミスが許されない医療現場において、長時間勤務では集中力の維持が難しくなることがある。その点、8時間勤務となっている3交替制は、より集中力を維持したまま働けると言える。


また、残業が少なめであることもメリットになっている。3交替制のシフトでは休みの間隔が短くなる傾向があり、こまめに休みが取れ働きやすいと感じる人も多い。


ただし、日勤の次に夜勤となるシフトなどでは、あまり休む間もなく次の勤務となってしまうことがある。このことを理解しているシフト作成者は、できるだけこのようなシフトにならないよう、休日を挟んだりして調整している。勤務時間の融通が利きやすいのも3交替制のメリットだ。


しかし、3交替制には生活リズムが定まりにくいというデメリットもあるため、そのあたりをよく理解してから職場選びを行うと良いだろう。勤務体制についてあまり理解できてない人は、3交替制の他、2交替制のメリット・デメリットなど看護師の働き方を分かりやすく解説してあるサイトがおすすめだ。