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憂国のモリアーティ #17 スコットランドヤード狂騒曲。ジャック・ザ・リッパーとして逮捕された医師の冤罪を晴らす話。
ホームズは自分が踊らされていることがわかってしまうからもどかしいよな。踊らされているとわかっているのにそうするしかない状況。レストレードみたいに踊らされていることに気付かなければ悩みもしないんだけど。そういうレストレードがかわいい。警察としてまともな正義感を持っていて愚直でいいひとだなと思う。
パターソンが主任警部に昇進。ここまでが今回のモリアーティの計画だったのかしら。レストレードが断ることまで予想していたのかしら。もし断らなかったらどうするつもりだったんだろう。何にせよ、これでスコットランドヤードの指揮系統は手に入れられたと。具体的に何をどうするのかはまだわからないけど、着々と計画が進んでいる感がイイネ。
ボンドはやることなすこと派手すぎだな(笑)。車から降りるところのかっこよさよ。あんまり目立ちすぎて計画に支障が出なければいいけど、とすこし心配してしまう。
パターソンと名付けたカクテルが気になったけど、ブランデーはともかくマラスキーノとアンゴスチュラがわからないので味の想像がつかない。マラスキーノはさくらんぼのリキュールでアーモンドっぽい香りがするとか。アンゴスチュラはラムをベースにリンドウの苦み成分を配した薬用酒で、苦みが強いらしい。1ダッシュ(数滴)だったら隠し味になるけど、3ダッシュも入れるとだいぶ苦くなるっぽいですね。