日本不参加 核兵器禁止条約交渉会議
日本の核交渉不参加「心裂ける」
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/188/4ef6725cf0fa525b50868f1edfe3b336.html
<核兵器禁止条約>日本反対「心が裂ける」被団協・藤森さん
(毎日新聞) 13:19
国連総会議場で始まった核兵器禁止条約の交渉で被爆者として演説する日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希・事務局次長=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
国連総会議場で始まった核兵器禁止条約の交渉で被爆者として演説する日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希・事務局次長=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
(朝日新聞)
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約交渉会議。不参加を表明した日本政府に対し、広島・長崎の被爆者からは強い反発の声が上がった。一方、会場で被爆者代表としてスピーチした日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希・事務局次長(72)=長野県茅野市=には、共感した参加者から温かい拍手が送られた。
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http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170328k0000e030200000c.html
<核兵器禁止条約>日本反対「心が裂ける」被団協・藤森さん
13:19毎日新聞
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約交渉会議。不参加を表明した日本政府に対し、広島・長崎の被爆者からは強い反発の声が上がった。一方、会場で被爆者代表としてスピーチした日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希・事務局次長(72)=長野県茅野市=には、共感した参加者から温かい拍手が送られた。
「同じ地獄をどこの国の誰にも絶対に再現させてはなりません」。広島・長崎の被爆者を代表し、藤森さんは、国連本部に集まった各国代表を前に力強く訴えた。
会議の序盤、約8分間にわたり、自身の体験と思いを一語一語かみしめながら語った。藤森さんは1歳4カ月の時、広島の爆心地から約2.3キロで被爆し、学徒動員されていた姉を亡くした。「やがて死を迎えると思われていた私が、奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じる」と語った。
昨年4月に日本被団協の主導で始まった「ヒバクシャ国際署名」を推進することを誓い、「法的拘束力のある条約を成立させ、発効させるために力を尽くしましょう」と呼びかけた。
スピーチを聞いた赤十字国際委員会のルー・マラスカさんは「とても心を動かされた。ヒバクシャの経験を共有することは、国家や団体がこの問題を解決しようとする原動力になる」と語った。
スピーチの後、藤森さんは報道陣に「会場からの拍手がうれしかった。被爆者の訴えに共感してくれた感性があれば核廃絶の努力はさらに続くと感じた」と述べた。「核保有国不在」の会議となったことには「非核保有国が懸命に努力して人道的影響について理解を深め、ここまで到達した」と希望を込めた。
一方、条約に反対する日本政府の態度について、藤森さんは演説の中で「被爆者で日本国民である私は、心が裂ける思い」と批判。スピーチ後の取材にも「国民の力で正しい方向に向かわせたい。条約を何としても育て上げるため、残る命を費やしたい」と決意を語った。【ニューヨーク竹内麻子】
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「被爆地として到底理解できず」と長崎市長
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK3X46LRK3XTOLB004.html
日本不参加に長崎市長「深い失望」 核兵器禁止条約交渉
13:40朝日新聞
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約の制定を目指す交渉会議に日本政府が不参加を表明したことについて、長崎市の田上富久市長は28日、「被爆地として到底理解できず、深い失望を感じている」と述べた。報道陣の取材に答えた。
田上市長は「今回の会議は非常に画期的な会議。被爆国である日本が核兵器のない世界に向けて議論をリードする役割を持ついい機会だと思っていた」と話した。交渉は2段階になっており、27日に始まった前半の会議では具体的な禁止事項などについて議論し、6月に始まる後半の会議では条約を作り上げる見通しになっている。田上市長は「3月の会議では条約の方向性が見えてくる。それを踏まえ、政府には再度6月の会議への出席を求めたい」と述べた。
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「核兵器禁止条約」交渉、日本は不参加表明
http://www.asahi.com/articles/ASK3X1D0NK3WUHBI03G.html?ref=goonews
「核兵器禁止条約」交渉、日本は不参加表明
ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一 小林豪
2017年3月28日13時18分
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核兵器禁止条約の交渉会議で日本政府の立場を表明する高見沢将林・軍縮大使=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
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核兵器を法的に禁ずる「核兵器禁止条約」の交渉会議が27日、米ニューヨークの国連本部で始まった。日本政府代表で演説した高見沢将林軍縮大使は、「核兵器国の理解や関与が得られないことは明らかだ。残念ながら、交渉会議に建設的かつ誠実に参加することは困難」と述べ、交渉への不参加を宣言した。
被爆者「地獄の再現ならぬ」 核禁止条約交渉会議
特集:核兵器禁止条約
特集:核といのちを考える
高見沢氏は、会議の序盤の各国の代表者による意見表明の場で、核軍縮と安全保障は切り離せないとの立場を表明。核保有国の参加が見込めないことから「実際に核保有国の核兵器が一つも減らなくては意味がない」「禁止条約がつくられたとしても、北朝鮮の脅威といった現実の安全保障問題の解決に結びつくとは思えない」などと批判を展開した。
核保有国や「核の傘」の下にある国々のほとんどが会議をボイコットするなか、日本は急きょ出席して反対表明をした。一方、米国のヘイリー国連大使はこの日、英仏や韓国など約20カ国の代表とともに議場外で交渉を強く非難する会見を開いた。
核兵器禁止条約は、甚大な非人道的影響を与える核兵器の使用や保有などを禁止することを目指す。禁止する範囲などの詳細については31日までの会期の前半で各国が意見を交わし、議長が5月までにたたき台となる条約案を示す見込みになっている。(ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一)
■外相「対立深め逆効果にも」
岸田文雄外相は28日午前の閣議後会見で、核兵器禁止条約の交渉不参加を決めた理由について、核保有国が参加しなかったことを挙げて「核兵器国と非核兵器国の対立をいっそう深めるという意味で逆効果にもなりかねない」と釈明した。
岸田氏は昨年10月の会見で「私としては交渉に積極的に参加し、唯一の被爆国として核兵器国、非核兵器国の協力を重視する立場から主張すべきことはしっかりと主張したい」と強調。だが、この日の会見では「(国連本部での)会議では我が国の主張をしっかり申し述べたが、受け入れられることは難しいと判断した」と説明し、「核兵器国と非核兵器国の協力を得ながら進めていく議論に貢献し、核兵器のない世界の実現のために努力を続けていきたい」と語った。(小林豪)
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被爆者「地獄の再現ならぬ」 核禁止条約交渉会議
http://www.asahi.com/articles/ASK3X2TDPK3XUHBI00L.html?ref=goonews
被爆者「地獄の再現ならぬ」 核禁止条約交渉会議
ニューヨーク=金成隆一
2017年3月28日14時24分
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国連総会議場で始まった核兵器禁止条約の交渉で被爆者として演説する日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希・事務局次長=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
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米ニューヨークの国連本部で始まった「核兵器禁止条約」の交渉会議で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希・事務局次長(72)が27日、広島での被爆体験を語った。「同じ地獄をどの国の誰にも絶対に再現してはならない」と訴え、法的拘束力のある条約の成立への期待を語った。
「核兵器禁止条約」交渉、日本は不参加表明
特集:核といのちを考える
特集:核兵器禁止条約と国際署名
1歳だった藤森さんは、母に背負われているときに爆心地から約2・3キロの場所で被爆。目と鼻と口だけを出して包帯でぐるぐる巻きにされ、周囲が回復をあきらめかける状態になったという。藤森さんは「その私が奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じます」と力を込めた。
藤森さんはまた、日本の被爆者が長年、国内外で訴えてきた「再び被爆者をつくるな」との願いが「条約に盛り込まれ、世界が核兵器廃絶へ力強く前進することを希望します」と語り、交渉参加国の外交官らに条約の成立と発効を訴えた。
核保有国とともに日本政府が、交渉開始を定めた昨年の国連総会決議に反対したことにも言及。「被爆者で日本国民である私は、心が裂ける思いで本日を迎えた」とも話した。(ニューヨーク=金成隆一)
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http://www.asahi.com/topics/word/%E6%A0%B8%E5%85%B5%E5%99%A8%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E7%B4%84.html?ref=goonews
特集:核といのちを考える
http://www.asahi.com/special/nuclear_peace/?ref=goonews
核禁止条約、交渉開始 被爆国と核の傘、立場苦しい日本
http://www.asahi.com/articles/ASK3W54FPK3WUHBI01W.html?ref=goonews
核禁止条約、交渉開始 被爆国と核の傘、立場苦しい日本
ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一
2017年3月28日00時15分
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核兵器禁止条約の交渉開始に合わせ、国連本部で反対を表明する米国のヘイリー国連大使(中央)=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
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核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」の制定を目指す初の交渉会議が27日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークの国連本部で始まった。「核なき世界」の理想に向け、メキシコなど非核保有国を中心に110カ国以上が賛同するが、「核能力の強化」を訴えるトランプ米政権や他の核保有国は交渉を拒否。唯一の戦争被爆国である日本も反対の立場だ。実効性のある条約が出来るかと同時に、今後の「核なき世界」の行方をも占うせめぎ合いが始まる。
特集:核といのちを考える
特集:核兵器禁止条約
核兵器禁止条約は、メキシコやオーストリアなど非保有国が主導。核兵器を「非人道的」なものとし、使用や保有を法的に禁じる内容だ。廃棄期限や他国の領土への持ち込み禁止などを盛り込むことを目指している。
1970年に発効した「核不拡散条約」(NPT)は、米ロ英仏中の5カ国に核兵器保有を認める一方、「誠実に核軍縮交渉を行う」義務を課している。しかし、核軍縮がきちんと進んでいないことの不満が、非保有国やNGOを中心に今回の条約制定の動きにつながった経緯がある。
これに対し、米国など核保有国は、法的な禁止には激しく反発する。
トランプ氏は2月のインタビューで「他国が核兵器を保有していくなら、我々はトップになる」と発言。オバマ前政権が進めた核軍縮政策であるロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)についても「悪い取引」と批判した。オバマ前政権の「核なき世界」から、核軍縮を大きく後退させる可能性がある。米国のヘイリー国連大使は27日、交渉が始まった国連総会議場の前で、英仏や韓国の代表者ら約20人とともに会見し、「現実的にならないといけない。北朝鮮が核兵器禁止条約に賛成するのか? 我々の仕事は自国民を守ることだ」と核抑止の必要性を強調し、条約交渉に参加しない意向を明かした。
ロシアも「核抑止力が現在の世界の戦略的安定を確かなものにしている」(ロシア外務省高官)などと安全保障面の効用を強調し、法的禁止は「時期尚早」と訴えている。
日本は、豪州や韓国などとともに米国の「核の傘」に依存することから条約交渉に反対の立場だ。27日の協議には出席し、高見沢将林軍縮大使が日本政府の反対の意見表明を行う予定。しかし、協議の冒頭では、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長の藤森俊希さん(72)が被爆者を代表して、「ふたたび被爆者をつくらない」などと条約推進の意見を訴えており、日本政府は苦しい状況だ。
交渉は2段階になっており、31日までの前半では、核兵器の使用や保有、開発、配備など具体的な禁止事項などについて議論する。これを踏まえ、5月ごろに最初の条約案を提示し、6月15日から7月7日までの後半の交渉で条約を作り上げる見通し。(ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一)
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<核兵器禁止条約>藤森俊希・被団協事務局次長スピーチ全文
(毎日新聞) 14:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170328k0000e030212000c.html
<核兵器禁止条約>藤森俊希・被団協事務局次長スピーチ全文
14:09毎日新聞
「ふたたび被爆者をつくらない」核兵器を禁止し廃絶する法的拘束力ある条約を
2017年3月27日 日本原水爆被害者団体協議会事務局次長 藤森俊希
議長および会議参加の皆さん、発言の機会を与えていただき感謝します。私は、日本被団協事務局次長の藤森俊希と申します。1945年8月6日、米軍が広島に投下した原爆に被爆した一人です。
被爆後11年目にして日本被団協を結成した被爆者は「ふたたび被爆者をつくるな」と国内外に訴え続けてきました。被爆者のこの訴えが条約に盛り込まれ、世界が核兵器廃絶へ力強く前進することを希望します。
被爆した時の私は、生後1年4カ月の幼児でした。当時のわが家は祖父、父母、6人の姉、2人の兄と私の12人の大家族でした。空襲を避けるため広島市から避難した2人の姉、2人の兄以外、広島市に残った8人全員が被爆しました。13歳で女学校1年だった4番目の姉は、爆心地から400メートルあたりで建物疎開に動員されていました。ここでは、放射線、熱線、爆風の直撃をうけ、私の姉を含む教師、生徒676人全員が命を落としました。広島市全体では中学1、2年に当たる学徒8400人が建物疎開に動員され、うち6300人が亡くなったとされています。
私は当日体調を崩し、母に背負われ病院に行く途中、爆心地から2・3キロ地点で母とともに被爆しました。偶然、親子と爆心の間に2階建ての民家があり熱線を直接受けることは避けられましたが、爆風で土手の下まで吹き飛ばされました。母は、私を抱いて近くの牛田山に逃れました。それぞれの出先で被爆した家族が牛田山に逃れてきました。4女が帰ってきません。父、姉、母が4女の行方を探すため、動員されたであろう爆心地周辺に何日も出かけました。姉はついに見つからず、遺体も分からないままです。その間私は、目と鼻と口だけ出して包帯でぐるぐる巻きにされ、やがて死を迎えると見られていました。その私が奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じます。
米軍が広島、長崎に投下した原爆によって、その年の末までに21万人が死亡しました。キノコ雲の下で繰り広げられた生き地獄後も今日3月27日までの2万6166日間、被爆者を苦しめ続けています。
同じ地獄をどの国のだれにも絶対に再現してはなりません。
私の母は、毎年8月6日子どもを集め、涙を流しながら体験を話しました。辛い思いをしてなぜ話すのか母に尋ねたことがあります。母は一言「あんたらを同じ目にあわせとうないからじゃ」と言いました。母の涙は、生き地獄を再現してはならないという母性の叫びだったのだと思います。
ノルウェー、メキシコ、オーストリアで開かれた3回の国際会議、NPT再検討会議準備委員会、国連総会第一委員会での共同声明など、ねばり強い議論、声明が導き出した結論は「意図的であれ偶発であれ核爆発が起これば、被害は国境を超えて広がり」「どの国、国際機関も救援の術を持たず」「核兵器不使用が人類の利益であり」「核兵器不使用を保証できるのは核兵器廃絶以外にあり得ない」ということでした。多くの被爆者が、万感の思いをもって受け止めました。
核兵器国と同盟国が核兵器廃絶の条約をつくることに反対しています。世界で唯一の戦争被爆国日本の政府は、この会議の実行を盛り込んだ決議に反対しました。被爆者で日本国民である私は心が裂ける思いで本日を迎えています。しかし、決して落胆していません。会議参加の各国代表、国際機関、市民社会の代表が核兵器を禁止し廃絶する法的拘束力のある条約をつくるため力を注いでいるからです。
被爆者は昨年4月、すべての国が核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求める国際署名を始めました。世界各国に呼び掛け昨年10月、1回目の署名56万余を国連総会第1委員会議長に届けました。現在累計で172万余の署名が集まっています。億単位の署名を目標に2020年まで続けます。
法的拘束力のある条約を成立させ、発効させるためともに力を尽くしましょう。 ご清聴ありがとうございました。
日本の核交渉不参加「心裂ける」
http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/188/4ef6725cf0fa525b50868f1edfe3b336.html
<核兵器禁止条約>日本反対「心が裂ける」被団協・藤森さん
(毎日新聞) 13:19
国連総会議場で始まった核兵器禁止条約の交渉で被爆者として演説する日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希・事務局次長=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
国連総会議場で始まった核兵器禁止条約の交渉で被爆者として演説する日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希・事務局次長=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
(朝日新聞)
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約交渉会議。不参加を表明した日本政府に対し、広島・長崎の被爆者からは強い反発の声が上がった。一方、会場で被爆者代表としてスピーチした日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希・事務局次長(72)=長野県茅野市=には、共感した参加者から温かい拍手が送られた。
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<核兵器禁止条約>日本反対「心が裂ける」被団協・藤森さん
13:19毎日新聞
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約交渉会議。不参加を表明した日本政府に対し、広島・長崎の被爆者からは強い反発の声が上がった。一方、会場で被爆者代表としてスピーチした日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希・事務局次長(72)=長野県茅野市=には、共感した参加者から温かい拍手が送られた。
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会議の序盤、約8分間にわたり、自身の体験と思いを一語一語かみしめながら語った。藤森さんは1歳4カ月の時、広島の爆心地から約2.3キロで被爆し、学徒動員されていた姉を亡くした。「やがて死を迎えると思われていた私が、奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じる」と語った。
昨年4月に日本被団協の主導で始まった「ヒバクシャ国際署名」を推進することを誓い、「法的拘束力のある条約を成立させ、発効させるために力を尽くしましょう」と呼びかけた。
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一方、条約に反対する日本政府の態度について、藤森さんは演説の中で「被爆者で日本国民である私は、心が裂ける思い」と批判。スピーチ後の取材にも「国民の力で正しい方向に向かわせたい。条約を何としても育て上げるため、残る命を費やしたい」と決意を語った。【ニューヨーク竹内麻子】
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「被爆地として到底理解できず」と長崎市長
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK3X46LRK3XTOLB004.html
日本不参加に長崎市長「深い失望」 核兵器禁止条約交渉
13:40朝日新聞
ニューヨークの国連本部で27日に始まった核兵器禁止条約の制定を目指す交渉会議に日本政府が不参加を表明したことについて、長崎市の田上富久市長は28日、「被爆地として到底理解できず、深い失望を感じている」と述べた。報道陣の取材に答えた。
田上市長は「今回の会議は非常に画期的な会議。被爆国である日本が核兵器のない世界に向けて議論をリードする役割を持ついい機会だと思っていた」と話した。交渉は2段階になっており、27日に始まった前半の会議では具体的な禁止事項などについて議論し、6月に始まる後半の会議では条約を作り上げる見通しになっている。田上市長は「3月の会議では条約の方向性が見えてくる。それを踏まえ、政府には再度6月の会議への出席を求めたい」と述べた。
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「核兵器禁止条約」交渉、日本は不参加表明
http://www.asahi.com/articles/ASK3X1D0NK3WUHBI03G.html?ref=goonews
「核兵器禁止条約」交渉、日本は不参加表明
ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一 小林豪
2017年3月28日13時18分
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核兵器禁止条約の交渉会議で日本政府の立場を表明する高見沢将林・軍縮大使=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
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高見沢氏は、会議の序盤の各国の代表者による意見表明の場で、核軍縮と安全保障は切り離せないとの立場を表明。核保有国の参加が見込めないことから「実際に核保有国の核兵器が一つも減らなくては意味がない」「禁止条約がつくられたとしても、北朝鮮の脅威といった現実の安全保障問題の解決に結びつくとは思えない」などと批判を展開した。
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岸田文雄外相は28日午前の閣議後会見で、核兵器禁止条約の交渉不参加を決めた理由について、核保有国が参加しなかったことを挙げて「核兵器国と非核兵器国の対立をいっそう深めるという意味で逆効果にもなりかねない」と釈明した。
岸田氏は昨年10月の会見で「私としては交渉に積極的に参加し、唯一の被爆国として核兵器国、非核兵器国の協力を重視する立場から主張すべきことはしっかりと主張したい」と強調。だが、この日の会見では「(国連本部での)会議では我が国の主張をしっかり申し述べたが、受け入れられることは難しいと判断した」と説明し、「核兵器国と非核兵器国の協力を得ながら進めていく議論に貢献し、核兵器のない世界の実現のために努力を続けていきたい」と語った。(小林豪)
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被爆者「地獄の再現ならぬ」 核禁止条約交渉会議
ニューヨーク=金成隆一
2017年3月28日14時24分
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1歳だった藤森さんは、母に背負われているときに爆心地から約2・3キロの場所で被爆。目と鼻と口だけを出して包帯でぐるぐる巻きにされ、周囲が回復をあきらめかける状態になったという。藤森さんは「その私が奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じます」と力を込めた。
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核禁止条約、交渉開始 被爆国と核の傘、立場苦しい日本
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核禁止条約、交渉開始 被爆国と核の傘、立場苦しい日本
ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一
2017年3月28日00時15分
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核兵器禁止条約の交渉開始に合わせ、国連本部で反対を表明する米国のヘイリー国連大使(中央)=27日、米ニューヨーク、鵜飼啓撮影
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核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」の制定を目指す初の交渉会議が27日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークの国連本部で始まった。「核なき世界」の理想に向け、メキシコなど非核保有国を中心に110カ国以上が賛同するが、「核能力の強化」を訴えるトランプ米政権や他の核保有国は交渉を拒否。唯一の戦争被爆国である日本も反対の立場だ。実効性のある条約が出来るかと同時に、今後の「核なき世界」の行方をも占うせめぎ合いが始まる。
特集:核といのちを考える
特集:核兵器禁止条約
核兵器禁止条約は、メキシコやオーストリアなど非保有国が主導。核兵器を「非人道的」なものとし、使用や保有を法的に禁じる内容だ。廃棄期限や他国の領土への持ち込み禁止などを盛り込むことを目指している。
1970年に発効した「核不拡散条約」(NPT)は、米ロ英仏中の5カ国に核兵器保有を認める一方、「誠実に核軍縮交渉を行う」義務を課している。しかし、核軍縮がきちんと進んでいないことの不満が、非保有国やNGOを中心に今回の条約制定の動きにつながった経緯がある。
これに対し、米国など核保有国は、法的な禁止には激しく反発する。
トランプ氏は2月のインタビューで「他国が核兵器を保有していくなら、我々はトップになる」と発言。オバマ前政権が進めた核軍縮政策であるロシアとの新戦略兵器削減条約(新START)についても「悪い取引」と批判した。オバマ前政権の「核なき世界」から、核軍縮を大きく後退させる可能性がある。米国のヘイリー国連大使は27日、交渉が始まった国連総会議場の前で、英仏や韓国の代表者ら約20人とともに会見し、「現実的にならないといけない。北朝鮮が核兵器禁止条約に賛成するのか? 我々の仕事は自国民を守ることだ」と核抑止の必要性を強調し、条約交渉に参加しない意向を明かした。
ロシアも「核抑止力が現在の世界の戦略的安定を確かなものにしている」(ロシア外務省高官)などと安全保障面の効用を強調し、法的禁止は「時期尚早」と訴えている。
日本は、豪州や韓国などとともに米国の「核の傘」に依存することから条約交渉に反対の立場だ。27日の協議には出席し、高見沢将林軍縮大使が日本政府の反対の意見表明を行う予定。しかし、協議の冒頭では、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長の藤森俊希さん(72)が被爆者を代表して、「ふたたび被爆者をつくらない」などと条約推進の意見を訴えており、日本政府は苦しい状況だ。
交渉は2段階になっており、31日までの前半では、核兵器の使用や保有、開発、配備など具体的な禁止事項などについて議論する。これを踏まえ、5月ごろに最初の条約案を提示し、6月15日から7月7日までの後半の交渉で条約を作り上げる見通し。(ニューヨーク=松尾一郎、金成隆一)
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<核兵器禁止条約>藤森俊希・被団協事務局次長スピーチ全文
(毎日新聞) 14:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170328k0000e030212000c.html
<核兵器禁止条約>藤森俊希・被団協事務局次長スピーチ全文
14:09毎日新聞
「ふたたび被爆者をつくらない」核兵器を禁止し廃絶する法的拘束力ある条約を
2017年3月27日 日本原水爆被害者団体協議会事務局次長 藤森俊希
議長および会議参加の皆さん、発言の機会を与えていただき感謝します。私は、日本被団協事務局次長の藤森俊希と申します。1945年8月6日、米軍が広島に投下した原爆に被爆した一人です。
被爆後11年目にして日本被団協を結成した被爆者は「ふたたび被爆者をつくるな」と国内外に訴え続けてきました。被爆者のこの訴えが条約に盛り込まれ、世界が核兵器廃絶へ力強く前進することを希望します。
被爆した時の私は、生後1年4カ月の幼児でした。当時のわが家は祖父、父母、6人の姉、2人の兄と私の12人の大家族でした。空襲を避けるため広島市から避難した2人の姉、2人の兄以外、広島市に残った8人全員が被爆しました。13歳で女学校1年だった4番目の姉は、爆心地から400メートルあたりで建物疎開に動員されていました。ここでは、放射線、熱線、爆風の直撃をうけ、私の姉を含む教師、生徒676人全員が命を落としました。広島市全体では中学1、2年に当たる学徒8400人が建物疎開に動員され、うち6300人が亡くなったとされています。
私は当日体調を崩し、母に背負われ病院に行く途中、爆心地から2・3キロ地点で母とともに被爆しました。偶然、親子と爆心の間に2階建ての民家があり熱線を直接受けることは避けられましたが、爆風で土手の下まで吹き飛ばされました。母は、私を抱いて近くの牛田山に逃れました。それぞれの出先で被爆した家族が牛田山に逃れてきました。4女が帰ってきません。父、姉、母が4女の行方を探すため、動員されたであろう爆心地周辺に何日も出かけました。姉はついに見つからず、遺体も分からないままです。その間私は、目と鼻と口だけ出して包帯でぐるぐる巻きにされ、やがて死を迎えると見られていました。その私が奇跡的に生き延び、国連で核兵器廃絶を訴える。被爆者の使命を感じます。
米軍が広島、長崎に投下した原爆によって、その年の末までに21万人が死亡しました。キノコ雲の下で繰り広げられた生き地獄後も今日3月27日までの2万6166日間、被爆者を苦しめ続けています。
同じ地獄をどの国のだれにも絶対に再現してはなりません。
私の母は、毎年8月6日子どもを集め、涙を流しながら体験を話しました。辛い思いをしてなぜ話すのか母に尋ねたことがあります。母は一言「あんたらを同じ目にあわせとうないからじゃ」と言いました。母の涙は、生き地獄を再現してはならないという母性の叫びだったのだと思います。
ノルウェー、メキシコ、オーストリアで開かれた3回の国際会議、NPT再検討会議準備委員会、国連総会第一委員会での共同声明など、ねばり強い議論、声明が導き出した結論は「意図的であれ偶発であれ核爆発が起これば、被害は国境を超えて広がり」「どの国、国際機関も救援の術を持たず」「核兵器不使用が人類の利益であり」「核兵器不使用を保証できるのは核兵器廃絶以外にあり得ない」ということでした。多くの被爆者が、万感の思いをもって受け止めました。
核兵器国と同盟国が核兵器廃絶の条約をつくることに反対しています。世界で唯一の戦争被爆国日本の政府は、この会議の実行を盛り込んだ決議に反対しました。被爆者で日本国民である私は心が裂ける思いで本日を迎えています。しかし、決して落胆していません。会議参加の各国代表、国際機関、市民社会の代表が核兵器を禁止し廃絶する法的拘束力のある条約をつくるため力を注いでいるからです。
被爆者は昨年4月、すべての国が核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを求める国際署名を始めました。世界各国に呼び掛け昨年10月、1回目の署名56万余を国連総会第1委員会議長に届けました。現在累計で172万余の署名が集まっています。億単位の署名を目標に2020年まで続けます。
法的拘束力のある条約を成立させ、発効させるためともに力を尽くしましょう。 ご清聴ありがとうございました。