Huluオリジナル全5話。綾辻行人のデビュー作を実写映像化したもの。無人島にあるいわくつきの十角館でK大ミス研が合宿する話。
原作未読。映像化不可能と言われていた理由がわかりました。まんまと騙されたというかまったく気付きませんでした…わたしは人の顔がわからない人間だし、ダメ絶対音感も持ってないので、気付かなくても仕方ないんだけど、目敏いひとや俳優さんのファンなら気付いたのでは？ どうなんだろう。ただ、急に降りるとか言い出したあたり守屋が怪しいとは感じてた。
80年代が舞台なので衣装も髪型も小物も価値観もレトロ。携帯電話とかスマホとかないし、ダイヤル式の固定電話だし、女性だけが料理を作ったりお茶を淹れたりするのがあたりまえな感じ。でも毒を混入されないか疑ってずっと見張ってるくらいなら、各自で淹れたほうがいいんじゃ…そこまで頑なに女にやらせる必要があるんだろうか…。
中村青司が仲村トオルなのを見て「絶対これ生きてるでしょー」と思ったんだけどな笑。なかなか贅沢というか無駄に豪華なキャスティングだった。結局、弟の言ったことが真実だったんだろうか。ああいう兄を持つと大変だろうけど、手首を庭に埋めたと聞いて似たもの兄弟かもしれないと思った。
千織の件は、20歳の誕生日なので千織が自らお酒を飲んだということでいいの？ 千織の体のことはみんな知らなかったんだよね？ 救命措置はしたけど、嵐で救急車の要請が遅れてしまったということ？ それを犯人は身勝手な想像だけで恨んだということ？ さすがにこれでミス研メンバー皆殺しは激しすぎる。
こういう無人島の館とかミステリでよく出てくるけど、いつも上水道・下水道・電気等がどうなってるのか気になって仕方がない。ガスはプロパンガスを運べば大丈夫だし、電気もいまなら太陽光発電とかあるけど（80年代はまだなかった？）、上水道や下水道はどうなんですかね。作中では普通に水も使ってたけど…タンクに補給しておくにしても、この人数の一週間分となるとかなりの量になるのでは。
