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瑞原唯子のひとりごと

劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者。だいたい予想どおりな雰囲気でした。テレビアニメの続きなので、アニメラストあたりの雰囲気を受け継いでいます。いろいろ突っ込みたい部分や疑問に思う部分は山ほどありますが(汗)悪くないかなと思います。私は戦争映画とか歴史物が好きではないので、その辺を差し引けば…。半分くらいは戦争映画のようでしたので、私にはちょっときついかなと。でももちろん楽しめたシーンもありましたよ。

あとは変なモノが出てきそうだという懸念がばっちり当たりました(汗)。それとやっぱりお子さまには見せられない残酷シーンもいくつかありましたね。

絵的には、3Dを使ったと思われる部分が浮いていたのがちょっと気になりました。あと、キャラクターの表情にちょっとクセがあるような。特にアルとアルフォンス(ややこしい…)がもうちょっと良ければなぁと思ってしまいました。エドもちょっとクセのあるカットが多かったかな。

良かったのはノーア。私好みの強い女性でもなんでもないのですが、なぜだかお気に入りです。絵がいちばんぶれなかったからかも(オイ)。美人さんですし、可愛いのですよ。叫ぶシーンも舞うシーンもどれも素敵です。エドの寝室に入ってきたシーンはドキドキものでした。夜這いかと…(ありえません)。

リザさんも良いです。出番は少ないのですが、凛々しくて素敵です。

ウィンリィの成長も見どころですよ。

※ここからはネタバレありです。お気をつけを。

前半に出てきたロイ・マスタングを見て「違う! こんなのマスタングじゃない!」と叫びたい気持ちになりました(汗)。こんな弱く脆いわけなかろうと。多分ラストでの活躍を引き立てたかったので、ああいうふうに見せたのでしょうが、そりゃないぜと思ってしまいました。でも考えてみれば、アニメのロイならあんな感じかもですね。戦場で射殺した自分を責めてボロボロになってしまっていたロイなら…。

ホークアイ中尉はあんなロイを見たくなかったわけではなくて、信用していたのだと思います。いつか必ず強いロイ・マスタングが戻ってきてくれると。ホークアイのその強い信頼がやっぱり好きだ。

黒い眼帯はやめてくれと、テレビのときからずっと思っていたのですが、言われてましたね。「似合わない黒い眼帯」と(笑)。似合わないと思っていたのは私だけではなかったようです。

ラストの大活躍は嬉しかったです。でも眼帯はそのままなのですね。せめて黒はやめてほしかった…。気球に乗るとき焔を出していましたが、気球がふくらむ前に燃えてしまうのではないかとはらはらしました。ギャグではないのですからありえないとは思いつつもね。

アルの魂の一部を他のモノに移せるという設定が、どうにも理解できないのですが。そうでないと劇場版の話自体成り立たないのですが、そのための都合の良い設定のように思えてなりませんでした。そんなに簡単に魂の一部を移せるなんていったら、今までのあれやこれはなんだったんだと思ってしまいます。例え一時的にしろ、ねぇ。「僕の魂は離れやすい」と言われても納得はいきません。そして時間が経ったら自動的に戻ってくるのでしょうか。扉の向こうとこちらで離れていても。ううむ…やはりどうしても納得が…。

扉のこちらと向こうを行き来するのに、そんなに圧力がかかるのでしたら、エドはどうして生身で通れたのでしょうか。そこもちょっと不思議です。

ウィンリィがホークアイ中尉と似た髪型をしていたのを見て、ブックインフィギュアREDの「シンプルな人々」を思い出してしまいました。多分、シンプルだったのでしょうね(笑)。今でもホークアイ中尉に憧れる気持ちがあるのかな、と勝手に想像して嬉しくなっていました。

ウィンリィは良かったです。心身ともに成長していました。泣くでもなく気丈に振る舞って、自分に出来ることする姿勢というのが良いです。特に最後の言葉はずっしりきました。もう二度と会えないということを受け止める気持ち、ずっと待ち続けることから解放された気持ち、いろんな気持ちが混ざっているのでしょうね。

ロゼがきちんとたくましく生きていてくれて嬉しかったです。出番はあまりなかったですが、それがわかっただけでよかった。

ヒューズ(扉の向こうの)がナチスだということがわかったときには、もう泣きそうでした。別人ではあるのですが、ヒューズさんの思い出まで汚されたような気がして。どうしてこんな残酷な! と思ったのですが、救いは用意されていましたね。良かった。グレイシアさんと仲良くしてください。

どうでもいい突っ込みですが、エドはあの使いかけの短いチョークで、よくあれだけ大きな錬成陣を書けましたね。本当にどうでもいいツッコミですみません。

上で書いた「変なもの」とはグラトニーです…。知っているキャラクターをそこまでわけがわからない状態にされるのもつらかったですし、真っ白ぐにゅぐにゅというのは画的にもちょっとどうかなと思ってしまいました。賢者の石がポロポロ出てたのもよくわかりませんでした。今まで他のホムンクルスが血を流しても、賢者の石にはならなかったですよ?

父は最期まで自分勝手でした…。

デートリンデ・エッカルト(トゥーレ協会の会長)は、重要キャラクターなのですが、なぜかあまり印象に残らなかったというか、どうでもいい感じでした。うーん、なぜだろう。彼女の動機がイマイチ弱かった(理解できない)からでしょうか。

フリッツ・ラング(キング・ブラッドレイ似)はお気に入りです。かなり最後の方まで疑っていたのですけどね(笑)。夢に逃げ込むだけならダメですが、現実を受け止めたうえで夢の世界を追いかけるのは悪いことではないですよね。頑張ってほしいと思いましたよ。

ノーアは「私を連れていって」の叫びとアルフォンスの葬儀での舞がすごく好きです。ノーア役の沢井美優さんは声優ではないのですね。アイドルですか? でも、すごく良かったように思います。演技のことはよくわからないのですが、不自然ではなかったですし、あの叫びはすごく心に残っていますし。

この終わり方だと、よほどこじつけでもしない限り、続編は作られませんよね。本気で完結させようとしたんだなということがわかって、そこは嬉しかったです。ノーアとの3人の旅の始まりで終わるというのも良かったと思います。あとは私たちの想像の世界でいいのですよね。…妄想ではなくて(笑)。いや、別に妄想もアリでしょうが。

いつものことですが、いつも以上に書きなぐりですみません。思いつくままに書きました。順番等を整理する気力がないので、そのままアップします…。ごめんなさい。

「劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」追記
「劇場版・鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」追記その2
鋼の錬金術師@SKY BLUE

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