東日本大震災から、きょう18日でちょうど100日目となり、
石巻市では市主催の合同慰霊祭が行われました。
石巻市では3000名以上の方が亡くなられたほか、
現在もなお2900名前後の方が行方不明のままです。
ここからの復興支援こそが重要であります。
NPOだんだんカフェも、石巻市のなかでも被害も大きく、遅れた支援状況である雄勝町を支えてまいります。
さて、本日はこのブログをいつも記している「スタッフY」こと、山崎のことをご紹介いたします。
よくボランティアにご協力いただいた方に質問されるのが
「山崎さんって、お仕事はされているんですか？」
「だんだんカフェの社員さんなんですか？」
本業は、広告関係の仕事を自営で行ってまして、だんだんカフェ様は“クライアント”な関係、
広報のお手伝いをしておりでした。
しかし、震災以降、本来のだんだんカフェの活動だった在宅ケア、高齢者支援が休止状態となり、
復興支援がメインとなりましたが、こちらは無償でお手伝いさせていただいております。
では、復興支援をしようと思ったきっかけは何故でしょうか？
震災直後は、何か協力できることがないかと模索していました。
現地には出向けないし、でも何かできないか？と悩む日々でした。
2週間くらいして、ようやく他のNPO様に物資提供したりしたのですが、
そんな矢先に、だんだんカフェ代表の稲垣が、医療チームの一員で現地へ
急遽行く旨が伝えられました。
帰京後は、稲垣の横で支援協力のお手伝いを開始しました。
それと、石巻には知人も住んでいるので、「石巻のために」という思いもあったのです。
幸い知人は高台に住んでいたので、無事でした。
私がお手伝いしているのが、物資やボランティア募集を、呼びかけたり、
チャリティ活動の企画などです。
インターネットでお声がけしてますが、多くの方にご協力いただきました。
物資支援も、ボランティアも、1度だけでなく、何回もご支援いただく方が多いのもうれしい限りです。
私どもは長期的支援を目指してますので、ご理解いただいている方が多く、
またボランティアさんもポテンシャルが高い皆さんが多いのも特徴です。
逆に支援活動していく中で、大変なこととしては、
復興状況が日に日に変化していくので、その辺を把握しないといけません。
昨日と今日、今日と明日でも変化があるわけですから、伝える立場としても気が抜けられません。
支援活動で心がけていることとして、
被災者の目線で皆様に情報を伝えるのも当然ですが、
と同時に、『私でも協力できることがある』という思いにいざなうことも、心がけてます。
先日復興市のお買い物ボランティアの際には、『だんだんカフェさんがきっかけをつくって
くれた』とお言葉をいただいたのが嬉しい限りです。
それと、地元宮城の情報をキャッチすることも大切なので、地元新聞のインターネット版で
情報をチェックしたり、最近行っている「radiko復興プロジェクト」で地元ラジオ局の番組も耳にしてます。
最近、他の避難所の状況もmixiなどを通じて、情報交換しておりますが、
各避難所が抱える問題も伝わってきて、大変参考になります。
ちなみに、特定の避難所、特定地域で支援活動を行っているNPO、ボランティアグループも
少ないようですね。
他のNPOさんだと、複数の被災地、避難所を巡回して支援しているケースが多いようですが、
特定の場所での支援ゆえに復興状況が逐一伝わってくることで、支援しやすいと思います。
それと、よくボランティアさんに質問されるのが、
『稲垣代表はどんなお方ですか？』（笑）
稲垣さんは、20代とお若いのに、リーダーシップに優れてます。
大変キメも細かいですし、行動力もすばらしい。
私も結構厳しいことをいわれたりしますが、支援に全力に取り組む姿勢が十分伝わってきます。
本当は気さくな方ですよ（笑）。
長期ボランティアさんは毎回必ずお見送りしております。
皆さんが、健康に無事で活動できるようにという願いをこめて。
22日には、これまで最多の5名の方が現地へ参ります。時間が経過していく中で、これだけの方が
ご協力いただくのも嬉しい限りです。
私も時折被災地へ出向いておりますが、まだまだ道半ばの状態が続く雄勝町です。
次回7月2日に開催される第2回復興市。
KNT近畿日本ツーリスト様が企画する
「宮城県石巻市雄勝町応援＆ボランティア企画！復興市参加ツアー」にご参加をお待ちしてます。
被災地へ出向くきっかけ、支援できるきっかけがはここにあります。
http://ecc.knt.co.jp/tyoec/ogatsucho/
また7月下旬に、首都圏でだんだんカフェ独自に、復興支援イベントを行う予定です。
詳細は追ってご案内いたします!!
