gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

島津MODEL1試聴しました⑥

2022-05-29 10:11:00 | 日記
島津MODEL1試聴しました⑤から1週間経ちました。あれこれ考えている間に、もう1週間も経っていたとは!
さて、70年代オーディオ全盛期を知る年代の方々には、レコード盤、オープンリール、カセットテープ、
そしてFMラジオ等が一般的。音源としてはレコードプレーヤー以外にもいろいろある訳なので、ここではレコード盤に
限って考えていきます。

島津MODEL1 を試聴していた時には、その音源はCDであったり、ネットからの音楽で試聴をしていました。
ですから実際にはレコードプレーヤーからの音楽を聴いている訳では無いため、本当のところはわかりません。
しかし個人的にこのスピーカーは、レコードプレーヤーの音を再生するとき、妖艶なる音楽を奏でるのではないか!
と思わせる何かを持っているように感じました。語彙が不足していて上手く伝えられませんが、
レコード盤にエンジニアが意図して録音した状態のものを、最良の音に変換して届けてくれる、
そんなスピーカーだと思っています。
もちろんコレは私個人の考えであって、聴く人によっては「低音部が鳴って無いじゃないか!」とか、「何処までも続く高音域が出ていない」とか言われることがあるかもしれません。
そういう人にはまた別のスピーカーで楽しまれることをお勧めします。
決っしてこのスピーカーが1番良いと言っているつもりはなく、あくまで、私好みの音なんだ!と伝えたいのです。

レコード盤の低音域はCDのそれとは違って、最低域の少し手前を持ち上げて聴く人にとって量感豊かに聴こえるような
そんなサジ加減を施しているように思いますが、島津MODEL1はそんなエンジニアの意図を汲み、デフォルメすることなく
まるで日本料理の、御膳に並ぶ料理を引き立たせる皿や小鉢の様な、料理を如何に魅せるかを考えられたものと、
ある意味では似ているのかなと思いました。
レコード音源と料理。小皿、小鉢とスピーカー。料理を小鉢に添えていただく事。音楽をスピーカーから奏でさせ酔いしれる事。
そんなふうに考えてしまう私は、ちょっと危ない人なのかもしれません。
当たり前ですが、どんな音源でもそれを聴く人にとって良い感じに鳴ってくれるなら、そのプレーヤーは、そのスピーカーはそれらを聴く人とって素晴らしい品だと思います。

 島津MODEL1   私好みの音を聴かせてくれる1品に出逢えました!。

島津MODEL1試聴しました⑤

2022-05-21 23:10:00 | 日記
前回、島津MODEL1を鳴らすためのアンプ選びを考えたいと書きました。

どんなスピーカーでも、どんなアンプを繋いでみても、音楽を聴くことは出来ます。
なのにアンプを選ぶ というのは意味がないことなのでは?
しかしこのアンプ選びこそが趣味としてのオーディオが成り立っているのでは?と私は考えています。

島津MODEL1。このスピーカーを気持ちよく鳴らすアンプはどういうものがあるのでしょう?
きっとそのスピーカーを鳴らす人の数だけあるのかもしれません。
ですので、ここでは私がこのアンプで鳴らしてみたいと思うモノを紹介したいと思います。

SPECという日本のメーカーのアンプです。
そのなかでも1番安い、RSA-888というプリメインアンプです。(安いといっても30万以上します!)
何故このアンプを選んだのかというと、5年ほど前のオーディオフェアで、SPECのブースで
このアンプと、名前や型番は忘れましたが、北欧のメーカーが作った小型スピーカーとの
組み合わせで、小編成のジャズをBGM的に鳴らしていて、その音楽が実に心地よく聴こえていました。
その時は北欧のスピーカーのことより、SPECというアンプメーカーにココロを奪われてしまったのを
覚えています。それまでSPECなるメーカーなど聞いたことも無かったので、
「こんなに気持ちいい音楽を鳴らすメーカーは、きっとアメリカかヨーロッパのどこかだろう」と思っていました。
が、これが日本製。しかもパイオニアで働かれていた方々の何人かで「自分達の音を」との意気込みで旗揚げされた
メーカーと知って2度ビックリ‼️
デザイン的にも私好み。メーカーとして製品に賭ける想いが溢れていて、そこに感化されたところもありました。
また、これは私が個人的に考えた事で確認もしてはいませんが、このアンプは小型スピーカーをより楽しく鳴らすように
特性を持たせているのでは?と思っています。
それはSPECの中で1番安い製品であるという事。それ程大きなスピーカーを持って鳴らすことはせず
セカンドセットの様にこじんまりと揃えて、小型スピーカーに寄り添うようにして聴くことを想定した作りになっているのでは?
と考えたからです。実際、フェアで聴いたその音はとても良く、楽しく音楽を奏でていましたし、
それ程大きな音では無いのに音のバランスも良く鳴っていたので、多少特性を小音量でも楽しめるようにしているのでは?
ラウドネススイッチなどは無いので、或いは?と思います。間違っていたらごめんなさい🙏。

私は旧タイプの人なので、特性をフラットにして、小音量から大音量まで柔然と鳴らす事はムリなのでは?!と思っている輩です。
もちろん特性をソレなりに持たせる事を否とは考えていません。

要は聴く人にとって このアンプで、このスピーカーで素晴らしく楽しい時間を過ごせること。
其れこそが趣味としてのオーディオだと思っています。
薩摩島津 MODEL1 。 SPEC  RSA-888 。 
この2つは今の私の心の琴線に触れる何かを持つ 素晴らしい品だと思っています。

次回は音の入り口。プレーヤーについて私なりの考えを書いてみたいと思います。







島津MODEL1試聴しました④

2022-05-17 23:04:00 | 日記
島津MODEL1。小さなエンクロージャーで、小さな小さなスピーカーユニット(直径6センチ)。
ここから放たれる音楽には何か人の心をウキウキさせる様な、
得体の知れないパワーが潜んでいるように感じます。
きっとそれは音楽自体が持っているパワーであり、そのパワーをこの小さなユニットが
描き出す能力を持っていて、聴く人のハートを揺さぶるのではないでしょうか。
 
無論、スピーカーだけで音楽を奏でる訳ではなく、アンプの能力も大事だと思います。
MODEL1の能力を無理なく、そのパワーを引き出すアンプはいったい何なのか?

次回は私の乏しくも古い知識からアンプ探しをしてみたいと思います。

島津MODEL1試聴しました!③

2022-05-16 23:08:00 | 日記
島津MODEL1を試聴していて、ふと思ったのですが
車に喩えた方がわかる人もいるかも?知れない…。です。
乗ったことのある方ならわかると思いますが、
ホンダのN ONE2世代目です。軽自動車なのに、リッターカーをも超える
乗り味。勿論660ccしか無いので当然 力がある訳ではありません。
しかし、常識的な運転をする限りにおいて、なんら不満、不足などは無く
快適な走行をしてくれる…。MODEL1も同じで、常識的な音量で音楽を聴く限り
何ら不満なく音楽に没頭できる…。
この例え話、わかってくれるでしょうか?
他に何かよい伝え方が見つかればアップします。

島津MODEL1 視聴しました!②

2022-05-15 16:54:00 | 日記
 今日、またオタイオーディオさんへ伺って島津MODEL1の試聴をして来ました。
今回はより冷静に聴く事が出来ました。
JAZZからポップス、室内アンサンブルやブリティッシュロック等様々な音楽を
聴かせて頂き、少し解ってきた?事がありました。
 試聴室はおよそ30畳位。スピーカースタンドに乗せ(20キロ以上もあるしっかりとしたモノ)
スピーカー間隔は3メートル位。2メートルほど離れての試聴です。
さすがにこれは離しすぎで、なか抜けの音。低音域も聴感で100hz以下は無し。
そこでスタッフの方にお願いをして、間隔を2メートル程に調整して頂き、更に試聴させて頂きました。
今度は中抜けも無く、程よい音量で十分に低音部から高音域まで繋がりました。
そこで少しだけ私なりにわかってきた事があります。
このスピーカーは、レコードの(再生体系に関係なく)録音状態の良し悪しを描き出すように聴こえました。
いわゆる優秀録音などの音質、音場、位相等に気を配ってある物は、その真価を発揮して再生し、
あまり気にもしていない録音などは、まるで出来の悪いモノラルのようにも聴こえました。
つまりは、録音したあるがままの再生能力を持っているように思います。(コレは凄いことです!)

しかしまた、音量も必要以上に上げてはいけないようにも感じました。
ボトミングを起こすことが一度だけあったので、迫力ある音を望む人はよりスピーカーに近づいて聴くことをお薦めします。

私なら、間隔は1メートルから1.5メートル位。視聴距離もスピーカーから1メートルちょっと、
音量は控えめにしても充分満足できると感じました。

ニアフィールドリスニングの筆頭に挙げられるスピーカーだと再認識した試聴になりました。
オタイオーディオさん、ありがとうございました😊。