昨日の夕方、何気なく普段は見ない夕刊のテレビ欄を見たら5時からの報道番組に「サンカ」の文字が‥!
テレビで、しかも夕方の番組で「サンカ」が大々的に取り上げられるのは初めてではないかしら?
聞いたことのない言葉だと思う人も多いだろうが、サンカは漢字で書くと山窩。
一所不住、箕直し(竹細工)を仕事に家族単位で全国を歩き回り、各地で「セブリ」(テントの様なモノ)を張り生活していた戸籍も持たない山の民。
日本のジプシーとも言われている。
ウメガイやテンジンと呼ばれる独特な道具や固有の文字などサンカだけの文化があったという。大和朝廷以前の原日本人だとの説もあるがそれはチト、眉唾だ。
サンカを初めて本に記したのは博物学の大家、柳田国男。
その後、三角寛の独壇場になり、彼の著書はかなり多いのだが、この三角氏、検証してみるとヤラセが多い‥。
アタシ、サンカに詳しいでしょう?
チツは1997年発売の今は無きサブカル誌「GON !」4月号でサンカが紹介されて以来、興味を持ちサンカの記述がある本をほとんど買い漁り貪るように読んだの。いずれ、サンカに対するフィールド・ワークをしようと思っていたけどスノードームが忙しい?ので忘れていたのだよ。
サンカに興味を持った人は廃盤になってはいるが、ヤフオクで容易に入手出来るショーケン主演の映画「瀬降り物語」を観るのがヨロシ、1番分かりやすいサンカ像だ。藤田弓子がオッピャイ出しているでよ。
小説だと五木寛之の「風の王国」「戒厳令の夜」がヨロシおます。
で、件の報道番組、昭和30年代に社会に「トケコミ」し姿を消したサンカの末裔を追いインタビュー。その他に、つい最近まで福島でサンカを見たと情報を受け取材するが消息不明とのこと。
以上は数年前に既に発刊された本に載っていることなので内容は今更どおって事はなかったのだが、昭和25年のニュース映画の映像が残っていてその当時のサンカの生活ぶりが映っていたのはビツクリ!
写真では見ていたが、動くサンカが見られるとは思わなんだ。お陰でアタシのサンカ熱も沸々と再燃して来そうだ。
「元サンカは今、関東にいくらでもいる。」
これはアタシが最後に読んだサンカ本「サンカの真実 三角寛の虚構」筒井功・著(2006年発刊)の帯に書かれていた言葉である。
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