うつ・統合失調・認知症は、まとめて精神病と呼ばれます。
精神病は一時に比べれば、社会的認知度もあがり、奇異の目で見られることも少なくなりました。
とはいえ外傷にくらべると見た目が分かりにくく、患者の状態もわかりにくいので、精神病と診断された患者の脳を画像診断で確認できる撮影法を発見したという点で、この本は画期的だと思います。
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うつ・統合失調・認知症は扁桃体・海馬の萎縮であり、傷は決まった部位に出現するそうです。
著者は、認知症の9割は脳を使わないためおこる「廃用性症候群」に位置づけています。
「脳の傷をふさげば精神病は治る」という言葉は、患者にとって大変な励みになります。
周りから「動けないのは、精神がたるんでいる」と言われても、本人にとってみれば症状は現実のものです。
画像による診断は患者の愁訴の裏付けとなります。
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著者は「バナナを食べて走りなさい。」と、トリプトファンの原料の摂取と運動を推奨しています。
ドーパミンは神経毒で、うつと関連があるといわれています。
精神の安定にはドーパミンとセロトニンのバランスが必要不可欠。
トリプトファンは主にセロトニンの材料になります。
またトリプトファンとビタミンB6は脳の傷を塞ぐ神経核細胞の原料。
そして神経核細胞を作り出すためには運動が重要なのです。
神経核細胞が生成されることで、脳の傷が癒えていくわけです。
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治癒の判断は、MRI写真と血液中のセロトニンとドーパミン濃度で行うため、患者が治療の効果が確認でき、自信を持って社会復帰できるというのも画期的です。
もちろん全ての人に対応できるとは限りませんが、一読の価値ありと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_night.gif)
精神病は一時に比べれば、社会的認知度もあがり、奇異の目で見られることも少なくなりました。
とはいえ外傷にくらべると見た目が分かりにくく、患者の状態もわかりにくいので、精神病と診断された患者の脳を画像診断で確認できる撮影法を発見したという点で、この本は画期的だと思います。
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うつ・統合失調・認知症は扁桃体・海馬の萎縮であり、傷は決まった部位に出現するそうです。
著者は、認知症の9割は脳を使わないためおこる「廃用性症候群」に位置づけています。
「脳の傷をふさげば精神病は治る」という言葉は、患者にとって大変な励みになります。
周りから「動けないのは、精神がたるんでいる」と言われても、本人にとってみれば症状は現実のものです。
画像による診断は患者の愁訴の裏付けとなります。
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著者は「バナナを食べて走りなさい。」と、トリプトファンの原料の摂取と運動を推奨しています。
ドーパミンは神経毒で、うつと関連があるといわれています。
精神の安定にはドーパミンとセロトニンのバランスが必要不可欠。
トリプトファンは主にセロトニンの材料になります。
またトリプトファンとビタミンB6は脳の傷を塞ぐ神経核細胞の原料。
そして神経核細胞を作り出すためには運動が重要なのです。
神経核細胞が生成されることで、脳の傷が癒えていくわけです。
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治癒の判断は、MRI写真と血液中のセロトニンとドーパミン濃度で行うため、患者が治療の効果が確認でき、自信を持って社会復帰できるというのも画期的です。
もちろん全ての人に対応できるとは限りませんが、一読の価値ありと思います。
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![]() | 心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る田辺 功,松澤 大樹西村書店このアイテムの詳細を見る |