ただ日常をダラダラと‥

立川談志独演会  よみうりホール

聴きに行きましたよ、数年ぶりに。
チケットは買い損ねたので、ヤフオクのネットダフ屋から買いましたよ。
最近は人気落語家のチケットもプレミアが付くようになったのね、嬉しいことなのか、悲しいことなのか。
やはり、悲しいことなんだろうな。いくらブームと言ってもそれは如何なモノかと思う。
需要と供給のバランス。まあ、アタシみたいにダフ屋から買う者の責任も大きいが‥。
それでも立川談志を聴きたい、観たい。

のっけから談志師匠は体調が悪い、何を見てもつまらない、物が食べられないと言う。
今年の始めに喉頭ガンの手術をしたのだからしょうがない。
談志師匠は昭和11年生まれ、アタシのお袋と同い年だ。
今の年寄りは昔の年寄りと違いで見た目も気持ちも若い。
しかし、体力の限界は誰しもある。往年に比べると勢いがない。(当たり前だ!)
大昔、志ん生が高座で寝てしまい、客は「そのまま寝かしといてやんな。志ん生が高座で寝てる姿なんて滅多に見られねェ!」と言い寝かし続けてあげたそうだが、談志師匠のそういう姿を見る日も楽しみっちゃあ楽しみだ。


演目は「二人旅」と「粗忽長屋」。
「二人旅」はサラッと演った感じ。
「粗忽長屋」は師匠の十八番。知ってる?この話。
粗忽者が自分の遺体と対面する話で「待てよ、この自分の死体を抱いている自分は誰なんだ?」がサゲ。
談志師匠曰く「イリュージョンの話」
流石に十八番なだけあり旨く演ったのだが、やはり、勢いがない。
実は「粗忽長屋」はアタシが20年ほど前に初めて生で談志師匠の落語を聞いた時のネタで終わった後はこのまま楽屋に押し掛けて弟子にしてもらおうか?と真剣に思ったほど。
まあ、良い。談志師匠の落語を生で聴けるだけで幸せなんだ、アタシャ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ちょっとイイ話」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事