 | 世界一しあわせな国 ブータン人の幸福論 |
| ?永正明 | |
| 徳間書店 |
近年、世界一幸せな国として有名になった国、ブータン。
昨年、若い第五代国王が奥様を連れて日本に来られ、そのルックスと心遣い、優しさからさらに日本人が興味を持つこととなった国、ブータン。
ブータン人がなぜこんなにも幸福感に満ち溢れているのか、本書では多くのブータンに住む人々の言葉を紹介しています。
「自然や家族と共に暮らせて幸せ」「周りの皆が幸せなら私も幸せ」、幸せとはお金やモノがもたらすのではないという価値観が伝わってきます。
誰が教えるわけでもなく、こういう環境に生まれ育つ中で、自然とブータンの価値観が身についていくのでしょう。
経済の発展だけが全てではない、精神の豊かさを大事にする国。
最近は近代化も少しずつ進んできているようですが、この心を大切に発展していって欲しいですね。
この本を読んで「幸せって何だっけ？」と見つめなおす良い機会になればいいかな、と思います。
