リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6168438
詳細
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150726-00000003-wordleaf-sci
7月26日(日)18時0分配信
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7月29日、マイクロソフトよりパソコン向け基本ソフト(OS)の最新版「Windows 10」がリリースされます。既に多くのメディアで様々な報道がされていますが、今回はリリース前に知っておくべき基本的な情報をまとめます。
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リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ
[写真]スタートメニューが復活し、使い勝手が向上する(画像はマイクロソフトのウェブサイトより引用)
最大のポイントは、既存ユーザー向けの無償アップデート
Windows 10には主に家庭向けの「Windows 10 Home」とビジネス向けにセキュリティ機能などを強化した「Windows 10 Pro」の2つのエディション、そしてモバイル向けに今秋以降リリースを予定している「Windows 10 Mobile」が用意されています。その最大のポイントは、既存のWindowsユーザー向けに無償でアップデートが提供される点。ライバルのAppleは、既に「Mac OS X」のアップデートを無償で提供し続けていますが、ついにマイクロソフトも無償アップデートに乗り出すことになるのです。
マイクロソフトのアナウンスによると、無償アップデートの対象となるのはWindows 7 Service Pack 1とWindows 8.1 Updateのパソコンとタブレット端末を使用しているユーザーで、無償アップデートできるのはリリースから1年間。Windows 7とWindows 8のユーザーでも最新のアップデートを適用していないユーザーは対象外になるため、パソコンのシステム情報で現在のOSバージョンを確認し、必要に応じて「Windows Update」を使用してOSを最新の状態にしておくことをお勧めします。
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リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ
[写真]アップデート前に、自分のOSが最新になっているか確認しよう
ちなみにWindows 10 MobileはWindows Phone 8.1のユーザー向けに無償アップデート提供される予定ですが、現在日本国内で発売されているWindows Phone 8.1端末は、マウスコンピュータの「MADOSMA」のみ。今後の予定では、SIMフリースマートフォン「KATANA」がフリーテルから発売される見込みで、THE PAGEでもレポートをしていますが、多くのメーカーからWindows 10 Mobileを搭載した新たなスマートフォンやタブレット端末の登場が期待されます。
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次ページは:アップデートの予約は簡単、でもご利用は慎重に
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「Windows 10」無料アップグレード前に確認したい5つのポイント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00000016-zdn_pc-sci
7月25日(土)11時49分配信
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「Windows 10」無料アップグレード前に確認したい5つのポイント
「Windows 10」のデスクトップ画面(画像はWindows 10 Insider Preview Build 10240のもの)
7月29日からWindows 10の無料アップグレードがいよいよ提供される。対象となるのは、Windows 7(SP1)もしくはWindows 8.1 Updateを搭載したデバイス(PCやタブレット)だ。アップグレードを行うデバイスは、インターネットに接続され、かつWindows Updateを有効にしておく必要がある。
【Windows 10に対応しているかチェックする手順】
アップグレードを行う前には、Windows Updateで最新の更新プログラムを適用したり、不要なプログラムをアンインストールしたりと、ご利用のデバイスにおけるWindows環境を整理整頓しておくといいだろう。
ここでは、Windows 10の無料アップグレードを行う前に知っておきたいポイントをまとめた。
●(1)Windows 10の最小システム要件は?
Windows 10の最小システム要件は以下の通りだ。ディスプレイの解像度をはじめ、かなり低く抑えられており、アップグレード対象のデバイスであれば多くの製品が動作すると思われる。Windows 10アップグレード用ファイルのサイズは3Gバイト程度だ。
・プロセッサ 1GHz以上のプロセッサまたはSoC
・メモリ 32ビット版では1Gバイト、64ビット版では2Gバイト
・ストレージ空き容量 32ビット版では16Gバイト、64ビット版では20Gバイト
・グラフィックス DirectX 9 以上(WDDM 1.0)
・ディスプレイ(画面解像度) 1024×600ピクセル
ただし、この最小システム要件を満たしているデバイスでも、デバイスドライバやファームウェアの対応状況、搭載するアプリケーションの互換性、各種機能のサポート状況などによっては、アップグレードできない場合がある。
●(2)アップグレード対象デバイスの互換性は問題ない?
Windows 7(SP1)/8.1搭載デバイスであれば、「Windows 10 Upgrade Advisor」ツールを使って、使用しているデバイスがWindows 10に対応しているかどうかを簡単にチェックすることが可能だ。このツールは、Windows Updateの更新プログラム(KB3035583)で追加されたWindows 10無料アップグレード予約機能「Get Windows 10アプリ」に組み込まれている。
Windows 10 Upgrade Advisorの使い方は簡単だ。
1. タスクバー右側の通知領域にある「Windows 10ロゴ」をクリックして、Get Windows 10アプリを起動する
2. ウィンドウ左上にある「≡」のメニューアイコンをクリックする
3. 「PCのチェック」をクリックする
4. 一瞬でチェック結果がウィンドウに表示される
このツールを実行して、デスクトップアプリ、接続デバイス、周辺機器との互換性に関して既知の問題が検出された場合、その問題もリポートに表示される。問題を解決するための対策が判明している場合、それも表示される仕組みだ。ただし、Microsoftはこのツールですべてのアプリやデバイスを診断することは不可能なので、互換性に関する問題が漏れなく表示される保証はないとしている。
なお、PCメーカー各社は独自にWindows 10アップグレードサポート対象機種の情報を発表している。メーカーによって、どの時期に発売された機種まで動作確認を行っているかは異なるが、2012年以降のWindows 8搭載モデルや2013年以降のWindows 8.1搭載モデルにおけるサポート情報を順次公開している状況だ。
Windows 10のアップグレード前には、ご利用のPC/タブレットのメーカーWebサイトも合わせてチェックすることをおすすめする。
●(3)Windows 10の無料アップグレードは予約すべき?
Get Windows 10アプリやWindows UpdateからWindows 10の無料アップグレードを予約しておけば、予約をしていないユーザーより先にWindows 10が入手できる。予約をしておけば、7月29日以降にWindows 10のアップグレード用ファイルが自動でダウンロードされ、インストールの準備が整った段階でアップグレードのスケジュール設定を促すポップアップが表示されるという。予約は対象デバイスごとに1台ずつ行う必要がある。
Windows 10の無料アップグレードは7月29日から、Windows Insider Program参加者(Windowsの最新プレビュー版を一般公開前に試用し、開発側へフィードバックすることで製品改善に役立てるプログラム)、無料アップグレード予約者、アップグレード予約を行っていない対象ユーザーへと、3段階に分けて提供が開始される。
そのため、7月29日にすべてのユーザーがWindows 10へとアップグレードできるわけではない。ただし、日本マイクロソフトによれば、「推奨はしない」ものの、Webサイト上にマニュアル操作でWindows 10の導入が可能なアップグレード用リンクを設ける予定があるという。
なお、Windows 10への無料アップグレードは予約をしなければ、自動で行われるわけではない。アップグレード対象デバイスの互換性情報などがきちんと確認できてから導入したいといったユーザーは、予約をしないで待つというのも手だ(一度予約しても、Get Windows 10アプリからキャンセルできる)。無料アップグレードが可能な期間は、7月29日から1年間ある。
●(4)どのエディションにアップグレードできる?
Windows 7(SP1)/8.1 Updateのエディションによって、無料アップグレードできるWindows 10のエディションは異なる。主にHome系のエディションはWindows 10 Homeへ、Pro系のエディションはWindows 10 Proへ無料でアップグレードが可能だ。Windows RT/RT 8.1は対象外となるので注意したい。
・Windows 7(SP1)からアップグレード可能なエディション
・Windows 7 Starter → Windows 10 Home
・Windows 7 Home Basic → Windows 10 Home
・Windows 7 Home Premium → Windows 10 Home
・Windows 7 Professional → Windows 10 Pro
・Windows 7 Ultimate → Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Updateからアップグレード可能なエディション
・Windows 8.1 → Windows 10 Home
・Windows 8.1 Pro→ Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Pro Student→ Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Pro WMC → Windows 10 Pro
法人向けのWindows 7 Enterprise、Windows 8/8.1 Enterpriseも対象外だが、ボリュームライセンス契約でソフトウェアアシュアランス(SA)が有効なユーザーは、特典としてWindows 10 Enterpriseにアップグレード可能だ。
なお、今後はWindows Phone 8.1からWindows 10 Mobileへの無料アップグレード提供も行われる(現状でWindows 10 Mobileは今秋提供とみられる)。
●(5)Windows 7/8.1からのアップグレードで削除される機能は?
Windows 7(SP1)/8.1 UpdateからWindows 10にアップグレードすると、以下の機能が削除される。
・Windows Media Center
・DVD-Video再生機能(すでにWindows 8で再生に必要なコーデックが省かれている)
・Windows 7のデスクトップガジェット
・Windows 7のソリティア、マインスイーパー、ハーツ(新バージョンのソリティアとマインスイーパーをリリース済み)
・USBフロッピードライブのドライバ
・Windows Live Essentialsがインストールされている場合、OneDriveアプリが削除され、Windows 10搭載のOneDriveに置き換えられる
・Windows 10 HomeではWindows Updateの更新プログラムが自動適用になる(手動更新メニューが省かれる)
このうちWindows 7ユーザーに影響しそうなのがDVD-Video再生機能の削除だが、別途再生ソフトをインストールすれば問題ない。Microsoftによれば、Windows 10用のDVD再生機能オプションを提供する予定もあるという。
また、Windows 10 HomeではWindows Updateにおける更新プログラムのダウンロードおよびインストールが「自動」の設定のみとなっており、この際の再起動もデバイスが使用されていないときに自動で行われる(再起動の日時設定は可能)。
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【関連記事】
「Windows 10」大特集
まだ慌てる時間じゃない?:「Windows 10」の無料アップグレードをあえて阻止するという選択肢
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:今から知っておきたい「Windows 10」導入後のWindows Updateに関する注意点
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:「Windows 10」は“非推奨”ながら手動アップグレードも可能へ
最終更新:7月25日(土)11時49分
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ついに「7」が正統進化 Windows10直前レビュー
フリーライター 竹内 亮介
(1/3ページ)2015/7/25 3:30
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO89598140S5A720C1000000/
マイクロソフトは7月29日、同社の基本ソフト(OS)である「ウィンドウズ」シリーズの最新版「ウィンドウズ10」へのアップグレードを開始する。注目したいのがアップグレードの無償化だ。2009年に発売された「ウィンドウズ7」や、2013年に発売された「ウィンドウズ8.1」からなら、1年間に限り無料でアップデートできるようにした。
スタートメニューが復活し、デスクトップですべての作業が行えるようになったウィンドウズ10
画像の拡大
スタートメニューが復活し、デスクトップですべての作業が行えるようになったウィンドウズ10
「ウィンドウズ8」や同8.1は、ウィンドウズの大きな特徴の一つである「スタートメニュー」が無かったが、10で復活した。8や8.1のユーザーインターフェースに違和感を感じ、アップグレードせずにウィンドウズ7を使い続けてきたユーザーも少なくない。そうした7ユーザーにしてみれば、ようやく訪れた最新OSに移行するチャンスといえる。期待と不安で半々といったところだろう。そこで今回は、7をずっと利用し続けてきたユーザーに向け、10とはどういったものなのか、8や8.1よりもスムーズに移行できるのかを検証した。
■7が動作するなら10も問題なく動作する
誤解が無いように説明しておくと、全ての7および8.1ユーザーが7月29日からアップグレードできるわけではない。10の「開発版」をテストできる「インサイダープレビュープログラム」に参加済みのユーザーが対象だ。当該プログラムに参加していないユーザーは、別途案内がある「ウィンドウズ10へのアップグレード予約」を行うと、アップデート用ファイルが入手できる仕組みだ。
7月29日にダウンロードできるのはインサイダープレビューのユーザーだ
画像の拡大
7月29日にダウンロードできるのはインサイダープレビューのユーザーだ
なにしろウィンドウズのユーザーは非常に多い。段階を踏んで「ファイルをダウンロードするユーザー」を整理しないと、サーバーに負荷がかかりすぎてダウンロードサービスが応答不能になったりダウンロードに時間がかかったりする恐れがある。一般の7/8.1ユーザーがアップデート用ファイルをダウンロードできるのは、最速でも7月30日以降になりそうだ。有償のパッケージ版も間をおかずに発売するとのことだが、手に入るのは8月に入ってからになるだろう。
なお、10がプリインストールされたメーカー製パソコンは、一部の先行モデルを除き、9月または10月から本格出荷がスタートする。今回、完成版にきわめて近い最新バージョン「ビルド10240」の公開日時が、米国時間の7月15日とかなり遅かった。パソコンメーカーは、完成版を使って最終的な検証作業を実施するため、搭載パソコンの発売が9月以降にずれ込んだわけだ。
アップグレードする前に気になるのが、「自分のパソコンで10が動作するかどうか」だろう。この点については、おおむね心配しなくてよさそうだ。マイクロソフトは、そのOSが利用できるハードウエアやソフトウエアを示した「システム要件」を公開している。確認したところ、7と8/8.1、10の4種類のOSのシステム要件は基本的に同一だ。つまり、7が快適に動作しているパソコンなら、10も快適に動作する。
タスクトレイに表示されているウィンドウズマークをクリックすると、10のダウンロード予約が行える
画像の拡大
タスクトレイに表示されているウィンドウズマークをクリックすると、10のダウンロード予約が行える
また、10のダウンロード予約をする際に、それぞれのパソコンのハードウエアやソフトウエアが10に対応しているかどうかを自動的にチェックしてくれる。未対応のハード/ソフトがあるとリストアップして表示する。なにもリストアップされなければ、そのままアップデートしても大丈夫だ。リストアップされた場合は、ハードおよびソフトメーカーから、10用のアップデートファイルが提供されるのを待つとよい。
筆者は、インサイダープレビュープログラムを通じて、10の開発版を試してきたが、7で使ってきたソフトウエアは、おおむねそのまま動く印象だ。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6168438
詳細
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150726-00000003-wordleaf-sci
7月26日(日)18時0分配信
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7月29日、マイクロソフトよりパソコン向け基本ソフト(OS)の最新版「Windows 10」がリリースされます。既に多くのメディアで様々な報道がされていますが、今回はリリース前に知っておくべき基本的な情報をまとめます。
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リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ
[写真]スタートメニューが復活し、使い勝手が向上する(画像はマイクロソフトのウェブサイトより引用)
最大のポイントは、既存ユーザー向けの無償アップデート
Windows 10には主に家庭向けの「Windows 10 Home」とビジネス向けにセキュリティ機能などを強化した「Windows 10 Pro」の2つのエディション、そしてモバイル向けに今秋以降リリースを予定している「Windows 10 Mobile」が用意されています。その最大のポイントは、既存のWindowsユーザー向けに無償でアップデートが提供される点。ライバルのAppleは、既に「Mac OS X」のアップデートを無償で提供し続けていますが、ついにマイクロソフトも無償アップデートに乗り出すことになるのです。
マイクロソフトのアナウンスによると、無償アップデートの対象となるのはWindows 7 Service Pack 1とWindows 8.1 Updateのパソコンとタブレット端末を使用しているユーザーで、無償アップデートできるのはリリースから1年間。Windows 7とWindows 8のユーザーでも最新のアップデートを適用していないユーザーは対象外になるため、パソコンのシステム情報で現在のOSバージョンを確認し、必要に応じて「Windows Update」を使用してOSを最新の状態にしておくことをお勧めします。
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リリース目前のWindows 10、知っておくべき情報を総まとめ
[写真]アップデート前に、自分のOSが最新になっているか確認しよう
ちなみにWindows 10 MobileはWindows Phone 8.1のユーザー向けに無償アップデート提供される予定ですが、現在日本国内で発売されているWindows Phone 8.1端末は、マウスコンピュータの「MADOSMA」のみ。今後の予定では、SIMフリースマートフォン「KATANA」がフリーテルから発売される見込みで、THE PAGEでもレポートをしていますが、多くのメーカーからWindows 10 Mobileを搭載した新たなスマートフォンやタブレット端末の登場が期待されます。
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「Windows 10」無料アップグレード前に確認したい5つのポイント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00000016-zdn_pc-sci
7月25日(土)11時49分配信
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「Windows 10」無料アップグレード前に確認したい5つのポイント
「Windows 10」のデスクトップ画面(画像はWindows 10 Insider Preview Build 10240のもの)
7月29日からWindows 10の無料アップグレードがいよいよ提供される。対象となるのは、Windows 7(SP1)もしくはWindows 8.1 Updateを搭載したデバイス(PCやタブレット)だ。アップグレードを行うデバイスは、インターネットに接続され、かつWindows Updateを有効にしておく必要がある。
【Windows 10に対応しているかチェックする手順】
アップグレードを行う前には、Windows Updateで最新の更新プログラムを適用したり、不要なプログラムをアンインストールしたりと、ご利用のデバイスにおけるWindows環境を整理整頓しておくといいだろう。
ここでは、Windows 10の無料アップグレードを行う前に知っておきたいポイントをまとめた。
●(1)Windows 10の最小システム要件は?
Windows 10の最小システム要件は以下の通りだ。ディスプレイの解像度をはじめ、かなり低く抑えられており、アップグレード対象のデバイスであれば多くの製品が動作すると思われる。Windows 10アップグレード用ファイルのサイズは3Gバイト程度だ。
・プロセッサ 1GHz以上のプロセッサまたはSoC
・メモリ 32ビット版では1Gバイト、64ビット版では2Gバイト
・ストレージ空き容量 32ビット版では16Gバイト、64ビット版では20Gバイト
・グラフィックス DirectX 9 以上(WDDM 1.0)
・ディスプレイ(画面解像度) 1024×600ピクセル
ただし、この最小システム要件を満たしているデバイスでも、デバイスドライバやファームウェアの対応状況、搭載するアプリケーションの互換性、各種機能のサポート状況などによっては、アップグレードできない場合がある。
●(2)アップグレード対象デバイスの互換性は問題ない?
Windows 7(SP1)/8.1搭載デバイスであれば、「Windows 10 Upgrade Advisor」ツールを使って、使用しているデバイスがWindows 10に対応しているかどうかを簡単にチェックすることが可能だ。このツールは、Windows Updateの更新プログラム(KB3035583)で追加されたWindows 10無料アップグレード予約機能「Get Windows 10アプリ」に組み込まれている。
Windows 10 Upgrade Advisorの使い方は簡単だ。
1. タスクバー右側の通知領域にある「Windows 10ロゴ」をクリックして、Get Windows 10アプリを起動する
2. ウィンドウ左上にある「≡」のメニューアイコンをクリックする
3. 「PCのチェック」をクリックする
4. 一瞬でチェック結果がウィンドウに表示される
このツールを実行して、デスクトップアプリ、接続デバイス、周辺機器との互換性に関して既知の問題が検出された場合、その問題もリポートに表示される。問題を解決するための対策が判明している場合、それも表示される仕組みだ。ただし、Microsoftはこのツールですべてのアプリやデバイスを診断することは不可能なので、互換性に関する問題が漏れなく表示される保証はないとしている。
なお、PCメーカー各社は独自にWindows 10アップグレードサポート対象機種の情報を発表している。メーカーによって、どの時期に発売された機種まで動作確認を行っているかは異なるが、2012年以降のWindows 8搭載モデルや2013年以降のWindows 8.1搭載モデルにおけるサポート情報を順次公開している状況だ。
Windows 10のアップグレード前には、ご利用のPC/タブレットのメーカーWebサイトも合わせてチェックすることをおすすめする。
●(3)Windows 10の無料アップグレードは予約すべき?
Get Windows 10アプリやWindows UpdateからWindows 10の無料アップグレードを予約しておけば、予約をしていないユーザーより先にWindows 10が入手できる。予約をしておけば、7月29日以降にWindows 10のアップグレード用ファイルが自動でダウンロードされ、インストールの準備が整った段階でアップグレードのスケジュール設定を促すポップアップが表示されるという。予約は対象デバイスごとに1台ずつ行う必要がある。
Windows 10の無料アップグレードは7月29日から、Windows Insider Program参加者(Windowsの最新プレビュー版を一般公開前に試用し、開発側へフィードバックすることで製品改善に役立てるプログラム)、無料アップグレード予約者、アップグレード予約を行っていない対象ユーザーへと、3段階に分けて提供が開始される。
そのため、7月29日にすべてのユーザーがWindows 10へとアップグレードできるわけではない。ただし、日本マイクロソフトによれば、「推奨はしない」ものの、Webサイト上にマニュアル操作でWindows 10の導入が可能なアップグレード用リンクを設ける予定があるという。
なお、Windows 10への無料アップグレードは予約をしなければ、自動で行われるわけではない。アップグレード対象デバイスの互換性情報などがきちんと確認できてから導入したいといったユーザーは、予約をしないで待つというのも手だ(一度予約しても、Get Windows 10アプリからキャンセルできる)。無料アップグレードが可能な期間は、7月29日から1年間ある。
●(4)どのエディションにアップグレードできる?
Windows 7(SP1)/8.1 Updateのエディションによって、無料アップグレードできるWindows 10のエディションは異なる。主にHome系のエディションはWindows 10 Homeへ、Pro系のエディションはWindows 10 Proへ無料でアップグレードが可能だ。Windows RT/RT 8.1は対象外となるので注意したい。
・Windows 7(SP1)からアップグレード可能なエディション
・Windows 7 Starter → Windows 10 Home
・Windows 7 Home Basic → Windows 10 Home
・Windows 7 Home Premium → Windows 10 Home
・Windows 7 Professional → Windows 10 Pro
・Windows 7 Ultimate → Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Updateからアップグレード可能なエディション
・Windows 8.1 → Windows 10 Home
・Windows 8.1 Pro→ Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Pro Student→ Windows 10 Pro
・Windows 8.1 Pro WMC → Windows 10 Pro
法人向けのWindows 7 Enterprise、Windows 8/8.1 Enterpriseも対象外だが、ボリュームライセンス契約でソフトウェアアシュアランス(SA)が有効なユーザーは、特典としてWindows 10 Enterpriseにアップグレード可能だ。
なお、今後はWindows Phone 8.1からWindows 10 Mobileへの無料アップグレード提供も行われる(現状でWindows 10 Mobileは今秋提供とみられる)。
●(5)Windows 7/8.1からのアップグレードで削除される機能は?
Windows 7(SP1)/8.1 UpdateからWindows 10にアップグレードすると、以下の機能が削除される。
・Windows Media Center
・DVD-Video再生機能(すでにWindows 8で再生に必要なコーデックが省かれている)
・Windows 7のデスクトップガジェット
・Windows 7のソリティア、マインスイーパー、ハーツ(新バージョンのソリティアとマインスイーパーをリリース済み)
・USBフロッピードライブのドライバ
・Windows Live Essentialsがインストールされている場合、OneDriveアプリが削除され、Windows 10搭載のOneDriveに置き換えられる
・Windows 10 HomeではWindows Updateの更新プログラムが自動適用になる(手動更新メニューが省かれる)
このうちWindows 7ユーザーに影響しそうなのがDVD-Video再生機能の削除だが、別途再生ソフトをインストールすれば問題ない。Microsoftによれば、Windows 10用のDVD再生機能オプションを提供する予定もあるという。
また、Windows 10 HomeではWindows Updateにおける更新プログラムのダウンロードおよびインストールが「自動」の設定のみとなっており、この際の再起動もデバイスが使用されていないときに自動で行われる(再起動の日時設定は可能)。
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【関連記事】
「Windows 10」大特集
まだ慌てる時間じゃない?:「Windows 10」の無料アップグレードをあえて阻止するという選択肢
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:今から知っておきたい「Windows 10」導入後のWindows Updateに関する注意点
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:「Windows 10」は“非推奨”ながら手動アップグレードも可能へ
最終更新:7月25日(土)11時49分
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ついに「7」が正統進化 Windows10直前レビュー
フリーライター 竹内 亮介
(1/3ページ)2015/7/25 3:30
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO89598140S5A720C1000000/
マイクロソフトは7月29日、同社の基本ソフト(OS)である「ウィンドウズ」シリーズの最新版「ウィンドウズ10」へのアップグレードを開始する。注目したいのがアップグレードの無償化だ。2009年に発売された「ウィンドウズ7」や、2013年に発売された「ウィンドウズ8.1」からなら、1年間に限り無料でアップデートできるようにした。
スタートメニューが復活し、デスクトップですべての作業が行えるようになったウィンドウズ10
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スタートメニューが復活し、デスクトップですべての作業が行えるようになったウィンドウズ10
「ウィンドウズ8」や同8.1は、ウィンドウズの大きな特徴の一つである「スタートメニュー」が無かったが、10で復活した。8や8.1のユーザーインターフェースに違和感を感じ、アップグレードせずにウィンドウズ7を使い続けてきたユーザーも少なくない。そうした7ユーザーにしてみれば、ようやく訪れた最新OSに移行するチャンスといえる。期待と不安で半々といったところだろう。そこで今回は、7をずっと利用し続けてきたユーザーに向け、10とはどういったものなのか、8や8.1よりもスムーズに移行できるのかを検証した。
■7が動作するなら10も問題なく動作する
誤解が無いように説明しておくと、全ての7および8.1ユーザーが7月29日からアップグレードできるわけではない。10の「開発版」をテストできる「インサイダープレビュープログラム」に参加済みのユーザーが対象だ。当該プログラムに参加していないユーザーは、別途案内がある「ウィンドウズ10へのアップグレード予約」を行うと、アップデート用ファイルが入手できる仕組みだ。
7月29日にダウンロードできるのはインサイダープレビューのユーザーだ
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7月29日にダウンロードできるのはインサイダープレビューのユーザーだ
なにしろウィンドウズのユーザーは非常に多い。段階を踏んで「ファイルをダウンロードするユーザー」を整理しないと、サーバーに負荷がかかりすぎてダウンロードサービスが応答不能になったりダウンロードに時間がかかったりする恐れがある。一般の7/8.1ユーザーがアップデート用ファイルをダウンロードできるのは、最速でも7月30日以降になりそうだ。有償のパッケージ版も間をおかずに発売するとのことだが、手に入るのは8月に入ってからになるだろう。
なお、10がプリインストールされたメーカー製パソコンは、一部の先行モデルを除き、9月または10月から本格出荷がスタートする。今回、完成版にきわめて近い最新バージョン「ビルド10240」の公開日時が、米国時間の7月15日とかなり遅かった。パソコンメーカーは、完成版を使って最終的な検証作業を実施するため、搭載パソコンの発売が9月以降にずれ込んだわけだ。
アップグレードする前に気になるのが、「自分のパソコンで10が動作するかどうか」だろう。この点については、おおむね心配しなくてよさそうだ。マイクロソフトは、そのOSが利用できるハードウエアやソフトウエアを示した「システム要件」を公開している。確認したところ、7と8/8.1、10の4種類のOSのシステム要件は基本的に同一だ。つまり、7が快適に動作しているパソコンなら、10も快適に動作する。
タスクトレイに表示されているウィンドウズマークをクリックすると、10のダウンロード予約が行える
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また、10のダウンロード予約をする際に、それぞれのパソコンのハードウエアやソフトウエアが10に対応しているかどうかを自動的にチェックしてくれる。未対応のハード/ソフトがあるとリストアップして表示する。なにもリストアップされなければ、そのままアップデートしても大丈夫だ。リストアップされた場合は、ハードおよびソフトメーカーから、10用のアップデートファイルが提供されるのを待つとよい。
筆者は、インサイダープレビュープログラムを通じて、10の開発版を試してきたが、7で使ってきたソフトウエアは、おおむねそのまま動く印象だ。