寸暇を惜しんでトゥーンリンク。

ブログ移転しました⇒http://chimpao.blogspot.com/ とび森フレンド、こちらで募集してます。

遅すぎた40点満点。ドラクエ9のクロスレビューに思う。

2009-07-25 15:12:02 | ゲーム語り

■ やっぱりスゴい話題性。ドラクエ9

 ドラクエがファミ通クロスレビューで40点満点を叩き出したことが、巷で話題になっているみたいですね。
  即ち、ドラクエ9は40点満点に相応しくない! という方向で。

 ……それが妥当かどうか、40点満点の栄誉に浴するソフト一覧を、見つけてきました。(他力本願で済みませんTT)


週刊ファミ通クロスレビュー40点満点ソフト一覧


1■ゼルダの伝説 時のオカリナ(ニンテンドウ64、1998年11月21日発売:任天堂)

2■ソウルキャリバー(ドリームキャスト、1999年8月5日発売:ナムコ)

3■ベイグラントストーリー(プレイステーション、2000年2月10日発売:スクウェア)

4■ゼルダの伝説 風のタクト(ニンテンドーゲームキューブ、2002年12月13日発売:任天堂)

5■nintendogs(ニンテンドッグス)柴&フレンズ/ダックス&フレンズ/チワワ&フレンズ(ニンテンドーDS、2005年4月21日発売:任天堂)

6■ファイナルファンタジーXII(プレイステーション2、2006年3月16日発売:スクウェア・エニックス)

7■大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii、2008年1月31日発売:任天堂)

8■メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(PS3、2008年6月12日発売:KONAMI)

9■428~封鎖された渋谷で~(Wii、2008年12月4日発売:セガ)

10■ドラゴンクエストIX 星空の守り人(DS、2009年7月11日発売:スクウェア・エニックス)

【GEIMIN.NET】さんより引用させていただいてます。

 こうしてみると、ドラクエ9は、記念すべき10作品目、ということになるのですね。

 また、メーカー別に纏めると
  • 任天堂 4本
  • スクウェア・エニックス 3本
  • コナミ 1本
  • セガ 1本
  • ナムコ 1本


 という結果になります。
 錚々たる顔ぶれ……というか、
『相当な開発資金を持つ会社でなければ、40点入りはままならない』
 という現実を如実に表わしている気がします。



■ ファミ通クロスレビューの歴史

4 人の編集者がレビュアーとしてゲームソフトをプレイしレビュアーそれぞれが10点満点、計40点満点で採点するシステム。1986年10月31日号より開始された。(Wikipedia【ファミ通】より引用)


  1986年。それから、初の満点が出るのが、1998年。
  実に12年を要した……と。
  ……本当にその間、満点出てないんでしょうか。信じられない。
  面白いゲームが、一番沢山あった時代だと思えるのですが。

 逆に、時代が進むにつれ、40点満点は増える傾向にありますね。
 特に2008年。3本も出てます。
 当たり年だったのでしょうか?
 ゲーム業界として充実していた? それとも、話題性を出さなければ、売れなくなってきた??

 乱発でないことだけを祈ります。



■ 完全新作は、2本のみ

 40点満点10本中、続編でない――前作がない――のは
  1.  ニンテンドックス

  2.  ベイグラントストーリー

 の2本だけですね。

 型を破る作品。
 見たこともない新しい作品。
 ”前作”のない名作。
 そんなものは簡単に出て来るものじゃない。
 冷たく突き放されている気がします。
 これは、ゲームファンとしては、憂うべき状況なのでしょうね。



■ 出さざるを得なかった40点満点

 ドラクエと言えば、ゲーム業界の発展を語る時に避けては通れない金字塔。
 逆にドラクエシリーズが、今までの何処かの時点で、40点満点の列に加わっていない事実こそが、驚くべき状況だったのではないでしょうか。

 そして、このタイミング。
『9を40点にする位なら1~8のどれかも満点だろう』
 と疑問視する声も聞かれる中での40点入りは
『ドラクエがこのリストの中に入ってないのは、流石にマズいだろう』
 そんな、大人の事情を邪推したくなります。

 また、前項の『完全新作が少ない』事とも関連しますが、
『シリーズを育ててきたことに対する評価』
 が、ソフト単体の評価に上乗せされている――下駄を履かせている――感が否めません。

 シリーズのもつネームバリュー。ゲーム会社のブランドの持つ点数を、ソフトの面白さに加算しちゃっていませんか。

『大手が作ってるから』
 それは、消費者側が、買って失敗するリスクを回避するために行うべき判断であって、公正な判断をすべき処の判断材料であってはなりませんよね。

 翻って、ファミ通自体のブランド力も、相当なものです。
 そこが評定を下す『最高』ランク。
 もの凄い権威です。
 だからこそ。

 ソフト一本。
 ゲームの名前、会社など、ゲーム業界における立ち位置など、余計な文脈を何もかも断ち切った純粋な目で、審査が成されることを、1ファンとして望みます。


■ 今後の関心 

 今回、ファミ通のクロスレビューを調べていく中で、1つの疑問が湧いてきました。
『テレビゲームの黄金期って、一体何時なんだろう?』
 って。
 これは、ぼくが知らないだけで、世間的には明確な評価が定まっているのかも知れませんが……。
 調べていきたいな、と考えています。


■ 関連

 3件のリンク。別記事です。



最新の画像もっと見る