ナースの常識!?医者の非常識!?南淵 明宏中山書店このアイテムの詳細を見る |
病院を指す英語「ホスピタル」とは、「もてなしの家」という意味。
そこのお客であるゲストは患者さん。
そしてその家の主は、南淵医師は自ら医者ではなく看護師だといっている。
医師は雇われた料理人。
その料理人を厳しく教育し、上手く使いこなし、ダメなら放り出す。
これが医療を支えるホストとしての看護師の役目だと言うことです。
この本は看護師雑誌の連載をまとめたものですが、一般の人も面白く読めると思います。
病院のレベル=看護師のレベルです。
看護師の動き・言葉・話し方・言われなくても痒いところに手が届く心遣い・目配りで病院のケアレベルがわかるのは事実です。
ですからどんなにすごい腕の先生がいても、その先生の腕だけではいい病院にはならないんです。
でもいい先生のところは、決まっていいスタッフであることが多いです。
だから「スタッフ教育が上手い先生=いい先生」だと思っています。
私もスタッフ教育には、看護覚え書などの看護師のバイブルも使います。
自分が元看護師であったこともありますが、看護師としてのトレーニングは、お山の大将である治療者には必要だと感じています。
自分自身も、お山の大将になっている自分を常に振り返る材料として、看護師時代に買った本を読み返しています。
この本を読んで、またバイブルを読み返したくなりました。