１２月３０日（火）

　ワタシの実家の年末恒例お餅つきの日。



実家では、廊下(とはいってもウチのキッチンくらいの広さ)にルークスペースを作った。
寝るのも、ソコ

ウチの実家は、来客が多い。

田舎なので玄関チャイムとかインターフォンとか使わないで、
「お花持ってきたよー」
って感じに、みなさん直接玄関ドアを開けて、大声で用件を叫ぶ。


その時のルークは、
おすわりをして、ちょっと胸張りポーズで、でも愛くるしい目線で、
お客様をお出迎えする。

そうすると、だいたい、
「かわいい～ヌイグルミみたい～」
と、これまただいたい６０歳過ぎたおばあちゃんたちが乙女な雰囲気の声をあげる。
そして、たまらずルークの所に来て、ナデナデする。

褒められている事が充分わかっているルークは、コレに味をしめた様子で、
誰が来ても、愛くるしい目線でお出迎え

ワタシとポンちゃんとは、白目をむいたブサイクな顔でガウガウ遊ぶのに


中には、
「可愛いし子犬ってわかってても、こんなにデカイともう怖い」
という人も、現れだした。

体重を量ってはないけど、
「昨日来たときより、もう大きいみたい」
と、母もモモ太郎を思い出しながら言った。

１２月２９日（月）

いつもどおり早起きをして、いつもどおりルークのごはんとトイレをして、
ワタシの実家へ帰省する準備にとりかかろうとすると、
どういうわけだか、今日に限ってルークがこまったチャンに大変身

寒いだろうと思い、
断熱材代わりに厚手のレジャーマットを敷き、その上にこたつマットっぽいのを敷いてあった。
ソレを、穴掘りのようにして手繰り寄せ、
レジャーマットをむき出しにし、
どういうわけか、ソレを食べた　←赤ちゃんだから食べ物には気を使ってるのに

気がついてスグに、ルークの口を２人がかりで開けて、
中の異物を取り出したけど、その、取り出したレジャーマットの破片を、
元々のレジャーマットにパズルのように組み合わせても、なんか足りない


「まあ、これくらいなら大丈夫だと思うよ。」




なんとか出発をして岡崎で１回目の休憩をした時、
朝ごはんと共に、誤飲したレジャーマットがルークのお口から出てきた。

「コレで、全部でた。もう大丈夫だな。」　←いつも冷静


本当に大丈夫で、その後３回休憩をしながらワタシの実家へ行ったけど、
元気なまま、無事帰省できた。

途中休憩の公園では、大きな名前を服に貼り付けた乳母車を押したおばあちゃんに、
急になでられそうになって、ワタシが慌てたけど、
ルークはまたネコをかぶって、ペロペロとおばあちゃんの手をかわいらしくなめた。



そして、実家に着いたら、
「かわいいね～」
「モモ太郎の手はもっと太かったぞー。そんなに大きくならんな～コイツ」
とか何とか言われながら、激しく可愛がられた
その為か、更に激しく可愛らしくネコをかぶった。



「オレも、もう一回モモ太郎と同じ犬が飼いたいんだー」
と、ルークと遊んだ為に、ますます熱い気持ちになった父（←ワタシと似ている）
「そんなにスグに次の犬を飼うと、モモ太郎がかわいそうだから、ダメ」
と、スグに兄その２に反対された。

・・・ビターアップル。

ルークは、カミカミ王子　（←歯がカユイらしい。）
というか、そんなカワイイ感じではなくて、がっつり噛み王子

ソレをさせないために、
噛んでいいものとして、おもちゃを与えたり、
噛んではいけないものとして、そういう物にはビターアップルをスプレーしている。

苦いので、うっかり噛むと
「ケフッ　ケフッ」
と、首を横に振ったり水を飲んだり大騒ぎになる。


ワタシの手も、噛む対象になっている
なのでビターアップルをスプレーしてみた、１週間くらい前に。
そしたら、ワタシの手がかぶれた。
そのうち治るだろうと受診しないでいたら、赤く腫れあがって熱をもちだした
痒みはそれほど強いとは自覚がなかったけど、
「さっき、また掻いてたね・・・。」
と、チェックされるくらいになっていた


こういう時に限って、年末。


ジャスコの薬局の薬剤師さんに相談して、軟膏を買った。

「あー、コレ」

薬の注意書きを見ていたら、成分が見覚えのある副腎皮質ホルモンだった。

「植物性だから肌に優しいわけではないから、気をつけて」
と、薬剤師さんが言った。
コレも、聞き覚えがあるお言葉。


ワタシは肌が、ワタシが思っているよりどうやら弱いので、
今までにもキレイになるハズの化粧品で、顔が腫れたりブツブツができたり
こんな感じで、過去に皮膚科のお医者様には色々と教えてもらっていたのに、



ビターアップルに関しては、うっかりしていた

だって、化粧品じゃあなかったから