サ・高・住のホームから
こんな本読みました。
井上ひさし著 十二人の手紙 中公文庫
全部手紙文から成り立っております。もちろん手紙から立派な物語が成り立っています。12編です。
そして最後に思いがけないどんでん返しがあります。
矢張りそのへんが井上ひさしさんの冴えている点でしよう、
私が感心したのは「赤い手」 公的な証明書 例えば出生届 転入届ようなありふれた書類を順に並べて行くだけで、ある女性の一生が浮かび上がってくるのですね。 目から鱗でした。
市井の人々を描きながら 人間のおかしさ 哀しさ いとおしい気持ちを浮き上がらせております。
おもしろかったです。
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