■ やっぱりスゴい話題性。ドラクエ9
ドラクエがファミ通クロスレビューで40点満点を叩き出したことが、巷で話題になっているみたいですね。即ち、ドラクエ9は40点満点に相応しくない! という方向で。
……それが妥当かどうか、40点満点の栄誉に浴するソフト一覧を、見つけてきました。(他力本願で済みませんTT)
週刊ファミ通クロスレビュー40点満点ソフト一覧
1■ゼルダの伝説 時のオカリナ(ニンテンドウ64、1998年11月21日発売:任天堂)
2■ソウルキャリバー(ドリームキャスト、1999年8月5日発売:ナムコ)
3■ベイグラントストーリー(プレイステーション、2000年2月10日発売:スクウェア)
4■ゼルダの伝説 風のタクト(ニンテンドーゲームキューブ、2002年12月13日発売:任天堂)
5■nintendogs(ニンテンドッグス)柴&フレンズ/ダックス&フレンズ/チワワ&フレンズ(ニンテンドーDS、2005年4月21日発売:任天堂)
6■ファイナルファンタジーXII(プレイステーション2、2006年3月16日発売:スクウェア・エニックス)
7■大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii、2008年1月31日発売:任天堂)
8■メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(PS3、2008年6月12日発売:KONAMI)
9■428~封鎖された渋谷で~(Wii、2008年12月4日発売:セガ)
10■ドラゴンクエストIX 星空の守り人(DS、2009年7月11日発売:スクウェア・エニックス)
【GEIMIN.NET】さんより引用させていただいてます。
こうしてみると、ドラクエ9は、記念すべき10作品目、ということになるのですね。
また、メーカー別に纏めると
- 任天堂 4本
- スクウェア・エニックス 3本
- コナミ 1本
- セガ 1本
- ナムコ 1本
という結果になります。
錚々たる顔ぶれ……というか、
『相当な開発資金を持つ会社でなければ、40点入りはままならない』
という現実を如実に表わしている気がします。
■ ファミ通クロスレビューの歴史
4 人の編集者がレビュアーとしてゲームソフトをプレイしレビュアーそれぞれが10点満点、計40点満点で採点するシステム。1986年10月31日号より開始された。(Wikipedia【ファミ通】より引用)
1986年。それから、初の満点が出るのが、1998年。
実に12年を要した……と。
……本当にその間、満点出てないんでしょうか。信じられない。
面白いゲームが、一番沢山あった時代だと思えるのですが。
逆に、時代が進むにつれ、40点満点は増える傾向にありますね。
特に2008年。3本も出てます。
当たり年だったのでしょうか?
ゲーム業界として充実していた? それとも、話題性を出さなければ、売れなくなってきた??
乱発でないことだけを祈ります。
■ 完全新作は、2本のみ
40点満点10本中、続編でない――前作がない――のは- ニンテンドックス
- ベイグラントストーリー
の2本だけですね。
型を破る作品。
見たこともない新しい作品。
”前作”のない名作。
そんなものは簡単に出て来るものじゃない。
冷たく突き放されている気がします。
これは、ゲームファンとしては、憂うべき状況なのでしょうね。
■ 出さざるを得なかった40点満点
ドラクエと言えば、ゲーム業界の発展を語る時に避けては通れない金字塔。逆にドラクエシリーズが、今までの何処かの時点で、40点満点の列に加わっていない事実こそが、驚くべき状況だったのではないでしょうか。
そして、このタイミング。
『9を40点にする位なら1~8のどれかも満点だろう』
と疑問視する声も聞かれる中での40点入りは
『ドラクエがこのリストの中に入ってないのは、流石にマズいだろう』
そんな、大人の事情を邪推したくなります。
また、前項の『完全新作が少ない』事とも関連しますが、
『シリーズを育ててきたことに対する評価』
が、ソフト単体の評価に上乗せされている――下駄を履かせている――感が否めません。
シリーズのもつネームバリュー。ゲーム会社のブランドの持つ点数を、ソフトの面白さに加算しちゃっていませんか。
『大手が作ってるから』
それは、消費者側が、買って失敗するリスクを回避するために行うべき判断であって、公正な判断をすべき処の判断材料であってはなりませんよね。
翻って、ファミ通自体のブランド力も、相当なものです。
そこが評定を下す『最高』ランク。
もの凄い権威です。
だからこそ。
ソフト一本。
ゲームの名前、会社など、ゲーム業界における立ち位置など、余計な文脈を何もかも断ち切った純粋な目で、審査が成されることを、1ファンとして望みます。
■ 今後の関心
今回、ファミ通のクロスレビューを調べていく中で、1つの疑問が湧いてきました。『テレビゲームの黄金期って、一体何時なんだろう?』
って。
これは、ぼくが知らないだけで、世間的には明確な評価が定まっているのかも知れませんが……。
調べていきたいな、と考えています。