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コスキン・フェスティバルに行ってまいりました。サンティアゴからフアンカと一緒に行ったのは2004年の時と同じコース。ファビオも一緒にサンティアゴから南へ長距離バスで6時間、コルドバのターミナルで乗り継いで1時間半ほどの所にあります。高原の気候で夏はコルドバ州の避暑地として、たくさんの観光客、そしてミュージシャンたちでにぎわっていました。
「コスキン」は昨年には50周年を迎えたアルゼンチン・フォルクローレの一大イベント。今年は1月21日から30日までの10日間で、主なイベントは夜10時ぐらいから翌朝まで開かれています。広場にあるメインステージ「アタウアルパ・ユパンキ」でのコンサートをはじめ、市内各所のペーニャ(ライブハウス)やストリートでたくさんのミュージシャンやダンサーたちが歌、演奏をめくるめくみんなで楽しみ、踊り明かします。
前回来たときはフアンカの取材に同行する形で演奏はしなかったのですが、今回は楽器持ちでなんとフアンカとドゥオを結成、その名も「ボランド・ラス・フロンテーラス Borrando las fronteras」。アルゼンチンと日本、音楽で国境をなくしていこう・・・と訳すと大きく聞こえますが、何よりも普通に演奏者としてコスキンに来られるというのがすごくうれしかったです。21日から24日までの4日間の夜にペーニャをまわることになりました。テルマスからまたしてもはるばる来てくれたパコ、そしてピルーロがボンボで手伝ってくれることに。
演奏したのは合計8回!初日からいきなりロス・カラバハルのペーニャで演奏、一日2~3カ所をまわりました。1ステージにつき20~30分、だいたい夜中の1時半からと3時半からという感じだったので3日くらいが終わったところでさすがにみんなぐったり・・・今回私が来るということでフアンカが直前になってから日程を組んでくれたのが本当にうれしくもあり、きっと無理をさせてしまっていると申し訳なくもあり・・・それでも、たくさんのミュージシャンたちと出会えて、また距離の近いペーニャならではのやりとりが楽しかったです。このあたりのこともっと詳しく書きたかったのですが若干燃え尽きぎみなので・・・また後日、とりあえず写真攻めですいません。
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act1 “La casa de Los Carabajal”
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act2,3,5 “La Señalada”
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act4 “Calle San Martin”
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act6 “La Fisula”
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act7 “La Peña”
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act8 “La casa de Leandro Romero”
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コスキン滞在の最後の夜は演奏はお休み。プラサ(メインステージ)でのコンサートをようやくゆっくり観ることができました。ペーニャで演奏できた一方で、観たかった多くのアーティストのステージや川俣でのコスキン・エン・ハポンの審査会を通過してきた日本代表「ロス・ミドラス」も観られず残念(涙)・・・その分この日は最初から最後までいたいと思いました。
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con "Los Midras" de Japon
コスキン第5夜、プラサではサルタのミュージシャンがたくさん出演。前日(第4夜)のオープニング・アクトで登場した「ノチェーロス」のさすがのステージすばらしかったのですが、この日最初に演奏した若手の「Canto 4」のパフォーマンスがまた圧巻でした。
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Nocheros
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Canto 4
途中から大雨が降り出しみんなカッパを着用。売り子の兄ちゃんたちが大急ぎで売ってまわります。しかしお客さんはみんな帰りません。それは目当てのアーティストがトリだったからです。待ちに待ってようやく登場した「チャケーニョ・パラベシーノ」、2時間のステージこれが盛り上がりました。終了したのは朝の6時・・・合計7時間25分の「Luna 5」堪能しました!
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Chaqueño Paravecino