がんに生きる なかにし礼著 小学館 2018年
がんは人を成長させる。
なかにしさんのがん治療と言えば 食道がんを陽子線治療で治した方として有名になった。
確かに、一度は完全寛解した。その日なかにしさんは人生のハレルヤと喜んでおられる
しかし
二年半後に同じ場所にガンが現れたらしい。今回はガンの手術をしなければならない、そして手術を受けられた。
彼は若い頃から多くの本を読んで、 バルザック26巻を全巻読破し、ドストエフスキーも全巻、カフカ、トルストイ、日本人のものなら鈴木大拙
そしてガンになったことで深い思索をしておられる、己れを知り そして成長する、機会である 残された人生で私の使命は。 生きるとは 死とは 。一期は夢よ、ただ狂え。
なかにしさんの目指した使命について書くことは出来ない〜〜 長くなり過ぎるので。
私も同じガン食道癌になりながら、彼には遠く及ばない しかし人生に対する考え方が変わったのは確かだ。