楽しみにしていた3年ぶりのアビエルト2公演。その2日間はその期待をさらに大きく上回る楽しさにあふれていました。
12月20日(火)は埼玉県加須市の「古民家ギャラリー花おん」へ。3年前のツアー初日にもお世話になった場所です。加須市の観光大使もつとめているバンドネオン奏者の早川純さんにとっては、夏のイタリアでのバンドネオンコンクール優勝後最初の地元での演奏とあって、ホームグラウンドでの凱旋でもありました。アビエルトとして参加できて私もうれしいです。
そのコンクールの優勝賞品はなんとバンドネオン本体。新作の楽器をお披露目。すごくパワーがあって安定感があります。これからどうエイジングしていくのか楽しみです。ちなみに現存するバンドネオンの多くが1920~30年代の製造なので、早川くんが奏でる姿は、ビンテージと最新型のバイクを乗りこなす姿とシンクロします。
平日の夜にもかかわらず、たくさんのお客様が足を運んでくださいました。アビエルトとしては久しぶりでも (私にとってピアノの須藤信一郎さんとの共演も約3年ぶり) 気心しれたメンバーとのブランクを取り戻すのに3分はかからなかったかもしれません。まるで同窓会のようです。パーカッションの熊本比呂志さんが「みるみるシナプスがつながる感じ」と言っていたのが印象的でした。
ライブは大変盛り上がり、終演後もとても楽しく過ごすことができました。花おんの福島さんありがとうございます!この日はバイク2台(早川・須藤)、車2台(智詠・熊本)とエコではありませんがこれもアビエルトらしいかもしれません。
12/20 花おん(福島さん撮影)
雰囲気のすばらしい古民家ギャラリーです
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翌12月21日(水)は神奈川県の平塚市「レストラン&BAR SANTANA」へ。メンバーはそれぞれ別々の移動で、今回私は実家から車移動、「花おん」の余韻を楽しみつつ平塚へ向けてプチ熟成&リセット。時間があったので高速には乗らずに下道で向かったので5時間半ほどかかりましたが…十分ドライブを満喫しました。
「サンタナ」でのライブは昨年に早川くん&須藤さんDUOで演奏していたこともあり、こちらも「凱旋感」があります。早川くんの演奏とMCのキレがすばらしく、須藤さんのさすがすぎるアプローチ、(配置の都合で自分の真後ろになっても)熊本くんの存在感と存在感、全身で味わいました。
12/21 SANTANA(セッティング中)
それぞれが短いアイコンタクト(またはうなずき)でフロントになったりアシストにまわったり、スリルというよりはまるでゲーム感覚。その弾きっぷりに立ちあう満席のお客様がすごく楽しそうに過ごしてくださってうれしかったです。
どちらの会場でも再演の希望をいただきました。多忙を極める活動の中、ABIERTOのライブを企画してくれたリーダー早川くんに本当に感謝…出会いと再会もたくさんあり、またこの場所に戻って来られることをモチベーションに、みんなとさらに遊べるように、私も音楽的にもっともっと成長していきたいです。