毎日ココさん ココ惚れ日記 in Texas

元保護犬ココさんとのアメリカ犬連れ生活記。

FDAから出たノミダニ薬の副作用のお話

2018-09-22 | ワンコとサイエンス

今日のお天気 ただいまの気温21度

 

今日はココさんはバトラー君家にカットに行く予定、パンさんもお出かけなので、久しぶりにマルさんだけがお留守番となります。

 

さて、昨日の夜にこちらのニュースで流れて来ました。

ノミダニ薬がワンコ&ネコさんに健康被害の恐れがあるとFDA(Food and Drug Administration、アメリカ食品医薬品局)からの注意喚起が出たそうだ。

 

“Isoxazoline products have been associated with neurologic adverse reactions, including muscle tremors, ataxia and seizures in some dogs and cats”

「イソオキサゾリンを含む薬品は、一部の犬、ネコでの神経系の副作用(震え、運動(歩行)失調、てんかん発作)をおこす可能性がある」

ちなみにFDAが認可している薬品でIsoxazolineが含まれているのはBravecto (Merck Animal Health)、 Credelio (Elanco Animal Health)、 Nexgard (Merial)、 Simparica (Zoetis)の4種類。

いずれも日本でも販売している動物用医薬品ですね。

 

これだけ聞くとマジ?と思うのですが、FDAはさらに続けて

"these products can and have been safely used in the majority of dogs and cats"

「これらの薬品はほとんどの犬、猫では安全に使えるし、安全に使われている」

としています。

 

でも、

"pet owners should consult with their veterinarian to review their patients’ medical histories and determine whether a product in the isoxazoline class is appropriate for their pet."

「飼い主の皆さんは自分の犬、猫の健康状態、病歴を踏まえてイソオキサゾリンを含む薬品の使用が正しいかを獣医師と相談して使用するかどうかを決めましょう」

だそうです。

 

イソオキサゾリン系薬品は無脊椎動物の神経系にのみ作用して殺虫するということで、哺乳類では安全性が高いとされていたので、マルさんとしてはちょっと驚きでしたな。

副作用が起こる発生率のデータを探してみたのだけど見つからず、回収にならずにかつほとんどの動物には安全としているので頻度はとても低いんじゃないかな。

ただ、一つ確実に言えるのはどんなの薬であっても副作用はあるので、ワンコに薬を与える場合には注意しすぎることはないということですな。

ココさん地方はダニーちゃんが媒介する病気が蔓延しているので、ノミダニ駆除薬を飲ませないという選択肢はないのだけど、注意するに越したことはないよね。

 

ちなみに今日はココさんの薬の日です。

 

 

 

ココさん、ユーがオヤツと思っているものは実はお薬なのだよ。