上戸彩が普通に上手くてビックリした。やる気がなくて下手なイメージしかなかったので、ゲスト声優が上戸彩と聞いてがっかりしてたんだけど、いままでのゲスト声優の中で一番違和感なく溶け込んでいたんじゃないかと。博多大吉は声質がキャラに合っていたし、声もしっかり出ていたし、演技も頑張ってたほうだとは思うけど、ちょいちょい気になるところはあった。
以下ネタバレあり。
今回の安室さんは敵かもしれない…と言っていたけど、もともと安室が味方だとは思ってなかったし、公安ならどんな手でも使ってくるだろうし、小五郎をはめたことも特に驚きはしなかったです。必要とあらばあのくらいやるだろうなと。そして何らかの事情があったんだろうなと。むしろコナンが怒ってるほうが不思議だった。味方だと思ってたんですかね…。
しかし小五郎を巻き込んだのは、身近だからちょうどよかったとか、動向が読みやすいからとか、そういう理由かと思ってたんだけど、本気になったコナンの協力を得るためだったとはなあ! ちょっとニヤニヤしてしまいましたよ。小五郎からすればたまったもんじゃないだろうけどね。
身内の弁護をすると中立性がないと思われて不利になるとか本当? 刑事や裁判官ならわかるけど、弁護士なんてもともと被疑者寄りで中立性なんてないじゃん。常に被疑者の味方じゃん。なのに身内っていうだけで不利になるというのがよくわからない。
犯人は境子じゃないかなと観るまえから疑ってました。実際いろいろ怪しげな言動があったし、動機らしき部分も見えてきて、やっぱりこのひとが犯人だろうなと思ってました。そうしたらまったく別の予想もしない人が犯人で、ええ?! とビックリしてしまいました…。もうちょっと伏線を張っておいてほしかったかな。あとで「なるほどそうだったのか!」と思えるような。まったくなかったわけじゃないけど弱いような。
動機ももやっとする。警視庁にカプセルが墜落しても、公安警察の威信が失墜ということにはならない気がするし、公安検事の発言力が強くなるということもない気がする。もし公安検事の発言力が多少強くなったとしても、自分がトップに立たないかぎり思うような正義を遂行するのは難しいんじゃ。
岩井がどういう思惑でどこにどう絡んでいたのかとか、はっきりとしなくてもやっとする。出世したのは羽場の件で手を貸した見返りってこと?
司法修習生だった羽場がどうして資格を剥奪された(?)のかがよくわからなかった。というか見逃した? なんか叫んでいたのは覚えてるけど、そのまえに何かしたんだっけ? よほどのことをしないと、こんなことにはならないと思うけど…何やったんだ?
コナンがスマホにアプリを入れられてずっと気付かないなんて…。落とした覚えもないのに落ちてたり、しかもその場に公安の人がいたり、おまけに電池の減りが異様に早かったり、いろいろと疑うべきところはあったのに。コナンなら気付かないはずないと思うんだけどなぁ。
プレストーリーで阿笠博士が作っていたドローン、劇場版でこんなに活躍するとは思わなかった。でも許可なく勝手に飛ばすのは違法じゃないかな…! まあコナンはターボエンジン付きのスケボーで公道を走りまくってるし、いまさらだけど(笑)。
黒田と安室が繋がってるように見えたんだけど、ミスリードかなぁ。本当に黒田と安室が電話していたんだとしたら、それぞれどういう立場なんだろう。黒田が公安と繋がっているということなのか、あるいは黒田がラムってことも考えられるけど…ラムも潜入捜査官だったか、逆に警察に潜入しているのか。安室をトリプルフェイスと謳いながら、バーボンとしての顔はこの劇場版でははっきりと出てないですもんね。ありえるとしたらここくらい。黒田が呼びかけていたときの音声が聞こえなかったのが思わせぶり。口の動きにもっと注視しておけばよかった。
風見は安室のことを信頼しているものだと思っていたので、今回の人殺しだとかそのあたりの発言は驚いた。いままで信頼しているような雰囲気だったけど、実はずっと恐れや疑惑を抱いていたってこと?
映画館でチケットを買って待っているとき、スペクタクルなクライマックスを予想しよう! みたいなチラシが貼ってあって、「人工衛星からミサイルが発射されてコナンが撃破する」とか家族と話してたんだけど、わりと当たってる感じだったので笑ってしまった。コナンがボール射出ベルトでサッカーボールを出して、蹴り上げて迎え撃つんだよ、みたいなことを言い合ってたんだよね(笑)。人工衛星じゃなくて惑星探査機で、ミサイルじゃなくてカプセルだったけど、画的には想像したのと近かった。
でもこのクライマックスのアクションはよかった。もう何年もずっと劇場版のクライマックスにはモヤモヤしてて。阿笠博士の発明品に頼りきりというか、物理法則完全無視くらいに無理のある感じになってて(主にボール射出ベルトと伸縮サスペンダー)、それまで面白くてもそこでちょっと冷めてしまってたんですよね。阿笠博士の発明品に頼りきってないクライマックスを見たい! 天国へのカウントダウンみたいなのをまた見たい! とずっと思ってたのです。今回ボール射出ベルトは使ってたけど通常のボールサイズだったし、それよりも安室のカーアクションとスタントがメインという感じだし。天国へのカウントダウンに近いけどよりパワーアップした感じですね。
ただ、予想をしていたので素直に驚けなくて残念(笑)。序盤で惑星探査機の情報が出たときに、ああこれが蘭のいるところを目指して落ちてきてコナンが回避するんだなとか。途中で警視庁が目標だとわかったけど、蘭たちが避難したところへ進路が変わるんだろうなとか。
しかし、あの行きづらそうなエッジ・オブ・オーシャンにみんなを一斉に避難させる必要があったのだろうか。それもあんなやわそうなタワーに集めて。地下に潜るんだったらまだわかるけどさ。というより、警視庁がターゲットなら、警視庁からとりあえず遠ざかればいいだけのことでは? 時間がないならなおさら。
安室のカーアクションとそのときの狂気の表情が好きです。どこかいっちゃってる感じなのがいい。なんだろう。普段の物腰柔らかで紳士的な安室透とのギャップにグッとくるというか。本性はこれなんだろうなと思うとぞくぞくするというか。
安室さんてカノジョいないの? って、コナンこんな状況でいきなりぶっこんでくるなぁ(笑)。どう答えるのかちょっとドキドキしてしまった。まあいないだろうなとは思ってたけど…というか無理だろう。トリプルフェイスにそんな暇はない。何よりいまの安室の立場だと恋人が危険にさらされかねないからね。自分の身を守れる人か、同じ公安の人か…ってくらいじゃないと無理そうな。赤井なら…いや、何でもないですすみません…。
そういえば、梓さん安室に言い寄ってると思われて炎上した…って結構苦労してるんですね。二人で買い出しって時点でまた炎上しそうな気がするけど(笑)。ていうか、そこまで安室がJKに人気だとはなぁ。ポアロにも女子高生のお客さんが激増したのかな? 蘭もあんまり気安く話してると炎上してしまうかもね。毛利小五郎の娘だと思っていい気になって! とか叩かれそう。
来年はキッドですね…!
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