マニュフェストの取り扱い方法がよくわからない..
と後輩から相談を受けました。
私もマニュフェストについて、 最初は全然理解できなかったので、この記事では産廃マニュ
フェストの基礎について解説していきます。
まず、マニュフェストとは、産業廃棄物を出した事業者や処理委託をした業者が、産業廃棄物を契約通り適正に処理しているかを確認する仕組みが、産業廃棄物マニュフェスト制度になります。
マニュフェスト= 産業廃棄物管理票
マニュフェストの基本的な流れは以下の通りです。
① 搬出事業者(元請け)がA票を持ち、それ以外を収集運搬事業者に渡す
②収集運搬業者がマニュフェストを受け取り、控え (B1) を保管、 運搬が終了したら、
B2票を搬出事業者に返送
③ 処分業者が残りのマニュフェストを受け取り、控え (C1票) を保管し、処分が完了し
たらC2票を運搬業者に渡し、処分が完了したら搬出事業者にD票を返送する(E票は最終処分終了後、 元請けに返送)
最終的に各自が持つ票を整理すると以下の通りです。
最終的に事業者が持っておくもの
搬出事業者(元請け) A票、B2票、D票、E票
収集運搬業者 B1、C2票
処分業者 C1票
また、マニュフェスト保存期間と返送の期限が法律で定められています
マニュフェストの保存期間
マニュフェストは5年間の保存が義務付けられています。
返送期限
B2およびD票 90日以内
E票 180日以内
また、マニュフェストは1年に1回事業者は提出が必要です。
提出を怠ると罰則があるので注意しましょう。
以上、 産業廃棄物マニュフェストの基本について解説しました。