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瑞原唯子のひとりごと

鋼の錬金術師 11巻

良いです! やっぱりワクワク感があるのですよね。張り巡らされた伏線が少しずつ明らかになっていくのが良いです。そして、シリアスなだけでなく、笑える部分もバランスよくあるのが嬉しい。

ホーエンハイム。すっとぼけた会話をしていますが、やはり本当は食えないヤツなのではないかという感じがします。最初のエドとのすっとぼけ会話はお気に入り。きっとわざとだ(笑)。すっとぼけたふりをしてエドをからかっているんだ。いちいち突っ込んでイライラしているのもエドらしい。しかし「宇宙人か!!」はアニメの展開がああなだけにシャレにならない(笑)。いや、いくらなんでも宇宙人ではないでしょうが。

「逃げたな、エドワード」のところで、ホーエンハイムの本性をちょいと見た気がしました。トリシャとの約束というのも気になります。もう少しで約束が果たせそう? どんな約束なんだろう。人体錬成ではないですよね。扉の向こうと関係があるのか。そのためにホムンクルスを使って何かをしようとしているのだろうか。お父様=ホーエンハイムで間違いないのかな。

ホーエンハイムはいつから姿が変わらなくなったのだろうか。エドを見て「俺の若い頃にそっくりだな」と言っていましたし、少なくとも若い頃はあったのでしょう。そして、その記憶もあると。少なくともピナコの若い頃からはずっと同じ姿ですよね。トリシャもずっと姿が変わらないことを知っていたと考えるのが自然だろうな。それでも結婚した…というのが、ふたりの約束と関係あるのでしょうか。トリシャもずっと若いままでいられるように…なんてまさかね。ホーエンハイムならそんないかれたことを考えても、トリシャはもうちょっとまともに見えますし。だいたい死んでしまったのに「もう少しなんだ」と言っているあたり、もっと別なことなんだろうな。想像もつかない。

母親らしきものの遺体を掘り起こしたときのエド。ああまでなりながら、逃げないのですね。強い。そういう世界に足を踏み入れてしまったといえばそれまでですが、並み大抵の精神力ではやっていけないですね。

人体錬成で作ったものは別のものだった。理論が間違っていないのに、魂はともかく姿でさえまったく別のものが出来てしまうというのはなぜなんだろう。何か別の力(真理とか)が働いているということ? 出来たのは何? 単純に人に似た何かということなのでしょうか。この辺ももっとくわしく明かされるのでしょうかね。

「持っていかれた」ときのイメージ。観念的なものかと思っていたのですが、何やらいろいろ意味がありそうで。わくわくですよ。アルみたいな人(?)に手をつかまれているのはどういうことなのかとか、いろいろ謎だったのですよね。まだ謎は多いですが。

扉の向こうには何があるのだろう。

人体錬成のトラウマに向き合ったエド。ひとまわり成長したのですね。背が小さいというトラウマにも向き合いました(笑)。認めたのは初めてですかね。

アルとウィンリィの、エドの知らない記憶。黒塗り部分が気になって仕方ない! いろいろ想像してしまうのですがっ!

エドの精神とあっちのアルの精神が混線したので、向こうのアルの成長をエドが担っているというのは…考え始めたら頭がウニになってきました。そうではなくて、アル以外の魂が入っているという可能性もあるのでは。もしくは本当に腐ってたり(爆)。まあアルの肉体が元気なら良いのですけどね。兄さん、兄さんの体はもうひとりじゃないんだから! といって、これまで以上にエドに優しく接するか、むりやり牛乳を飲ませにかかるか、アルはどちらの行動をとるでしょうか(笑)。

リン。ウィンリィとアルの皇子様想像図が笑えました。ウィンリィとアルの笑いっぷりにも笑えました。笑うなんて失礼ですけど。いやでも、東国なんだしさ、ああではないと思うのですけどね。

メイ・チャン。また行き倒れているし。今度はヨキか。とことんエドとゆかりのある人に助けられますな。でもってスカーにつながる、と。スカーはパンダが怖い…?

セリムとエドはそのうち会ってしまうのでしょうか。しかし、「小さい」はいいけど「豆」はひどすぎるぞ(笑)。面識もないのに。セリムならいいそうだなぁ。本人を目の前にして「やっぱり小さい」だの「豆」だの。無事ですむかどうか。

ハボック。気持ちはすごくわかります。この巻で唯一なきそうになったところです。あきらめたくないけどどうしようもない。足手まといにはなりたくない。だから、切り捨てて、きっぱりとあきらめさせてほしいのですよね。でも切り捨ててほしくない気持ちもやっぱりあって。

マスタングは本当に甘くてバカだと思うけれど、ホークアイのいうように「そういうバカがひとりくらいいても良いと思うわ」ですね。本当に容赦なく切り捨てるような人だったら、みんなこんなにも忠誠心をもってついてきてはいなかったのではないでしょうかね。

マスタングとエドはやっぱり似ているなと思いました。誰にでも甘いのではなくて、自分の「仲間」を思う気持ちが強いというあたり。

フュリー曹長別宅でのマスタング大佐は無駄に楽しそうでした(笑)。ノリノリですね。ホークアイ中尉はちょっとあきれ顔です。こういうバカがひとりくらいいても…とこのときは思ってないでしょう(笑)。

ランファンはホムンクルスの中に何人かの気を感じる。でも、キング・ブラッドレイ大総統にはホムンクルスの気を感じなかった。「ひとり」しかいなかったということ? 大総統はホムンクルスの中でも特殊な存在なのか。年もとるし。

鋼の錬金術師@SKY BLUE

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