

ブログの更新がずーっとストップしていたのと同じくらい、読書もすごく縁遠くなっておりホント久しぶりの1冊となりました。とりあえず帰宅すると、飯喰ってバタバタして寝るだけって感じで・・・。
ずーっとお蔵入り状態だった幸太郎氏の「砂漠」。帯はどこか行ってしまったが、幸太郎氏のサイン入りの初版本だ。MyBookは基本的には全て初版本だが、こういったサイン本は数少ない。
この作品を読んでいると、ホント楽しかった学生生活を思い出す。やはり学生時代は楽しかった・・・そう懐かしめる作品だ。5人のキャンパスライフを面白おかしく描いた力作だ。表題の砂漠は厳しい社会を意味する。なるほど、最近の忙しさはまさしく砂漠・・・特に自分のようにバブル期に学生時代を迎えた自分にとって、当時は周り全てが夢の世界のように見えたものだが、今の学生にとっては砂漠に見えるはずだ。とは言え、内容はそんな悲観すべきものでないし、難解さが面白い幸太郎作品の中では、ホント肩こらずに読めるので、ぜひ娯楽大作として読みふけってもらいたいものだ。