物語はこうだ。
昔、島にいたウサギが海を渡りたくて、ワニをだまして向こう岸まで並ばせた。
ウサギは数を数えるふりをして、並んだワニの上を渡って行った。
最後のワニの上で、「お前たちだまされたんだよ」などと、優越感に浸って言ったもんだから、
怒った最後のワニがウサギを捕まえて皮をはいでしまった。
赤裸にされたウサギが痛さで泣いていると通りかかった人が、
塩水で洗って風にあたっていると又、毛が生えてくるよ、
と、嘘を教えて、もっとひどい事になっているところへ
大国主命が通りかかって蒲の穂でさすって治した。
という話。
さて、ここで、ウサギは悪い奴だったんだろうか?
それとも、向こうに渡りたい一心で、ちょっと嘘をついただけのかわいそうな奴だったんだろうか?
ワニは、嘘をつかれて、一族郎党から友達を集めて並ばされ、踏んづけられたのだから
メンツは丸つぶれで怒るのは当たり前だろうね。
今ではウサギ=「かわいい」なんだけと、
???ほかの物語を見てみよう。
このウサギはカメを馬鹿にして、カメに負けた。
自分の能力を鼻にかけるちょっと嫌な奴。
一方で「かちかち山」
一見おじいさんの敵討ちで狸を懲らしめる、正義の味方。
確かにおばあさんを殺したタヌキが悪人で、それの敵を討ったウサギは正義の味方。
なのですが、どうも見方によっては、このウサギ、しつこい。
非力故か、見方によってはちょっと悪計にたけている。
ということで。
でも、ウサギの話はいっぱいあって、キャラクターイメージを統一はできないなぁ
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