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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「放課後」 東野圭吾

1985年発刊の記念すべき東野圭吾氏のデビュー作「放課後」を久しぶりに手にする。
第31回江戸川乱歩賞受賞作品でもある。
何度読んでもこの作品の静かな緊迫感は嫌いじゃない。女子校が舞台だけあって軽いノリをイメージするが良く出来た作品だと個人的には思う。この作品は「動機」について良く論ざれることが多いのだが、確かにへぇ~こうしたかぁ~?っとは思ってしまうが、当時の女子高校生の印象からいってこれもありかと思う。それよりもラストだ。
乱歩賞受賞の際にも、「動機」と「ラスト」についての評価はかなり割れたそうだが、自分もこのラストはあっと驚くどんでん返しではあるが、いきなりこれはないだろう?っと思ってしまう。読んだことの有る方ならば、好き嫌いは別にわかってもらえることと思う。途中の巧妙な囮アリバイなど良く出来ているのに勿体ない。あのラストはなくて良かったのでは?
今や東野作品のどんでん返しは、愛読者をわくわくさせる完成の域まできているが、何せ「放課後」はデビュー作。あまりにも強引!・・・それでも乱歩賞受賞したのだすごいものだ。
何だかかんだ言っても、個人的にはやはり面白く好きな作品だ。

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