母親の本当の気持ち

母親って子供を産んだ瞬間から
自分の命が続いてる間は
その子の一生を背負う事になる
その子が健康でも不健康でも
それは変わらない
娘は私の可愛い子供
この子供に対しての責任は
子供が大人になって独り立ちしたら
手が離れたら軽くなると思ってた
でもそれは違ってた
他人が増える分
責任も増えることになる
孫が増える分
責任も増えることになる
何てことだ！
母親って損だよね
母親になった瞬間から
自分を犠牲にしないといけなくなる
捧げないといけなくなる
体も精神も時間も
自分自身の全てを子供に捧げる
子供は母親がしてくれるのが
当たり前だと生まれた瞬間から思う
赤ちゃんの頃から体感してるから
その当たり前が
本当は当たり前ではない
母親の本当の気持ちは
子供には分からない
子供が何気なく放つ
矢のような言葉に
母親の心はいつも傷つく
猫のように自分の都合だけで
甘えたり離れたりする事に
寂しさを覚えてくる母親の気持ちも
子供には分からないだろう
孫が出来て
孫と娘を見つめて
私は今自分の母親がどう思って
私を見つめていたかが
今分かる
時間って残酷
こんなに長い時間が掛からないと
分からない気持ちがある
私は母の気持ちを少しづつ理解して
心が苦しくなる
涙が止まらなくなる事がある
私は母と人間同士の
ぶつかり合いをしてきたと思う
自分の気持ちを
本当にぶつけられるのは
子供にとって
母親以外いないだろう
だけどそれは本当に残酷な事
母親は子供が可愛くて仕方ない
子供は母親にとって愛情の対象の塊
その子供が母親に刃向かう時が
どうしても来る時が来る
言ってはいけない
してはいけない
そんな事を子供は母親に対して
平気でする時が来る
結婚も自立もそうだろう
子供が母親から離れて行く瞬間
母親の心に大きな穴が開く
その穴は絶対
自分の子供以外埋められない
それが分かるまで
こんなに長い時間が掛かった
私は母が大好きだった
母を大事にしてたけど
それは子供としての立場からの
大事って事だと気付いた
母親の立場としての大事にするって
もっと違う方法なんだよね
本当に母親って大変
自分を子供の為に犠牲にする
その犠牲はどれだけしても足らない
私は母にもっともっと
甘えておけば良かったって思う
もっともっと大事にしとけば
良かったって思う
私の母親は早くに死んでしまったから
今生きてる母親を持ってる子供は
母親を大事にして欲しいと願う
母親がしんでしまったら
何もしてあげられないのだから
母親から何も
して貰えなくなるのだから
母親は大変な思いをして
自分の子供を産む
この産む行為が
母親と子供を強い絆て結ぶ
ヘソノヲのつながりが
母親と子供のつながりを強くした

母が生きていたら
私はそれだけで良かったのに
母親の存在だけで癒されていたのに
そう思うと
又涙が溢れて止まらなくなる
子供は一生母親を欲するんだろうね

死んだら母に一番に会いたい
だけど娘の為に
私は1日でも長く生きていたい
娘に迷惑にならない母親で
長生きしなくちゃねと思う

こんな時間に
号泣してしまった

涙を流すと
心が軽くなるんだって
たまに泣くと良いんだって

母を思うと涙が溢れる
それは子供としての私の心
大好きだった母に会いたいなぁ