マンガでわかる 百人一首 | |
あんの秀子 | |
池田書店 |
百人一首は、その歌が詠まれた時代から離れた江戸時代にも、少女たちの間で大人気でした。
美しい少女が勉強机の上の「百人一首」の本に手を置いて、しどけないポーズを作っている浮世絵があり、それで知りました。
かるた遊びというよりも「恋の歌」として親しまれていたようです。
現代もお気に入りのアーティストによるラヴ・ソングに夢中になる女の子が多いわけで、いつの時代も同じなのですね。
百人一首も、背景がわかると一段とおもしろくなります。
もちろん「ちはやふる」でおなじみの競技かるたともなると、「歌」として親しむよりも「勝負の世界」になる選手たちも多いのでしょうが・・・やはり歌は歌です(^^)
日本人ですからね、歌の意味をわかってこそですよね。
歌を詠む人の背景も、その歌の意味も、この本があるとぐっと身近に感じます。
「ちはやふる」と併せてお読みになるといいかもしれません。