瑞原唯子のひとりごと

風間公親 -教場0- 第2話


瓜原潤史くん無事卒業。警察官として優しさが必要な場面もあるけど、犯人に同情して取り逃がすようなことはあってはならない。しかし警察学校のときも思ったけど、みんな退校届とか転属願とか「出せ」と言われても出さないのすごいな。わたしなら言いなりになってしまう。こういう根性のあるひとでないと警察になれないのか。

銅像の血は偽装のためにあとからつけたのかと思ったら、本当に凶器だったんだ。本の部分だけ切り離して凶器にするという発想がすごい。溶接の仕事をしているひとならでは。でも溶接した部分を見れば最近のものだとバレバレなのでは…だから風間には犯人も偽装の手口もわかっていたのかな。

鑑識が車を調べたとき「何も出ない」と結論を出すのが早すぎるような。あんな短時間でいったい何を調べたんだ? 髪の毛や指紋をざっくり探しただけ? そのほかの微物や付着物は鑑定しないの? 実際トランクの裏から人間の皮膚の脂が出てるし…。

何に殺意を抱くかは人それぞれだし、見えていない動機もあるかもしれないし、こんな動機で殺さないと予断を持つのは捜査上よろしくないと思うの。今回の動機は瓜原も最終的に納得できたようだけど、いろいろな事件を捜査していれば納得のいかない動機もあるはずなので。

子供はかわいそうだけど、警察のせいじゃなくて母親のせいだからな。捕まらない自信があったのかもしれないけど、もし捕まったらとは考えなかったんだろうか。子供のためを思うなら他の解決方法を探るべきだった。

瓜原の母親がしたように、フリースクールに入れるというのもひとつの方法。瓜原は恨んでいたようだけど、フリースクールには何だかんだ行ってたみたいなので、フリースクール自体はそこまで嫌ではなかったんだよね? 母親に見捨てられたような気がして許せなかっただけ?

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