昨日、4年ぶりくらいに祖父の所へ行った。
と言っても、私は会っていない。
以前住んでいたケアハウスを退去せざるを得なくなって、特養を申し込み中なのだが、
入居を待っている間のつなぎの施設へ母が様子を見たいからと、同行させられた。
何しろ片道30キロ弱、15キロ近くは信号もほとんどないところなので、眠気覚まし要員として。
元々あまり好意を持っていない祖父だけど、4年前に理不尽に怒鳴りつけられてからは視界に入れるのもイヤ。
だから昨日は施設の駐車場に駐めた車の中で本を読んでいた。
冬だから出来る芸当。
30分くらいして母が出てきた。
なんか声がすると思って振り向いたら、スタッフの方に介助されながら祖父も外に出てきていた。
「マジかよ…」
とゲンナリするのと同時に、心拍数がうなぎ登り。
ヤバい、ヤバい。
すぐに目線をそらして気持ちを落ち着ける。
「大丈夫、大丈夫、落ち着け、落ち着け…」
と自分に言い聞かせる。
やっぱりダメだったか~。
写真ぐらいなら大丈夫だけど、実物を見るとガチガチになる。
姿を見ただけでこんななら、声を聞いたら過呼吸でも起こしかねないな。
そう母に伝えたら
「だから見ないようにしていたんだ~」
と納得してもらえた。
こういう状況になりかねないと、この日の運転を母に任せておいて良かった。
帰り道、近くのコンビニでホットジャスミンティーを買って、ようやく落ち着けた。
「もう二度と行かないからね!」
と念を押したのは言うまでもない。