まずは、昨日眼科に行ってきた。
結果。皮膚科案件でした~!!ということで、よほどおかしくならない限り、
18日の大学病院受診まで様子見することにします。
さて、昨晩の「くまもとの風~日本一長く服役した男~」(NHK)を見た。
昨年秋、無期懲役の判決を受けて服役していた人物が仮釈放となった。
服役期間、実に61年!!
おそらく仮釈放までの年月としては、(現時点では)最長だろうのこと。
仮釈放までには様々な条件があるそうで、その条件が整わなかったため、なかなか仮釈放が認められなかったとのこと。
しかも、服役している間に、地下鉄サリン事件等の凶悪事件も起き、有期刑の上限が引き上げられた。
そのため、無期刑の仮釈放までの期間も引き上げられた…ということだった。
仮釈放されたこの人は、民間の施設に入った。
80代ではあるが、身の回りのことは全部自分で出来る。
昭和の時代から一気に令和の時代にタイムスリップしたような感覚だろうなと思いながら見ていた。
施設の人は、刑務官みたいに押さえつけるようなことはない。
自分よりも遥かに年下というのもあるだろうけど、「ちょっとコレは…」と思う面も出てきたのは、ある意味当然だったのかな?
「まだ刑は終わっていないんだよ!」
という施設の人の言葉に重みを感じた。
そうか、無期懲役の人は仮釈放されても、刑が終わったわけじゃないんだ。
そのことをイマイチ分かっていない様子だったが、年齢を考えると仕方がないのかな。
仮釈放→出所→晴れて放免くらいの認識だったのかもしれない。
誰かが言っていた「長く塀の中にいすぎたのかもしれない」という言葉が重く響いた。
刑務官ほど厳しくない施設のスタッフ。
自分を「80代のおじいさん」として扱う外の人。
ギャップに戸惑うのは当然のことだし、どのように振る舞えばいいのか混乱するのも当たり前だろうな。
服役期間に対して、色々と考えさせられた。
この番組の放送に当たって、昼前のニュースや夕方のニュースで番組紹介を兼ねて報道があったのだが、
そのときには「男性」と言っていた。
だが、番組内では一貫して「男」。
この差は一体…?と思っていたら、最後の最後に謎が解けた。
今週の水曜日をもって、刑が終了していたのね…。
仮釈放から1年弱。ほとんど終身刑じゃん…と感じた。
どうぞ安らかにお眠りください。