寸暇を惜しんでトゥーンリンク。

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金の草鞋を履いてでも探したい……【イラスト】

2008-06-20 20:18:32 | 雑談

 前回までのいきさつ。


~思わずツッコミを入れながら開封すると、そのメールには……


件名:○○(その方の名前)です
本文:かたぎりはいりでググる。ちんぱおさんの理想の女性がそこに……!!


 ぼくは、言われたとおりにした。
Google検索 片桐はいり

 ………………。
 なるほど。ホントだ。



 吊り目、吊り眉……髪も、きちんと揃ってる。
 おまけに、がっしりして、大柄だね。
 あは。まさに、ぼくの理想……。
 文字の上では完璧すぎる程に……!!


 ここで、前回の理想と、比較してみよう。 
(画面をスクロールさせてお楽しみ下さい)





 ……同じ要素で、ここまで違うか!? と。
 でも、お陰で読めたぞ。
 
 ぼくは、彼の意図が読めた。



 たぶん、彼は。
 ぼくが、googleで画像検索する。
 →唖然。
「”片桐はいり”はネーヨwwwwww」
 っていう返信を期待してるワケ。


 うん。でも、……ぼくは、こう返信したんだ。
 ぼくの、偽らざる本心を。


 


「……ごめんなさい。かなり好きなタイプです




 うん。空気読めなくて、悪いなぁ。
 でも、……うん。
 なんかね。……
 結構、ぐっ、ときちゃった。
 ビビビっ、ときちゃったんだ。……ぐぅ。

(森本レオの声で)
 ちんぱおの、『蓼食う虫』属性が確定した、瞬間であった。(森本レオ、ここまで)



 返信は、五分ぐらいしてやって来ました。
 ……多分、リアクションに困ったんだね?
 ぼくからの返信を、笑う準備万全で開いたのに、あり得ない答えがそこには記されていたのだから。


 彼からの返事は、短いモノだった。


「え、まじ」


 スペースも、文字飾りもないその返信を見て、
 ぼくは、彼が素で引いたのを感じました。



 朝日がようやく顔を出し、馴染みの屋根屋根を、白く照らし始める。
 ぼくは家の前に着き、何となく空を見上げる。
 まだ夜の匂いが濃厚で、やりきれないぼくの心みたい。
 ぼくは、一言だけ、呟いてみた。

「それでも。片桐はいりは、可愛いと思う」

 「可愛い」と呼ぶには、あまりにも年上な彼女を思い、ぼくは少しだけアンニュイな気持ちで、我が家のドアを開けた。
 誰も、出迎えてはくれない。
 ただ、
 家の中に収まっていた夜の空気が、ぼくを素通りして、外へ流れ出していくだけ。

 一つ、確かなことがあるよね。
 ○○さん。
 紹介してくれる、って言いながら。
 ぼくの腕の中には、依然として誰もいない――ってコト。
「ウソつき」
 ぼくはその一言を置き去りにして、玄関の扉を閉めた。


(Fin)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごめんなさいwww (柚羽)
2008-06-24 17:40:43
コメントできないほど、ワロタ(≧∀≦)☆
・・・・何度も・・・何度も・・・
返信する
>柚羽さん (ちんぱお)
2008-06-24 19:40:47
やー。
お恥ずかしい……orz

 でも、笑っていただいて、嬉しいです。

やー。
でも恥ずかしい……。
身を切るネタ自重!!
……したい……。
返信する