
トクリュウを捜査するうちに、巨大な利権と不正が絡んでいることが明らかになった話。
都知事はやはり担がれた神輿だったか。神輿は軽ければ軽いほうがいいとは言うけど、あまりにも軽すぎる。こんなのが総理になったら日本がめちゃくちゃになるところでした。せめてもうすこしまともそうな人材はいなかったのか…と思ってたら、どうやら黒幕がお遊びで選んだみたいで。たとえ日本がぶっ壊れても面白がるだけのひとっぽいですね。今回ばかりは社美彌子が動いてくれてよかったと感謝してしまった。
相手の生配信に参加して逃げられないしごまかせない状況を作ったうえで、映像を暴露して糾弾するというのはスカッとするな。小手鞠の協力もナイス。本当に警察がこんなことをやったら世間の批判がすごいことになりそうだし、懲戒処分も免れないと思うけど。そういえば某生成AIで杉下右京の顔も名前もすでに有名なわけだし、今回、生配信で顔出ししてたから「あの杉下右京…!」とかネットで大バズりしてたんじゃなかろうか。
黒幕はやはり例の自称小説家志望の男性でした。海外にレアメタル鉱山とかを持っている新世代のフィクサーらしい。金と権力を持ってはいけないひとが持ってしまったやつでは…本当の怪物はこっちだよな…。右京さんに「これからたくさん僕と遊んでください」と言うのが怖すぎる。このひととは次のシーズンで何かしらの決着をつけるのかな? ラスボスだったりするのかな?
前回、右京さんは紅茶店に行ってこのひとと出会っていたけど、あの時点でどこまで知ってたんだろう? 握手を拒否したのは新世代のフィクサーだと知ってたから? だとしたらそんな情報をどこから得たの? これも「公安調査庁の情報筋」(冠城)から? たまたま紅茶店で知り合っただけで何も知らなかったという可能性もあるのか? 握手を拒否したのも何となく直感で危なそうなひとだと思ったからとか?
唐揚げ屋のチキン野郎。子供に優しいのに裏はなかったみたいでほっとした。唐揚げに何か良からぬものを混ぜ込んでるんじゃないかとか、いろいろ心配していたので…。
怖い刑事(右京)と優しい刑事(薫)という設定の取り調べが面白かった。古典的な手法というやつですね。右京さんは怖い刑事があんまり板についてない笑。でもだからこそテンポがつかめなくて危なさを感じた気がする。薫ちゃんは被疑者を籠絡するためのお芝居のはずなのに、言ってることはだいたい事実で笑った。まるで右京さんのパワハラで警察やめてサルウィンに行ったみたいになってる…気のせいかそこはかとなく実感がこもっていたような笑。右京さんも複雑そう笑。
角田課長も大河内監察官も事件を解決したいという思いは一緒なんだよね。角田課長は上の意向を「物忘れが多い」と言って無視してたし、大河内監察官は特命係を監視するとか言いつつ自由にさせてくれたうえ、手助けまでしてくれた。中間なりには中間なりの思いがあると。完全に味方枠。
都職員の女性はあっというまに消されて悲しかったけど、都議とその家族は無事でよかった。三銃士がしっかりと守ってくれたみたいですね。そして都議は都知事に立候補したのか。こういうまっすぐで生真面目なひとってあんまり受けが良くないと思うけど、頑張ってほしい。彼女が都知事になったら財政状況はだいぶ改善するんじゃないかな。
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