これは電池で尾びれが動いて泳ぎ、背中から潮を吹く今から50年近くのオモチャなのであります。潮を吹くからって窪園千枝子じゃあないぞ。
何故、こんなモンを持ちだしたかつーとアタシが幼少のみぎりに近所の銭湯に持ってき良く遊んだオモチャだからなのであります。
ウチはアタシが小学校に上がるくらいまで家風呂が無く、ウチから徒歩数十秒の大盛湯に家族で通っていたのであります。アタシは小さかったので母親に連れられ女湯に入浴していたのであります。当時の銭湯には赤ん坊の御守りや小さい子供の着替えのお手伝いをしてくれる若いオネエチャンがいたのです。往年の人気テレビドラマの「時間ですよ。」の浅田美代子がヤッた役みたいなモンだな。当時は女性は入浴料金の他に洗髪料金を取られたのも懐かしい。頭を洗う女性は番台で洗髪料を払い洗髪札をもらっていたのだよ。
風呂から上がると大盛湯の前には氷屋があり、毎回では無かったがアイス(アイスクリームではなく、あくまでもアイス)を買ってもらい火照った身体にヒンヤリして旨かったな。
そして件のイルカのオモチャ。これは当時流行っていた海外ドラマ「わんぱくフリッパー」にあやかったオモチャなのだが、これを湯船に浮かべ泳がせ潮を吹かせ随分と楽しんだモンよ。今では別の潮を吹かせたりするが。
で、チト前の10月末日に思い出がパンパンに詰まった大盛湯が廃業してしまいました。
どれもこれも楽しくチト切ない遠い昭和の思い出。
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