つれづれなるままのシモーネ

つれづれなるままに日暮らし薬あおりて

寒さ

2020-02-15 18:53:00 | 怠さ
日本のこの時期で何をしていても気分良いことなど一切ないのだ。全てが苦痛だ。
 昨年の今頃、那覇を訪れマトリに逮捕されて那覇拘置所に3月半ばまで拘置されることになったが、那覇拘置所の三畳一間の独居房の方が遥かに居心地が良かった。
 余計な物は一切無く、トイレは目の前、食事派目の前まで配膳され、食後に服薬をすれば布団を敷いて昼寝さえ許された。
 風呂は急かされたが、勝手に湯の準備をしてくれるし髭剃りも用意してくれた。タオルもバスタオルも同じ1枚で、洗濯物も独居房で待っていれば勝手に持っていってくれるし、気がつけば畳まれて帰ってきたものだ。
 冷房も暖房も要らず、少し窓を開けて風を感じ雨を感じていればそれでよかった。
 読書カードが配られ適当に選べば本も運ばれ返却の必要もなかった。
 マトリに会うにしても検事に会うにしても弁護士と接見するにしても親父緑色の衣服で済んだ。
 検事に媚び諂う必要も無く、自分より能力が下だと覚れば検事の揚げ足を取り署名捺印も拒否して検事無能力さを煽り検事を逆上させて悦に入っていれば良かった。
 ヒヨドリに蜜柑を与えて戯れることこそできなかったが、那覇の生温かさの方がはるかに居心地がよかった。

 この時期、高級で無くともよいが台北にでも行けばサービスアパートメントでもあるだろうか。

 師匠には年金が月額千ドルあるならベトナムで高級外国人をすればよい、と言われたが、果たして千ドルでどこまで可能であろうか。何も高級な物は欲していない。ただ細かなコミュニケーションも面倒なのだ。

 月額千ドルの年金ならばパナマの年金ビザが取得できるらしい。しかしそうすると医療はどうするのかという問題に直面する。

 アジア諸地域も緩やかに発展していってインフレが起こる心配もある。となれば、日本の115,000円の年金など端金で沈没する可能性もある。

 いずれにせよ気怠いことかこの上なく。

怠さとの闘い

2020-02-15 18:20:00 | 怠さ
コーヒーを淹れて飲みたいなと思う。ネスプレッソではない。コーヒー専門店やスーパーで売っているレギュラーコーヒーを自分で淹れて口にしたい。
 しかしそれをしたらまたくたびれて横になってしまうのではないかと思われて動くに動けない。
 人が訪れればそこまで体調が悪そうには見えない、とよく言われる。
 人が訪れるというのに散らかったままではあまりにも汚いと思うから最低限の見てくれを維持しようとしている。
 人を訪ねれば仕事でもできるだろうにと口にされる。わたしの愛する祖母であるから多少無理をして訪ねているのだが、その気持ちを汲むことは難しいらしい。
 頻繁に上京して仲の良い弟夫婦を訪ね、義妹とは観劇によく行っていたが、ある時から体力を理由について上京をしなくなった。程なくして義妹も世を去った。
 上京できなくなる寸前にまで私の体力も衰えているのだが、そこを察することができないようだ。
 私が祖母の元を訪れても1時間もすれば自室に戻り横になる。食事時になれば出てきて食事を終えて小一時も建てば夜の床に就く。
 通院も面倒がり、外に出るといえば自宅の庭を手押し車に寄り掛かって外の景色を眺めるのみである。
 私もほぼそれと変わらぬ状況であるのだが、自分で車が運転できる時点で祖母からすれば私は至って健康に見えるのであろう。

 この倦怠感。