毎年お声をかけてくださる、バリアフリーワーキングの皆さんと
今年も一緒に市内の中学校へ出かける予定です。
バリアフリーワーキングの皆さんの体験は、とても勉強になります。
私も前に一度、「車いす」に乗って体験したことがあります。
車いすを押すのは、昔、5歳まで子どもが車いすに乗っていたし、ヘルパーの資格を取るときにも勉強しました。
でも、実際に自分が車いすで移動するという立場を体験してみて、初めて感じる気持ちは「え!ー」ていう衝撃と新鮮です。
「こんな段差が自力でクリアできない・・・」と。
その立場になってみなければわからないことがたくさんあるんですね。
中学生の皆さんが和やかにでも真剣に体験する姿は、親の気持ちとしてうれしくなります。
我が家の障害のある子どもの兄弟(健常者)が中学生の時にも、そんなチャンスがあったら、
大人になる過程で何かを考えるいいチャンスになったかな・・・と
知的障がいの妹のいる生活だけでも十分なのかもしれないけれど・・・
そういえば、とても昔、
キャラバン隊いちょうの講演へ行った場所で、最後に皆さんにアンケートをなんでもいいので記入してもらうのですが
疑似体験をした中学生のアンケートの中に
「もうおなか一杯・・十分・・」って書いてくれた生徒さんがいました。
知的障がいの講演は・・もういい?、それとも・・どちらにしても
なにか、かんじてくれたのではないか!!と。
講演の内容をずーと覚えていてほしいわけではないのです。
なにか一つ、講演を見てくださった人が心に感じてくれたら、それが一番うれしいです。いつも講演依頼にお声をかけてくださる団体の皆さまに感謝しています。
皆さん元気に朝早くから車いすや備品の搬入など子どもたちのために動かれています。
今回は短い時間ですが、時間を作って参加してくれるメンバーが必ず、前に立って、「話す」場面を大切にしています。
はじめはドキドキですが、そんな経験が自信につながり、キャラバン隊いちょうのパワーアップにつながります。