昨日、日比谷シャンテで「ライ麦畑の反逆児」という映画を見てきました。
小説「ライ麦畑でつかまえて」の作者で、今年生誕100周年というJ.D.サリンジャーの伝記的な映画です。
この小説は2年前くらいに読みましたが正直、小説自体はあまり心に残っていませんでした。世の中がとにかく嫌で嫌でたまらない少年の家出物語なのですが、主人公の厭世具合が現実離れしていてうまく感情移入できなかった記憶があります。ただ、映画で扱われている著者のサリンジャーの、作家としての苦悩や栄光にはとても興味がありました。
映画を見て、というか予告を見た段階から、思っていたのですが、
不採用を受け続けても書き続ける作家の苦悩は、結果が出るかわからなくても研究し続ける博士課程あるいは研究者の苦悩に通ずるものがあるような気がして、途中、とても深く共感しました。それでも書きたい(研究したい)ことがあるからやり続ける というとこまで含めて。
今でこそ全世界で6500万冊という世界的ベストセラーの著者であるサリンジャーですが、若いころは不採用の連続だったようです。「ライ麦畑で・・・」には、当時サリンジャーと父親との間にあった軋轢や、社会への違和感が色濃く投影されているようです。
また、第二次世界大戦に徴用され、ノルマンディー上陸作戦に参加しながら、戦地でも「ライ麦畑で・・・」を書き続け、逆にそれを書き続けることが、地獄的な状況で彼を支えたそうです。小説のはむしろ軽快な口調の印象だったので、そのような重い背景があったとは全く思いもよりませんでした。(1回見ただけでは記憶が弱いのでDVDになったらもう一回見たい)
この映画を見てもう一度ライ麦畑でつかまえて を読んでみたくなりました。
小説「ライ麦畑でつかまえて」の作者で、今年生誕100周年というJ.D.サリンジャーの伝記的な映画です。
この小説は2年前くらいに読みましたが正直、小説自体はあまり心に残っていませんでした。世の中がとにかく嫌で嫌でたまらない少年の家出物語なのですが、主人公の厭世具合が現実離れしていてうまく感情移入できなかった記憶があります。ただ、映画で扱われている著者のサリンジャーの、作家としての苦悩や栄光にはとても興味がありました。
映画を見て、というか予告を見た段階から、思っていたのですが、
不採用を受け続けても書き続ける作家の苦悩は、結果が出るかわからなくても研究し続ける博士課程あるいは研究者の苦悩に通ずるものがあるような気がして、途中、とても深く共感しました。それでも書きたい(研究したい)ことがあるからやり続ける というとこまで含めて。
今でこそ全世界で6500万冊という世界的ベストセラーの著者であるサリンジャーですが、若いころは不採用の連続だったようです。「ライ麦畑で・・・」には、当時サリンジャーと父親との間にあった軋轢や、社会への違和感が色濃く投影されているようです。
また、第二次世界大戦に徴用され、ノルマンディー上陸作戦に参加しながら、戦地でも「ライ麦畑で・・・」を書き続け、逆にそれを書き続けることが、地獄的な状況で彼を支えたそうです。小説のはむしろ軽快な口調の印象だったので、そのような重い背景があったとは全く思いもよりませんでした。(1回見ただけでは記憶が弱いのでDVDになったらもう一回見たい)
この映画を見てもう一度ライ麦畑でつかまえて を読んでみたくなりました。