たべもの日記

たべものとその他雑記。

豆柴ヒメと思い出

2019-05-18 17:35:00 | 日記
高校卒業して一人暮らし始めるまで、実家の豆柴ヒメの世話はずっと自分の担当だった。
朝の散歩とエサやり、夜の散歩とエサやり、犬小屋の掃除もほとんど自分がしていた。
受験の時も。
両親共働きで、しかも二人とも朝早くて夜遅い仕事だったから、自然と犬の世話も猫の世話も自分の担当になっていた。
 
高校の時なんか自分の弁当も作ってたから、朝は大忙し。
朝起きたらまず猫の世話して、自分の弁当作って、そうしたらヒメの散歩に出かける。
小一時間ほどでさっさと散歩終わらせて、エサやって小屋軽く掃除して少しブラッシングしてやって、あとは自分がシャワー浴びて支度して学校行ってた。
ゆっくり朝メシ食う時間なんかありゃしない。
 
学校から帰ると、今度は休む暇なく夜の散歩。
こっちは特に時間制限ないのでたっぷり散歩して、帰ったらブラッシングしてエサやって、軽く遊んでやって。
もちろん、それが終わったら猫の世話もしてた。
今考えたら、よくこんな事毎日してたなと思う。
動物と接することで、癒されていたんだろうか。
 
そういえば、ヒメは散歩の時、必ず自分の横について歩いていたな。
特に教えてないのに、かしこい豆柴だった。
そんなヒメも、14歳くらいで旅立っていった。
雪の降る、寒い夜だったとのことだった。
 
その後すぐ、友人の家で生まれたという離乳したてくらいの犬が、実家にやってきた。
猫もすでに旅立って久しかったので、今度は家の中で飼うのだと、両親は嬉しそうだった。
その犬…なんと、セントバーナード。
家の中で飼うってか。
確かに、田舎の広めの一軒家でしたけどね。
それにしたって、家の中で飼うってか。
セントバーナードだよ。
あの、ハイジの犬だよ。
最初は冗談かと思ったが、実家に帰った時本当にいてめちゃくちゃ驚いた。
「体長1メートル以上の子犬」がじゃれてくるんだよ。
ちょっとした恐怖。
実家を出ていて本当に良かったと思った瞬間だった。
 
そんな事も、今では良い思い出だ。
犬も猫も両親も実家も、すべて思い出の中。
セントバーナードは生まれた家に戻って行ったんだけど、もう結構な年か、もしかしたらもう旅立ってしまったかもしれない。
みんな、良い思い出をくれてありがとう。
自分は本当に幸せ者だな。


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