島津MODEL1試聴しました⑤から1週間経ちました。あれこれ考えている間に、もう1週間も経っていたとは!
さて、70年代オーディオ全盛期を知る年代の方々には、レコード盤、オープンリール、カセットテープ、
そしてFMラジオ等が一般的。音源としてはレコードプレーヤー以外にもいろいろある訳なので、ここではレコード盤に
限って考えていきます。
島津MODEL1 を試聴していた時には、その音源はCDであったり、ネットからの音楽で試聴をしていました。
ですから実際にはレコードプレーヤーからの音楽を聴いている訳では無いため、本当のところはわかりません。
しかし個人的にこのスピーカーは、レコードプレーヤーの音を再生するとき、妖艶なる音楽を奏でるのではないか!
と思わせる何かを持っているように感じました。語彙が不足していて上手く伝えられませんが、
レコード盤にエンジニアが意図して録音した状態のものを、最良の音に変換して届けてくれる、
そんなスピーカーだと思っています。
もちろんコレは私個人の考えであって、聴く人によっては「低音部が鳴って無いじゃないか!」とか、「何処までも続く高音域が出ていない」とか言われることがあるかもしれません。
そういう人にはまた別のスピーカーで楽しまれることをお勧めします。
決っしてこのスピーカーが1番良いと言っているつもりはなく、あくまで、私好みの音なんだ!と伝えたいのです。
レコード盤の低音域はCDのそれとは違って、最低域の少し手前を持ち上げて聴く人にとって量感豊かに聴こえるような
そんなサジ加減を施しているように思いますが、島津MODEL1はそんなエンジニアの意図を汲み、デフォルメすることなく
まるで日本料理の、御膳に並ぶ料理を引き立たせる皿や小鉢の様な、料理を如何に魅せるかを考えられたものと、
ある意味では似ているのかなと思いました。
レコード音源と料理。小皿、小鉢とスピーカー。料理を小鉢に添えていただく事。音楽をスピーカーから奏でさせ酔いしれる事。
そんなふうに考えてしまう私は、ちょっと危ない人なのかもしれません。
当たり前ですが、どんな音源でもそれを聴く人にとって良い感じに鳴ってくれるなら、そのプレーヤーは、そのスピーカーはそれらを聴く人とって素晴らしい品だと思います。
島津MODEL1 私好みの音を聴かせてくれる1品に出逢えました!。