東京では「お盆」のこの時期、必ず見たくなる映画
それが「異人たちとの夏」です。
何を隠そうこの映画こそアタシの好きな日本映画の第1位なのです。
(ちなみに2位は「のようなもの」3位は「ゆきゆきて神軍」)
公開は今から丁度20年前の1988年。
アタシは山田太一の原作本を読み感動し、映画が作られたと聞いたので
早速観に行ったのだった。
ストーリーはってえと離婚したばかりのシナリオライター(風間杜夫)が
数年ぶりに立ち寄った生まれ故郷の浅草で自分が12歳の時に
交通事故で亡くなった両親(片岡鶴太郎、秋吉久美子)と出会う。
それに謎の女性(名取裕子)がからみストーリーは進む。
確かに20年ほど前の浅草はまだこんなファンタジーがあってもおかしくない街だった。
中でも父親役の片岡鶴太郎が粋でイナセなイイ味を出してるんだよな。
「浅草は夜が早くてしょうがねえ、10時を過ぎたら何もありゃしねえ。」
「いい歳して忙しがってんじゃねえよ、歳喰って遊んだってつまんねえぞ!」
ってセリフが好きだ。
当時は鶴太郎はまだスカし始めたばかりで鼻持ちならない奴(今でもそうだが。)だったが
この映画の鶴太郎は好き!(さすがアタシの中学の先輩)
ストーリーは切なく甘く悲しくやるせなく進み、終盤、親子の別れの浅草のすき焼きの今半別館のシーン。
消えて行く両親に風間杜夫が涙ながらに礼を言うシーン。
「ありがとう‥ありがとうございました‥。」
何回観ても泣けてしまう。(アタシは観る度に泣いちゃう!)
昨夜、このDVDを観て泣いていたら妻が馬鹿にした顔でアタシを見てやがった。
アタシはこのシーンは日本映画屈指の名シーンだと思うぞ。
機会があったら是非観て!絶対泣けてきますって!
「お盆」の時期にお薦めの名作です。
コメント一覧
ヒデ→よこ
よこ
最新の画像もっと見る
最近の「DVD」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2007年
人気記事