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SW スターウォーズ フォースの覚醒 昨日観ました! & 関連ニュース 

2015-12-21 19:25:01 | 映画・ドラマ・海外ドラマなど
一応ネタバレはしてないですがね。    



SW スターウォーズ関連ニュース 


教会でも「スター・ウォーズ」=ドイツ

http://news.goo.ne.jp/picture/world/jiji-0020502465.html



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「妖怪ウォッチ」家族効果で動員一位発進 土日限定ではSWに勝利

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6184887




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ダース・べイダーやC-3POがごみ拾い 神戸

神戸新聞NEXT 12月23日(水)15時50分配信

トングとごみ袋を持ち、清掃活動を行うダース・ベイダーら=JR三ノ宮駅前

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151223-00000006-kobenext-l28.view-000





JR三ノ宮駅前を中心にライトアップ中の「神戸ライトメッセージin2015」メーン会場で23日、清掃活動が行われた。18日公開の米大ヒットSF映画シリーズの新作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に合わせ、スター・ウォーズのキャラクターも登場。ごみを拾う姿に、道行く人も驚きの表情で足を止めていた。

【写真】ストームトルーパーも熱心に社会奉仕

 清掃活動は「三宮駅南・光のデッキ回廊委員会」主催。全国のスター・ウォーズファンが集う「ジェダイオーダー・ジャパン」が賛同し、キャラクターに扮(ふん)して手伝った。

 総勢約30人が3班に分かれてごみ拾い。ライトセーバーをトングに持ち替え、ごみ袋を片手に落ち葉や吸い殻を拾う悪役ダース・ベイダーや、ロボットのC-3PO、帝国軍兵士のストームトルーパーなどの姿もあった。

 ジェダイオーダー・ジャパンの角興継さん(44)=大阪府門真市=は「毎年、神戸まつりのパレードにも参加させてもらっているので、役に立てたらと参加した。貴重な体験だった」と話した。

 点灯は25日までの午後5時半~午後11時。

(坂山真里緒)





最終更新:12月23日(水)17時4分


【関連記事】

【写真】ストームトルーパーも熱心に社会奉仕
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201512/p4_0008669914.shtml




ホワイトハウスに「帝国軍兵士」 オバマ氏、試写会開催
http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201512/0008659278.shtml



【写真】SW、Cー3POもダース・ベイダーに協力
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201512/p2_0008669914.shtml



【写真】SW、今日だけは敵味方なく協力体制
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201512/p3_0008669914.shtml




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スター・ウォーズ最新作、27日までに世界興収10億ドル突破へ

http://jp.reuters.com/article/star-wars-10-billion-dollars-idJPKBN0UA0OD20151227










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   賛否両論あるんでしょうね。私は昔馴染みの作品で懐かしい顔ぶれが見られただけでも満足。
   BB-8という可愛い新顔も見られたし。(^^)
   難を申せばストーリーが安直で先が読めてしまうことかな。
(レイにフォースがある。しかも異常に強い。)
(ハン・ソロが息子のカイロ・レンに刺されるくだり)
(レイが主要キャストと何かかかわりがあるのでは?と匂わせるくだり)
と細かい部分が分かりづらいということかな。なぜレイがいきなりミレニアムファルコンを操縦できるか?とか、ルークのライトセイバーに引き寄せられるか、選ばれたか?
   細かい部分がわかりづらいのはこの先に謎を残す為・・・と、もしも言われればそう思えないこともないですけどねえ。

 あまりに主役が最初から才能や血筋に恵まれてる感はかなりドン退く。今回のswではあまり無かったけど。
これはハリポタの映画を観た時の私の状態。ハリポタの場合は・・えっ?親が莫大な財産も遺してるの?なんだよー恵まれ過ぎじゃね?というただのやっかみ。でも両親が亡くなっていて親戚の家で苦労したのはかわいそうだけどねえ。親戚も実はいろいろと知ってたってこと?などなど。
さてswに戻って。



↓ このタイトルは私がつけたんじゃないよーー。

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」があまりにも駄作だったため、観客が絶望していることが判明した。

http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/46330554.html



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「スター・ウォーズ」第一作を酷評した有名映画監督は?

http://www.dailyshincho.jp/article/2015/12251239/?all=1




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http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20151116-00051488/

TOHOシネマズはなぜ『スター・ウォーズ』の入場料金を2000円にしたのか?

松谷創一郎 | ライター、リサーチャー 2015年11月16日 5時30分配信


左から、C-3PO、新キャラクターのBB-8、R2-D2(写真:ロイター/アフロ)

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本当に“アコギな商売”か?

12月18日に公開される予定の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。人気大作シリーズの続編、さらにウォルト・ディズニーがルーカス・フィルムを傘下に収めてはじめての作品ということもあり、公開1ヶ月前にもかかわらず注目度はかなり高まっています。

そんななかTOHOシネマズは、8つの劇場でこの作品の一般入場料金(窓口料金)を2000円に設定することを発表しました。現在の一般(成人)入場料金は1800円なので、この作品だけ200円の値上げということになります。ただし、シニアや大学生などの通常料金や、割引サービスには変更がなく、前売り券使用者にも差額を求めることはないそうです。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ポスター。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ポスター。
NHKの取材に対してTOHOシネマズは、その理由を「明らかにできない」と回答しており、また公式ホームページでは「過去の事例を参考に作品的な価値を踏まえて」と説明しています。実際、過去にも『タイタニック』(1997年)や『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999年)などで特別料金が設定されていたことはあり、業界的にはとても珍しいことでもありません(逆に『釣りバカ日誌』の入場料金が一律1000円だったように、通常よりも安い特別料金が設定されることもあります)。

こうしたTOHOシネマズの姿勢が、反発を受けているのも確かです。『スター・ウォーズ』という確実な動員が見込める作品で、より売上を高めるための手法に見えるからです。たしかに、これによって売上は増えることになるでしょう。しかし、TOHOシネマズは単純に“アコギな商売”をしていると言えるでしょうか?

特別料金設定の背景とは

最初に断っておかなければならないのは、今回の特別入場料金のはっきりとした事情はわからないということです。TOHOシネマズが公式見解以外の説明をしていない以上、当事者に取材をして確実な話を引き出すことは、現時点では簡単ではないでしょう。また、企業が経営戦略についていちいち説明する必要もありません。

ただ、今回の料金設定が過去の事例に基づいているように、これまで続いてきた映画業界の独特の商慣習を踏まえれば、その要因を高い確度で推定することは可能です。

そのときに注目しなければならないプレイヤーは、TOHOシネマズだけではありません。TOHOシネマズは映画を客に売る興行会社(小売店)であり、そこに映画(『スター・ウォーズ』)を卸す配給会社(流通)のウォルト・ディズニー社が存在しています。さらにそこにもうひとつの変数として、TOHOシネマズの親会社である東宝を想定する必要があります。周知のように、東宝は映画製作・配給をする会社でディズニーのコンペティターでもあります。

TOHOシネマズ、ウォルト・ディズニー、東宝──この3者間の関係を踏まえると、今回の料金設定の事情はより見えてきます。そこから導き出されるのは、以下のふたつの可能性です。
•ディズニーによる高い映画料の設定
•東宝の『妖怪ウォッチ』戦略

以下、この二点についてそれぞれ解説します。

高い映画料の設定か

まず、高い映画料(卸価格)の設定の可能性についてですが、これは映画業界独特の商慣習を知らないとわかりにくい話なので先に説明します。

映画(商品)は、配給会社(流通)から興行会社/映画館(小売店)に卸されるものですが、物理的な商品と異なりそこで卸されるのは上映権です。しかし、基本的にこの上映権そのものにお金は発生せず、映画館で映画が上映されてはじめて入場料金=興行収入(売上)が生まれます。映画館(興行会社)と配給会社は、この興行収入を分けることになります。そのときの取り分の割合を「歩率」と呼び、配給会社の取り分(配給収入)を業界では「映画料」と呼びます(図参照)。
画像
歩率は、平均すると50%ぐらい(つまり半々)ですが、作品や公開週によっても異なります。たとえば、確実なヒットが見込めるハリウッドのブロックバスター(製作費が多くかかった大作)のような場合、公開1週目の映画料は70%、2週目は60%、3週目は50%といったような契約になることがあります。この具体的な数字は、配給会社と興行会社(映画館)の取引なので、表沙汰になることはほとんどありません。

こうした業界の商慣習を踏まえると、今回の一件で特別料金が設定された理由としてまず考えられるのは、ディズニーによる高い映画料の設定です。確実に動員が見込める映画において、配給会社の取り分が多い歩率が設定されることは珍しくありません(※1)。配給側にとっては、「この映画にはお客さんが確実に入るし、こっちも宣伝費を多くかけるから、映画館の取り分はこれくらいでもいいでしょ」ということです。

逆に映画館にとっては、自らの取り分をより増やすためには、当然ながら売上(興行収入)を増やすしかありません。そこでTOHOシネマズは一部の映画館で一般料金を200円値上げしたのではないか──と推定されるわけです。

『妖怪ウォッチ』をヒットさせたい東宝

もうひとつ考えられる可能性は、TOHOシネマズの親会社・東宝のための戦略というものです。

映画業界において年末年始は繁忙期のひとつです。『スター・ウォーズ』が、12月18日に公開されるのもそのためです。しかしこの翌日には、もうひとつの大作が公開待機しています。それが東宝配給の『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』です。

昨年12月公開のシリーズ一作目は、最終の興行収入が78億円という大ヒットを記録しました。12月公開作の成績は翌年度扱いとなるので、これは今年度の日本映画ではトップの成績です。しかも、公開週末の興行収入は16億2889万円と、東宝配給作品でも歴代トップのスタートだったほど。客層は基本的にはかぶらないものの、日本映画興行収入トップの作品と『スター・ウォーズ』はバッティングするのです。
『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』チラシ。『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』チラシ。
このとき、東宝はもちろん『妖怪ウォッチ』をヒットさせたいと考えます。そして子会社のTOHOシネマズと連携して、より優先的に座席数の多いスクリーンを割り当てたり、上映回数を増やしたりするでしょう。その一方で、『スター・ウォーズ』には『妖怪ウォッチ』よりも小さい劇場が割り当てられたり、上映回数が減ったりするかもしれません。そこでTOHOシネマズは、『スター・ウォーズ』の売上を確実に増やすために、稼働率の高い都心の映画館に限って特別入場料金を設定するのではないか、と推測できるのです。

ここで気になるのは、東宝とTOHOシネマズのように配給会社と興行会社が同一資本であることです。TOHOシネマズでは、東宝配給の『妖怪ウォッチ』が優先される──ディズニーはもしかするとこのことを踏まえて高い映画料をTOHOシネマズに要求したということも考えられます。

日本の映画産業は、東宝・東映・松竹の大手三社による製作─配給─興行の垂直統合の歴史でもありますが、これは裏を返せば、興行部門を持っていない外部の映画会社の参入が不利なことを意味します。東宝は2003年にヴァージンシネマズを買収することによって、現在はイオンシネマに次ぐ規模の興行会社となりました。東宝ひとり勝ちの状況とは、興行網の安定化によっても導かれたのです。

ちなみにアメリカでは、1949年に反トラスト法の判決が出た通称「パラマウント・ケース」によって、製作・配給と興行の資本関係は基本的に切り離されています。よって、親会社の強い意向を受けて上映作品を編成するということはありません。

過去のケースとの違い

前述したように、特別入場料金は過去にも『インデペンデンス・デイ』(1996年)や『タイタニック』(1997年)、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999年)、『スターウォーズ エピソード2 クローンの逆襲』(2002年)などでも行なわれたと報道されています。たしかにそれはその通りなのですが、これはそれぞれ事情が異なります。

たとえば『タイタニック』の場合は、3時間9分という上映時間の長さと関係しています。映画は2時間20分を超えると一日に上映できる回数が少なくなるので、料金が同一であれば長い映画ほど売上が少なくなります。そのために、特別料金が設定されたと考えられます。また、2時間25分の『インデペンデンス・デイ』も同様の理由である可能性が高いでしょう。しかし、今回の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の上映時間は2時間16分なので、これらとは事情が異なります。

一方、『スター・ウォーズ エピソード1』と『同2』のケースですが、このときは当時の配給会社である20世紀フォックスが、入場料金を2000円にし、割引料金も認めないように興行会社に要請していました。それが発覚するのは、2003年になってからです。公正取引委員会が、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで配給会社のフォックスに立ち入り検査をし、最終的に排除勧告する事態となりました。フォックスは、『スター・ウォーズ』2作だけでなく『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001年)や『マイノリティ・リポート』(2002年)など、99年以降の76作品で入場料の維持や割引券使用に制限をかけていたと報道されています(※2)。

しかし、今回の『フォースの覚醒』の特別入場料金は、ディズニー側がTOHOシネマズに要求したとは考えにくいです。この公取委のフォックスへの勧告後、配給会社は入場料金のコントロールについては抑制的だからです。たとえば、ある映画で入場料金が一律1000円に設定されたことがありましたが、そのとき配給会社はあくまでも「お願い」として劇場側に提案し、それに従わない映画館もありました。また、今回TOHOシネマズは、割引サービスが使えると明言しています。

よって、今回ディズニーが2000円という入場料金をTOHOシネマズに要求したことは、やはり考えにくいのです。そんなことをしたら、公正取引委員会がやってくることになるだけですから。

3者の思惑とパワーバランス

繰り返しますが、ここまで見てきたことはあくまでも推定の域を出るものではありません。しかし、そこで見られるさまざまな要素(歩率や競合作、競合作の配給会社が興行会社の親会社)が複雑にからみ合って、今回の件を生じさせたことはおそらく間違いありません。まとめれば、ディズニー・東宝・TOHOシネマズのそれぞれの思惑と、3者のパワーバランスが微妙に絡んだ結果として、2000円の特別入場料金が生じたと考えられるのです。

ただし、今回のTOHOシネマズの値上げでひとつ留意しておくべきは、それが限定的だということです。まず、それは一般(成人)の窓口料金のみだけであり、シニアや学生などの料金および前売り券や割引サービスには適用されていません。加えて、東京と関西の主要8館のみで施行されるあたりも、限定的であることを示しています。都心からそれほど遠くないTOHOシネマズ錦糸町や府中では行なわれません。

もちろん、こうした一件から薄っすらと感じられるのは、現在のディズニーとTOHOシネマズ・東宝が、それなりに緊張関係にありそうだということです。「主要8館のみで特別料金2000円」が、もしかしたらもっとも穏当な落としどころだったのかもしれませんが、TOHOシネマズにとってもディズニーにとっても、さらには映画業界全体にとってもそれがプラスのイメージに働くとは思えません。短期的には目先の売上は増えても、映画業界全体に負のイメージが働けば、中長期的にはそれは自らの首を締めることにも繋がりかねません。

また、今後注視したいのは、このTOHOシネマズの対応に他社が追従するかどうかです。都心には、他にも新宿ピカデリー(松竹経営)と新宿バルト9(ティ・ジョイ運営/東映+東宝経営)という、日本でもっとも高い水準の稼働率のシネコンがふたつあります。また、都心から15~30分ほどのところにも、ユナイテッド・シネマやティ・ジョイなど、さまざまなシネコンがあります。これらの競合他社に波及するかどうかが、今後のポイントでもあります。

参入障壁となる「映画は高い」イメージ

稼働率の高い都心のシネコンの売上はバカにならないので、今回の特別入場料金は確実に全体の興行収入への影響を及ぼすでしょう。ただ、前売り券や割引サービスを使わず、窓口料金で映画を観るのは映画観客のライト層に限られます。むかし筆者が取材したある映画会社の幹部は、「いま窓口料金で映画を観るひとなんて、ほとんどいないでしょう」と述べたほどです。それは大げさだとしても、映画の入場料金に対しての認識は、ふだん映画館によく行く層とライト層では大きく異なります。

たとえば、筆者がよく行くシネコンのユナイテッド・シネマでは、年間500円で会員になると金曜日は1000円で観ることができます。通常は1800円なので、44%の値引きです。たとえ年に一回しか観なくても、会員になれば窓口料金よりも300円はお得です。平均入場料金が1200円台で推移しているのも、割引サービスがシネコン時代になってより盛んになったためです。1993年以降、映画の窓口料金は1800円のままですが、平均入場料金も1992年以降は1200円台で推移しています。この間の最高は昨年の1285円ですが、これは消費増税の影響です。

ふだん映画館に行かないひとにとって入場料金は高く感じられ、逆によく行くひとはそれほど高くないことを知っている――このギャップが、映画観客の新規獲得の障壁となっていることも確かでしょう。たとえば下の図は、筆者が推定した、日本の映画観客の割合を推定したグラフです。
画像
これからもわかるように日本で映画を観に行くひとは、全人口のほんの一部でしかありません。他国と比較しても、日本はひとりあたりの年間観賞回数は非常に少ないのです。世界でトップのお隣の韓国の4.12回(2013年)と比べると、三分の一以下の1.23回(同年)ほどにしか過ぎません。それでも世界第3位のマーケットを維持できているのは、人口が多く、単価(入場料金)が高いためです。

こうしたことを踏まえると、映画の窓口料金の高さは映画マーケット拡大において、ひとつの障壁になっているのではないか、と考えられるのです。しかし映画に限らず商品の値下げは簡単なことではなく、さらに日本は長いデフレ状況にあったためにこれ以上の値下げには踏み出せません。

ライトユーザーにとっての「映画は高い」──このイメージをいかに崩すかは、日本の映画業界にとってはひとつの課題ではないでしょうか。

※1……元大手映画会社社員は、FacebookにおけるYahoo!ニュースのコメントで、「配給会社に80%以上持ってかれたら手残りが少なくなって、興行会社は入場料の値上げをするのです」と述べている。

※2……読売新聞2003年10月9日朝刊「米大手映画配給会社の日本支社を排除勧告/公取委」。また、この一件の解説・分析は、公取委にも取材している斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』(2009年/ダイヤモンド社)に詳しい。なお、99年以前の『インデペンデンス・デイ』と『タイタニック』も20世紀フォックス配給だったが、この2作は独禁法の対象とはなっていない。


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松谷創一郎 ライター、リサーチャー


1974年生まれ、広島市出身。商業誌から社会学論文、企業PR誌まで幅広く執筆。国内外各種企業のマーケティングリサーチも手がける。得意分野は、カルチャー全般、流行や社会現象分析、社会調査、映画やマンガ、テレビなどコンテンツビジネス業界について。著書に『ギャルと不思議ちゃん論:女の子たちの三十年戦争』、共著に『どこか〈問題化〉される若者たち』、『文化社会学の視座:のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化』等。BgWEy

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コメント17件


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加藤直樹

僕は後三カ月余りでシルバーりが適用されます。
イオンシネマはは55と言う割引が55歳いじ1,100円で観られます

いいね! · 返信 · 5時間前
..








大幸 信明 ·
特定非営利活動法人 山科醍醐こどものひろば パート(経理担当)


もう少しコンパクトにできた内容だと思いますよ。この長い文章。
第一、映画に興味ない人はこんなに詳しい説明は求めてないでしょう。私も含めて。熱が入るのは分かりますが、それは映画おたくの中でどうぞ。

いいね! · 返信 · 2 · 2015年11月19日 20:38
..








新宅 優一 ·
東京都 足立区


この方の文章は長いだけで何がポイントなのか分からない。
「だから何なんだよ」といつも思う。

> この程度の文章が長いというのは、そんだけ文章を読む力が落ちている

すいません。

いいね! · 返信 · 1 · 2015年11月17日 0:14
..








Takeshi Yamamoto ·



いっそ「会員特権」のようなものを廃止して「全員一律 いつも良心的価格」にした方が良いように思うだが・・・。

いいね! · 返信 · 2015年11月16日 4:59 · 編集済み
..








Satoshi Yoshiwawa ·
大阪市


スターウォーズは何が面白いのかわかんねー

いいね! · 返信 · 2 · 2015年11月15日 21:39
..








畠山 修 ·
新川高等学校


映画二本立て1500円の時代が懐かしいです

いいね! · 返信 · 2 · 2015年11月15日 21:09
..








Hairstation Makani

それほどのもんか

いいね! · 返信 · 3 · 2015年11月15日 19:47
..








Lotus Black ·
勤務先: 某工場


おっけーテレビで見るわ

いいね! · 返信 · 3 · 2015年11月15日 19:46
..








Sho Narumi ·
北海道 札幌市


あくまで推測の域を出ていない内容ですが、説得力はありました。
記事が長いと文句をつけているコメントがありましたが、これは短くすると映画に詳しくない人には理解してもらうのが難しくなります。
この程度の文章が長いというのは、そんだけ文章を読む力が落ちているということでもあります。脱線コメントですが。

いいね! · 返信 · 6 · 2015年11月15日 19:46










茂田 カツノリ ·
NA Not applicable


> この程度の文章が長いというのは、そんだけ文章を読む力が落ちている

賛同します。文が読めないのは仕方ないとしても、それを恥ずべきことと認識できるかどうかは割と重要な話かとも思います。

いいね! · 返信 · 4 · 2015年11月15日 20:20
....








中村 昌志

そもそも映画の料金設定は最低賃金で算出されるべき。地域格差あって当然。

いいね! · 返信 · 1 · 2015年11月15日 19:44
..








Shiho Nitanai

レンタルで十分

いいね! · 返信 · 2 · 2015年11月15日 19:32
..








永野 茂樹 ·
介護老人保健施設 介護士


大作で投資の回収をしたいんだろうけど、客に敬遠されるようなことしたらダメでしょう。経営(投資の回収の仕方)の考え方が古すぎで涙がでるわ。
TOHOの経営陣バカやね。

いいね! · 返信 · 4 · 2015年11月15日 19:14
..








牧 繁樹

記事長いわ・・・
シネマイレージ会員になれば1100円で見られるからどうでも良い話

いいね! · 返信 · 5 · 2015年11月15日 19:04
..








Takeshi Higuchi

1800円でもぼったくりだと思いますが。

いいね! · 返信 · 6 · 2015年11月15日 18:59
..








桃山 太郎

今どき映画を正規料金で見てる人なんて居るのか?

いいね! · 返信 · 5 · 2015年11月15日 18:56
..








Eureka Zt

簡単に言うと、
競合会社であるとは言え、実質独占可能で談合ボッタクリだという事だね。

いいね! · 返信 · 4 · 2015年11月15日 18:49
..











松田 春人 ·
石川県 金沢市


何曜日なら安い、何時なら安い、会員なら安い、カードがあれば安い。
そんなメンドクサイルールばかりの娯楽が、広く支持されるかっての。

いいね! · 返信 · 11 · 2015年11月15日 14:21













Takeshi Yamamoto ·



いっそ「会員特権」のようなものを廃止して「全員一律 いつも良心的価格」にした方が良いように思うだが・・・。

いいね! · 返信 · 2015年11月16日 4:59
....





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