ダンボールのいろいろ

面白ろ不思議なダンボールの世界へ!!

ダンボールクラフトに見る元国鉄職員の本気

2023年07月20日 | ダンボール
ダンボールで作られているのに、
ダンボールでできているとは思えない
作品を目にする機会が増えてきました。

造形に正解のない世界のなかで、
どの角度を活かすか? という点は、
共通のテーマなのかもしれません。

私自身は学校の美術の授業以降、
モノづくりから遠ざかっているのですが、
それでも、誰かが作ったものを見るのは、
今でも好きです。

それで、先日、
島根県出雲市多伎町で開かれている
とある作品展のニュースを見かけたのです。

作品を手がけているのは
原禎幸さん(68)という方で、
元国有鉄道の運転士を務められていた方です。

ダンボールクラフトで電車を作ること自体は
珍しくないのですが、
ダンボールのライナー(板部分)ではなく、
中しんの波板部分で、
面を表現しているところが斬新なのです。

しかも車輛だけでなく、ジオラマのように、
線路やバラスト(砂利)、橋脚、駅舎、トンネルなども
同様の技法で制作されています。

原さんが運転士として電車に乗っていた頃、
現役だった車輛や線路も、
運行が終了したり、廃線となってしまったりした線路もあるため、
作品全体に、どこかノスタルジックな空気が漂っています。

今後も、山陰鉄道をメインに、制作を続けられるとのことです。


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