以前、相続人は?こちらをクリックでも書いたが、
その続きを。
妥協点が合わず、
かなり長期に渡り争った結果、、、
実家(6億円程度)は、売却することになった。
兄弟で分けるように!との判決。
今なら、10億円は越えている!と
仲の良い不動産屋さんから伺ったが。
普通に考えたら、
その後も親を介護した長男宅となって、
このまま維持されるべき筈だった。
でも、、、三男は、それを許さなかったのだ。
うーん、この頃だろうか、、、
母は、弟の三男宅に電話し、
言い争いをしていたのを記憶している。
「○○(三男の名)のしていることは、
人間のすることなのか?」
長々と言い合いが続いていた。
それまで兄弟に意見することの無かった母が、
初めて発言していたので、私の中では衝撃だった。
もう黙っていられなかったのだろう。
余談だが、
その実家は不動産屋さんが買い取った後、
土地を分譲して販売され、
現在、28軒の住宅街となっている。
実は私、
この実家がまだ綺麗な状態から
一番最初のショベルカーで、ガシャガシャ!
と壊す瞬間を目撃してしまった。
その時、一緒にいた伯母(長男の妻)は、
どんな思いで見ていたのだろう?
私にとっては、
生まれた時から小学校卒業までずっと育ち、
すごく思い出の詰まったお家だ。
悲しい!なんてものじゃ語れない程の思いが、、、。
母にしても同じだと思う。
「生まれ育った故郷が無くなっちゃったわ」って。
少しずつ原型を無くしていく姿を見てられず、
伯母と私は泣きながら、その場を走り過ぎた。
祖父母や伯父達から常々、
「誰かを恨んだりしたらダメ」
と言われて育ったけど、
「一体、誰のせいで、こうなっちゃったのよ!!」と初めて思った。
表庭、中庭、裏庭にあった木々達は、
造園屋さんに買い取って頂いたそうだ。
動物たち(クジャク、キジ、フクロウ、ニワトリ)は、
身内&お友達などに、それぞれ引き取られていった。
あっ、犬は、そのまま飼い続けていた。
ってか、
私が幼い頃の動物たちではなく、
その2世だけどね(笑)
決して納得いかないけど、裁判で決まったことだから、、、
と自分に言い聞かせていた。
次男宅も、三男に追い出されかけたけど、
そうしようとすれば、
※三男も同じように家を明け渡さなければならない!
との判決により、
次男の妻&子供たちは、そのまま住めることになった。
三男から請求されてた、
訳の分からないお金(1億円)も支払いの義務は無し!との判決。
次男も、ようやく安心して天国へ行けたんじゃないかな?
大好きなお酒をゆっくり飲んでいて欲しい。
※三男も、他の兄弟達と同じように、
土地家屋を親から生前贈与されているため。
賃貸マンション1棟&預金は、
親戚達の証言もあり、
長年、親を介護してきた長男の所有として認められた。
双方の弁護士さんの方々、
長い間、本当に本当にお疲れ様でした。